見出し画像

note 初投稿!& 曲紹介:THE SPEECH OF DODDZ/D.O


1、自己紹介

note初投稿です。以前は、はてなブログで記事を投稿していましたが、今回からnoteに乗り換えて記事を投稿することにしました。
まずは私の自己紹介から始めます。
1987年生まれ。新潟県出身。2児の父。年収350万円のいわゆる低所得者であります。夫婦共働きで、妻には頭が上がらない所存です。
それでも、日々それなりに楽しく過ごしています。
私の家系的は、病みやすい(精神的に)血筋です。父方はそうでもありませんが、母方の血筋にはうつ傾向の人が多く、少なからず私もその血を引いています。私はまだしも、私の兄弟は、その血を濃く引いていて、妹は完全なうつ性障害になってしまいましたし(今は回復しています)、弟は精神を病み、20歳という若さで自ら命を絶ってしまいました。
そんな2人に比べれば私はマシな方だと思います。ただ、昔から不安や心配事で頭を重くしている人間だったという自覚があります。特に13歳~20歳頃までは常にキャパオーバーのような状態でした。
最近はというと、そこまでではなくなってきていて、前述の通り、日々それなりに楽しく過ごしています。仕事もプライベートもそれなりに悩みはありますが、若い頃に比べると、悩みに対する向き合い方が変わった感覚があります。
この何年かは、自分なりに自分自身と向き合って、ネガティブ思考を改善するために、その方法を学んできました。
心理学や精神医学の本を読んだり、セルフケア関連の勉強をしたり、少しずつ自分の心を健やかに保つ術を学んできました。
この学びのおかげで、以前は完全にマイナスに振り切って考えてしまう状態だった自分から、0未満には振り切らないほどになりました。
心理学や精神医学の学びが私の救いになったことは間違いないですが、それ以外にも私の救いになったのが、「HIP HOP」というジャンルの音楽です。
差別を受けていた人種や、”貧困”というトラブルを抱えた人間が生み出した音楽。その人達が自分や自分の周囲を明るくするために、楽しくするために、時に社会への反発として形成された音楽。苦境をバネにして成りあがる、逆境に打ち勝つどころか逆境も楽しむ、そんな音楽。私の認識としての「HOP HOP」はそんなイメージです。
そして、いわゆる”自己啓発”的な要素もかなり多いと思います。
アーティストの方々は、音楽という形で、本当の意味で自分自身のライフスタイルを前向きにするために啓発していると思うし、そんな姿勢がリスナーの自己啓発も促してくれていると思います。私も1リスナーとして、そんな素晴らしき要素を含んだ音楽を、少しでも多くの人に共有したいと思い、このブログを始めました。
不安を解消する方法として、考えや思いを紙に書きだし可視化するという方法は非常に効果的だと言われていますが、HIP HOPアーティストの方々はまさしくそれを実践していると思います。
現実や目標をリリックという形で紙に書き出し、韻を踏むというテクニックを用いてビート上に落とし込む。そして、曲ができる。それがすごくリアル。同じ境遇でなくても、リスナーが自分の生活や苦悩に当てはめて共感することができる。
人は誰でも生きていれば大なり小なり失敗することがあると思いますが、多くの人は、失敗を大っぴらにはしたがらないと思います。「HIP HOP」においては、むしろそんな失敗が曲の題材になりますし、その失敗を乗り越える姿勢がリスナーを勇気づけてくれていると思います。(アーティストの方々は失敗とは思っていないかもしれませんが)
たくさんのアーティストの方々が、歴史の偉人並みに「パンチライン」と呼ばれる名言を残していますが、その言葉やラインの数々は、人生の挽回の仕方や考え方を伝授してくれます。
こんな素晴らしい音楽を知らないのは本当に勿体ないです。
ずらずらと書きましたが、こんな気持ちから、このブログを始めました。
少しでもこの投稿を読んでくれる人がいて、生きづらさを抱えていたら、「HIP HOP」を聴いて、前向きな気持ちになってほしいと思います。

2、曲紹介:「THE SPEECH OF DOGGZ」/ D.O

それでは最近聴いている曲でオススメの曲を紹介します。
今回は、3月30日にリリースされたばかりの、D.O氏のアルバム”Rain”から、7曲目に収録されている「THE SPEECH OF DOGGZ」を紹介します。

D.O氏は、
・KAMINARI-KAZOKUのサイドMCを務めていた
・元練マザファッカーのリーダー(過去にバラティ番組の「リンカーン」に出演した経歴あり)
・ドラッグや大麻で2度の逮捕歴あり
・現在は、漢 a.k.a GAMIと共に”9SARI GROUP”を運営、兼所属アーティストとして活躍中


D.O

かなりざっくり過ぎる紹介で非常に失礼極まりないかもしれないですが、詳しくはググってもっと深く調べていただければと思います。
たたずまいや声質が特徴なアーティストですが、曲のリリックは非常にシンプルでストレート、時にはすごく詩的なリリックもあり、そのギャップが格好良いアーティストです。

今回紹介する「THE SPEECH OF DOGGZ」は恐怖心や逆境との向き合い方を非常にわかりやすく教えてくれる内容になっています。

リリックを挙げてみると、
「恐怖という感情は放っておくと大きくなっていく 人間が恐怖に屈する時 それはエネルギーを勢いを奪われることを意味し、自信の喪失が体調へと姿を変え、それが更なる自信の喪失へとつながり、延々と続く悪循環を引き起こす」
「唯一、本当に我々が恐れなければならないのは、困難を乗り越えるために必要な努力の妨げになる”恐怖という感情”そのものなのだ」
「恐怖というレンズを通して物事を見れば何事に対してもおよび腰になってしまう一方で、危機的状況やトラブルは一種のチャレンジだとも考えられ、それは勇気を証明したり、自分自身を強く成長させるチャンスであり、そして、国民が一致団結するきっかけにもなる」
「逆境を挑戦として受け止めることで、ネガティブなものをポジティブなものへと変えることができるのだ」
といった内容です。

今の時代に突き刺さる前向きなメッセージであり、”幸も不幸も自分の受け止め方次第”といったメッセージが感じられて、非常に前向きな気持ちになります。
起こった出来事を変えることは、タイムマシーンがない限り無理ですが、起こった出来事の見方を決めること、変えることはいくらでもできます。
数々の修羅場を越えてきたであろうD.O氏が言っているのだから尚更説得力がありますし、本当に人生において一番と言っても良いくらい大事な考え方だと思います。
私個人として、この内容に合っているかどうかわかりませんが、冒頭に記した通り、実弟が自ら命を絶つという状況を目の当たりにしました。
もう11年が経ちますが、最初は本当に辛く悲しかったですし、「何故もっと悩みを聞いてあげなかったんだろう」と非常に後悔しました。しばらくの間はそんな風に考えて落ち込んでいる時期もありました。この出来事にメリットなんてものはありませんが、この出来事のおかげで自分自身が変わった部分もあります。”悩んでいる人がいたら、ひとまず話を聞こう”とか、”悩んでいる人に自分が今してあげれることは何だろう”とか、人生に悩んだり、行き詰まりを感じている人の話を聞こうという姿勢をもつことができるようになりました。そんな気持ちから現在は社会福祉士という仕事に従事するに至り、辛かった出来事が今に繋がっています。今の仕事は非常にやりがいがあり、生活の方向性を見出すことに困っている人の手助けができる素晴らしい仕事だと感じています。きっと、弟の死が無ければ、このような仕事はしなかったかもしれませんし、困っている人を助けたいと考えたりしなかったかもしれません。
そう考えると、本当にD.O氏が言うように、逆境は自分自身を強く変えれるチャンスとも言えます。

皆様はいかがでしょうか?
”当時は辛かったけど、あの出来事がなければ今はないな”と思える出来事はありませんか?きっと1つや2つはあるのではないかと思います。
きっと、苦しい経験は無駄になりません。その時は辛くても、その先の未来に役に立つ経験になるはずです。そう考えると、もし今何かに行き詰っていたり、苦しんでいたら、それはチャンスかもしれません。そう考えて悩みと向き合うことで少し楽になるかもしれませんし、視野が広がるのではないでしょうか。是非この曲を聴いて、
「逆境はチャンス」
「出来事の良悪は自分の受け止め方次第」

と考えて、私も、読んでくれた方々も、前向きな人生を歩んでいければ良いと思います。
(自分が作った曲でもないのに、おこがましくてすいません。)

また、不定期で記事を更新したいと思います。では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?