知ると勇気が出る!「暗殺教室」に学ぶ、社会を生き抜く知恵
誰もが一度は、社会で「うまくいかないな」と思った経験があるのではないでしょうか。今日の投稿が何かの「勇気」を与えられたらと思います。
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各家庭によって違うと思いますが、私の父親はわりと寡黙な人だと思います。
私が子供の頃よりは喋るようになったと思いますが、食卓でもわりと沈黙です。
私の家庭でのコミュニケーションは、基本的には母親とのコミュニケーションが多く、父親との会話の内容はあまり覚えていません。
覚えているのは、居間で一緒にテレビを見ていたときにドラマのラブシーンが流れたときのなんともくすぐったい感覚だとか、高校卒業後に東京に行くのに反対されて取っ組み合いの喧嘩したとか、ラーメン屋で40分くらいラーメンが出てこなくて父が店員に怒っていたとか、そんな話が多いですね。
それでも、いつ、どのような文脈で言われたのかはもう忘れてしまいましたが、父親から言われたことで、ずっと覚えていることがあります。
幼い頃、いろんな意味で劣等感があり、才能のあると言われていた人を羨ましく思っていた時期があります。今でもそういう羨ましさが出てくるときがあるのですが、昔はこういう感情がかなり強かったように思います。
そういう精神的背景があるなかで、私は父親に次のように言いました。
「才能なんて一つもない。なんの取り柄もない。だから頑張るしかないよね。」
それに対して、父親が言った言葉は、次のようなものでした。
「何言っているんだよ。努力できる、頑張ることができるっていうのは、一番素晴らしい才能じゃないか。」
その後の人生において自信を無くしかけたときは、折に触れてその言葉を思い出してきました。そうして、不十分ではあるものの、少しずつ努力していくことができたのだと思います。
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映画「ビリギャル」(主演・有村架純さん)の原作者である坪田信貴さんは、世間的に注目を浴びる「一流の人」について、大変参考になることを述べていました。
これは、坪田さんが、前日に忙しくて1時間しか寝ていないにも関わらずトークショーでお客さんに丁寧に接する有村架純さんの様子を見て投稿した記事です。
最近、メディアに出させていただくことが多くなり、何が一番良かったかというと、
多くの「一流の人」と出会えたことです。
それによって、いろんな共通点を見いだせて、それを多くの人たちに還元できること。
まず、「有名人」や「芸能人」は普通の人です。
「別世界の人間」ではありません。それがよくわかりました。
ただし、ある一面において「普通の人ではない」部分があります。
まさしく、多くの失敗や、経験、叱られたり、嫌な思いをたくさんしてきて、
それを乗り越えてきた場数。努力。それでも前を向いて進み、淡々と、一喜一憂せずに仕事に取り組む姿勢。
それらを持ち合わせています。
要は、「一生懸命頑張る」ということをたくさんしてきたってことです。
そしてある境地に辿り着いているんです。
そういうことなんだと思いました。
だからこそ、人に優しくなれるし、気遣うこともできるのです。
有村架純さんという若手女優がなぜ一番勢いがあると言われるのか、それがよくわかりました。
結局、一言で言えば、「めちゃくちゃ根性がある」んです。
多分、自分ではそうとは思っていないかもしれませんが、本当に芯がしっかりしています。
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「一生懸命頑張る」というシンプルなこと、それを続けた先に道が開ける。
これは、どの世界でも同じだと思います。
もちろん、もともとの資質や環境の影響も0ではないでしょう。
ですが、多くの問題は「一生懸命頑張る」ことによって乗り越えることができるんじゃないか、という気がするのです。
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ただ、「一生懸命頑張る」としても、その対象を間違えないことが必要だと思います。
頑張っても変わらないこともあります。多くは周辺環境であったり、社会環境であったり。
そのときに、自分の努力で「変えられること」、「変えられないこと」を峻別し、「変えられること」についてのみ意識を向けて行動することが大切だと思います。自分で「変えられないこと」について意識を向けて悩んでも世界は一向に変わらないからです。
このことについて、松井優征さんの漫画「暗殺教室」は、重要な示唆を与えてくれています(コミックス20巻より)。
皆さん 先生からアドバイスをあげましょう。
君たちはこの先の人生で・・・強大な社会の流れに邪魔をされて望んだ結果が出せない事が必ずあります。
その時、社会に対して原因を求めてはいけません。社会を否定してはいけません。
それは率直に言って時間の無駄です。
そういう時は「世の中そんなもんだ」・・・と悔しい気持ちをなんとかやり過ごして下さい。
やり過ごした後で考えるんです。
社会の激流が自分を翻弄するならば・・・その中で自分はどうやって泳いでいくべきかを。
やり方は学んだはずです。
このE組で。この暗殺教室で。
いつも正面から立ち向かわなくていい。
避難しても隠れてもいい。反則でなければ奇襲もしていい。
常識はずれの武器を使ってもいい。
やる気を持って焦らず腐らず試行錯誤を繰り返せば・・・いつか必ず素晴らしい結果がついてきます。
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あらためて父親の言葉について思います。
「努力できる、頑張ることができるっていうのは、一番素晴らしい才能」というのはきっと本当で、しかも、それぞれのペースで頑張ることができるというのは、誰もが持っている才能なのだと思います。
それぞれのペースで、皆さんの未来が開かれたものとなりますように。
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