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振れ幅はそのまま人間の魅力に

皆さんはどんな人が魅力があると思いますか。

一般に,魅力のある人は,特定の傾向や資質を指して「魅力的である」と語られることが少なくありません。

優しい人。
真面目な人。
頭のいい人。
格好いい人。
かわいい人。
しっかりした人。

◇◇◇

でも,私は,特定の傾向や資質が人の魅力を構成するというよりは,様々な傾向や資質の「振れ幅」が人の魅力を構成する大きな要素なんじゃないかと最近感じるようになりました。

例えば,

真面目←→不真面目
しっかりもの←→おっちょこちょい
かっこいい←→かわいい

といった全く別の要素についての振れ幅が人の魅力なんだと感じます。

最近で言えば,こういうことがありました。

私が所属しているオンラインサロン(はあちゅうサロン)に,とっても仕事に情熱的な理学療法士さん(河村由実子さん←リンク先はnote)がいます。日々,仕事に真面目に取り組んでいて,普段の発言も真面目です。

そんな彼女が,最近サロン内で(クスっと笑える)失敗をしたんです。
すると,それが「振れ幅」となって魅力になるんですね。

あるいは,とっても文章を書くのが上手で将来も書くことを仕事にしたいという気持ちを強く持って日々精力的に活動されている方(ゆうゆうさん←リンク先はnote,ブログはこちら)がいます。
人の文章を校閲することにも力を入れていてオンラインサロンでは「校閲部」のリーダーをつとめていらっしゃいます。

しっかりもので,仕事もできて,毎日すごいなあと尊敬しているのですが,やはりクスッとする(ほんの小さな)失敗もたまにあって,それがまた魅力につながっているんだろうなと感じます。

※お二人ともnote(ゆうゆうさんの場合,ブログも)がとても面白いです。リンクを貼ってありますので,興味のある方はご覧くださいね。

私自身も,オンラインサロンのなかでのコミュニティ(お勉強部というものです)を運営していて,日々しっかりとやらねばという思いを持ってはいますが,オンラインでの電話会議システム(zoom)での打合せを寝坊によりすっぽかしたことがありました。

打合せの時間をとっくに過ぎていることに気付き,これはまずいなと思ったのですが,コミュニティにいる仲間からは,むしろ親しみをもったという声を多くいただきました。

昔から「ギャップが魅力である」という言説がありましたから,今私が言っていることは新しいことでも何でもありませんが,最近はオンラインサロンのなかで「振れ幅が魅力になる」ということを再認識する貴重な機会に恵まれています。

◇◇◇

このことを踏まえてさらに考察をしてみたいなと思います。

他人にとって魅力的に映りたいという理由で「こうあるべし」という考えをもつ人がいます。

例えば,デートではかっこよくありたい。大人っぽくありたい。
職場では,ずっとしっかり者でいたい。
友だちには,こう見られていたい。

気持ちはわかります。
他人によく見られたいという気持ちは確かにありますよね。

ですが,あまりその気持ちを強く持ちすぎると緊張して,普段の自分の魅力を発揮できないんじゃないかなとも思うんです。

他方で,先ほど書いたように,自分が「こうあるべし」と思っているのとは反対の方向性に思いっきり転がったとしても,その振れ幅が魅力にうつることはよくあることなんじゃないかと思います。

だったら,人に接するときも,「人間こうあるべし」「こうあったほうが他人によく映る」という鎧を脱ぎ捨てて,息を抜きながらもう少し楽にしてもいいんじゃないかなと思っています。

振れ幅は魅力になる

この言葉は,他人の魅力を発見するときの鍵としても使えますし,自分の心のなかに自然に作られてきた「かくあるべし」という牢屋を開けるための鍵としても使えるのではないか。そんなことを最近は感じています。

ーー

私のツイッターはこちら。
普段はnoteのネタになりそうな真面目なことをつぶやくことが多いけど,たまに「振れ幅」を意識してゆるめのつぶやきをしています。

【おまけ】
(妻と出会った頃のライン。ギャップが魅力につながるって昔から分かっていた件)


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