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失敗を過度に恐れる必要はない/おすすめ曲紹介:「BEGIN」SANTAWORLDVIEW

こんにちは。
最近は仕事(本業)が休みの日は、副業の農業の仕事をして過ごしています。
6年前から父が運営している農事組合法人に雇用してもらい、春から秋にかけて農業(主に米作り)に取り組んでいます。
この時期は、本業が休みなら副業の農作業といった感じで、実質的な休みはほとんどなしで過ごしています。
農業を始めたての頃は、右も左もわからず(今もよくわからないことが多いですが)、しょっちゅう失敗しては父に叱られる日々でした。
父に叱られるのは非常に気分が悪いもので、よく落ち込んだり腹を立てたりしていました。特に農業を始めた1年目は、農業を始めたことを後悔するほどでした。
でも、最近は、そんな失敗の経験を、”あの失敗があって良かった”と思えるようになりました。
最初の頃は、父に「〇〇の作業がうまくいかないんだけでどうしたらいい?」「○○の作業はどうしたら上手にできる?」と、よく聞いていました。その時に父によく言われたのが、「やってみてから考えろ」「やってみないとわからない」「やらないと覚えない」「最初から玄人みたいにうまくいくはずがない」という回答でした。
正確なやり方を細かく丁寧に教えてもらえるようなことはありませんでした。心の中で「クソ野郎!」と思っていましたが、今になると、その厳しい回答があったからこそ、自分で考え、自分で工夫して、作業に取り組めるようになったんだと思います。
父は40年近く農業に従事していますが、きっと最初の頃はたくさん失敗したんだろうと思います。そして、その失敗から学んで、創意工夫を凝らしてきたんだと思います。トライ&エラーを繰り返しての今なのだろうと思うと、昔腹立たしかった父も、最近は少し尊敬できるようになってきました。
今になってようやく、「やってみてから~」や「やってみないと~」という言葉は、過去の経験あっての言葉だったということに気が付くことができました。
皆さんはどうでしょう?何か新しいことや、今まで経験したことがないことを始める時は入念に調べるタイプですか?それとも、ひとまずやってみるタイプでしょうか?
入念に調べることは全く悪いことだとは思いませんが、入念に調べすぎて、それが故に不安を感じたり、”できっこない”と諦めたり、行動に移せない方がいたら、是非この記事の続きを読んでいただけたらと思います。



1、「失敗」について

今まで経験したことのないことを始める時や、何か行動を起こす時など、「失敗」を過度に恐れる方がいると思います。
私もどちらかと言うとそういうタイプだという自負があります。
そもそも「失敗」とは一体何なんでしょう?
「失敗」の意味を調べるとこんな風に出てきました。

物事をしそこなう(損なう)こと。やり方、方法などを誤って目的とは違った結果になること。

コトバンクより引用

こんな意味らしいです。
この意味を読むと、個人的にはそこまで悪いイメージの意味ではないかなと思いました。
このようなことは誰にだってあることだし、大なり小なり、日常茶飯事のように起きていることではないかなと思います。
この意味のことを「失敗」と呼ぶとしたら、そんなに恐れることではないのかなとも思います。

では、「失敗」を極端に恐れて、不安になったり、行動できなくなったりする方は、一体「失敗」のどんな部分に脅威を感じてしまうのでしょうか?
おそらく、「失敗」した際の、周囲の反応を恐れているのではないかと思います。
特に周囲の怒りといった感情や、批評・悪評といった評価を恐れているのだと思います。人は皆承認欲求があるので、否定的な評価を受けてしまうのは、本能的に避けたいと考えるのが自然なことだと思います。

ただ、誰からも批評を受けないように、誰からも怒られないように、極端に言えば、誰からも”あなたのその行動は失敗です”と思われないようにすることはできるのか?と言ったら、答えは”NO”です。
それは不可能だと思います。
どんな行動をとっても、どんな善行を行っても、見る人が変われば、その行動を「失敗」と評価する人は必ずいますし、「失敗」とまでは言われなくても批評をくだす人はいるものです。
そんなことを気にして何にも行動できないというのは非常に勿体ないように感じます。人生は1度きりですので、周囲の評価に気を取られて生きていくほど残念なことはありません。
根本的に、「失敗」というのは、行動を取ったうえでの結果にしか過ぎないはずですので、よっぽど周囲に多大な迷惑をかけない限りはそこまで気にする必要がないことだと思います。
そして、自分の行いや考えを最終的に「失敗」と評価するのは、スポーツなどの判定を伴うような状況じゃない限り、他者ではなく”自分自身”が評価するものだと思います。
もし「失敗」したと思ったら、なんで失敗したのか、どこがいけなかったかを振り返り、改善していけばいいのです。どんなことにも改善が必要な点というのは出てくるものですし、ましてや「失敗」と捉えたり、気づくことで、改善点を見つけることができるので、「失敗」したということは、むしろメリットになると考えることもできると思います。

なので、このように深堀すると「失敗」をそこまで気にする必要はないということがわかってきます。
「失敗」と向き合う必要があっても、そこに付加された他者の評価などに、心を脅かされる必要はないのです。
万が一、自分の行いが他者に多大な悪影響を及ぼす「失敗」となることもあるかもしれませんが、人は皆迷惑をかけあって、カバーし合って生きているはずです。過度に自分自身を責めて再起不能になるよりも、迷惑をかけた分誰かを助けようと挽回した方が、他者に迷惑をかけてしまった「失敗」ですら活きてくるのではないかと思います。

長々生意気に語ってしまいましたが、先に述べた通り、私もどちらかと言うと「失敗」を恐れて生きてきた人間なので、「失敗」を恐れて行動できない方のお気持ちはよくわかります。
ただ、最近、それでは人生が勿体ないということに気が付いたので、改めて「失敗」とは何か?ということを考え直していました。

「失敗」を考え直していたタイミングで、非常にベストマッチな曲を見つけて聴いていたので、これからその曲を紹介します。

2、「BEGIN」/ SANTAWORLDVIEW

今回は、SANTAWORLDVIEW氏の「BEGIN」という曲を紹介します。
先月に配信されたばかりの曲です。
かなりポジティブなメッセージの曲で、今回の私の記事にぴったりの内容で、すごく勇気づけられる曲なので、皆さんにも共有したいと思います。

SANTAWORLDVIEWについて


SANTAWORLDVIEW

まずは、SANTAWORLDVIEW氏について、簡単に紹介します。
・神奈川県横浜市を拠点に活動するHIP HOPアーティスト
・Leon Fanourakis氏と出会い、ラップキャリアをスタート
・2019年の「ラップスタア誕生」シーズン2に出場し、ファイナルステージまで駒を進める
・2020年に1stアルバム「Sinterklass」を発表
・その後、シングルやEPの発表、他アーティストへの客演など、精力的に活動
・2023年には、同胞のLeon Fanourakis氏と、プロデューサーのXansei氏とコラボし、「XEONWORLDVIEW」をリリース

今回もかなりざっくりした内容ですので、より詳細な情報を知りたい方は、ご自分で色々と調べていただけたらと思います。

「BEGIN」のリリック

先に述べた通り、非常にポジティブな内容の曲ですが、その中でも特に私が好きな部分を抜粋して紹介していきます。

きっと人生のってのは教科書に載っていないことを体験する為生きるだけ
Day n' Night
全ての失敗や過去だってそう
苦い思い出もたまには必要 In my soul

「BEGIN」より

「人生」というものを非常に明確に的確に唄っていると思います。
未体験のことに「失敗」はつきものだと思います。ただ、その失敗から学べることは多いはずです。
「失敗」した時は誰だって良い気分ではありませんが、SANTAWORLDVIEW氏の言うように、苦い経験も糧となるなら必要なものなのです。

そして、Hookの内容もとても良い感じです。

先ず肩の力抜いてPlay 深く考えすぎても良いことは無え
だったまだ旅は始まったばっか また想う「人生って何だ?」
ただ探すこの問いのAnswer ほらまだ旅は始まったばっか
まだ旅は始まったばっか

「BEGIN」より

この曲は「失敗」をテーマにした曲ではないかもしれませんが、何か新しいことを始めることや挑戦することについて唄っているのは間違いないと思います。
始める前からあれこれ考えたり、「失敗」を過大に考えたりして何も動けないのは勿体ない、そんなメッセージが伝わってくる曲だと思います。

3、最後に

「BEGIN」のリリックでこんな内容もあります。

Life is a bitch, But sometimes good.
緩急ある坂を上り下る まるで月と太陽や表裏一体のコイン
我ら同じ神の子 R.I.P. アインシュタイン

「BEGIN」より

すごく良いリリックです。
良いこともあれば悪いこともある。「失敗」もあれば「成功」もある。

そして、「成功」について言うなら、「失敗」という評価があるおかげで、その反対の「成功」という評価があると考えることもできます。
「失敗」を経験し、修正点を考え再挑戦する、いわばトライ&エラーを繰り返して、初めて「成功」を手にすることもあります。
何度も繰り返しますが、「失敗」の捉え方を変えると、「失敗」はそんなに悪いものではないのです。

SANTAWORDVIEW氏のリリックに「アインシュタイン」という偉人の名前が出てきます。
言わずとも皆さんご存知の「相対性理論」で有名なドイツ生まれの理論物理学者の方です。
※相対性理論については下記をご参考ください。

歴史の偉人である「アインシュタイン」の名言でこんな名言があります。

”挫折を経験したことが無い者は、何も新しいことに挑戦したことが無いということだ”

”失敗とは進行中の成功である”

名言過ぎます。

失敗無くして成功はありません。
失敗から学ぶことで、失敗以前の自分より成長できます。
失敗のおかげで大事なことに気付くこともあります。
失敗を経たことで、身近な人が同じ失敗をした時に寛容に受け止めたり、アドバイスをすることもできます。
もしくは、同じ失敗をしないように前もって教えてあげることだってできます。

「失敗」は決して悪いものではありません。
もし、一生懸命何かに取り組んだ結果が「失敗」に終わった時、それを酷評したり、笑う人がいるなら、その人に問いたいです。
”あなたは人生で1度も失敗したことがないのですか?”と。

私はこれからも多くの「失敗」をすると思います。
特に農業は不慣れな仕事ですが、「失敗」して試行錯誤することを教えてくれる仕事でもあります。
「失敗」をしてたくさん学んで成長していきたいと思います。
「失敗」を過度に恐れている方がいたら、是非「失敗」をポジティブな視点で掘り下げてみてください。
この記事もその一部になると嬉しいです。

今後も不定期で記事をアップしていきますのでよろしくお願いします。
では。


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