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日本人目線で住みたいと思えるコンドミニアムの探し方@マレーシア

マレーシアの家探し事情

私が住んでいるのはマレーシアの首都クアラルンプール。
ここでは日本よりも安くて広い家に住めるのは事実。
でも、正直住んだ後にいろいろ問題が見つかるケースも多い印象。
生活の基盤となる場所だからこそ、家探しはしっかりやりたいですよね!
当然、予算がいくらでもあれば物件の選択肢は広がるし、時間がいくらでも取れれば何件でも見られる。
でも、現実的に予算は制限があるし、家探しができる時間も限られる。
そのなかで、日本人目線で(ここ重要)住みたいと思える物件をどう探せばよいのか?が悩みどころだと思います。

日本人目線で住みたいと思えるコンドミニアムの探し方とは?

結論、当たり前ですが、実際見てみるしかありません!
でも、じつは家探しで大変なのは実際に物件を見てみることではなく、見てみる物件を絞り込むまでの間。
そもそも土地勘がなくてどのコンドミニアムを見ればよいかわからない。絞り込めない。
そこで、今回は私の独断と偏見で日本人目線で住みたいと思えるコンドミニアムの探し方について記事を書いてみました。
(できるだけ主観的な感想は排除して、客観的な事実を記載するようにしています)
とくに初めてマレーシアに来た方の家探しのひとつの参考になればうれしいです!

前提条件

ちなみに、前提として我が家について少し書いておくと

  • 家族構成は妻、娘4歳

  • 私はマレーシアに来る前から複数か国で駐在経験あり。海外生活には慣れている

  • 一方、妻は日本生まれの日本育ち

  • これまで海外経験はなし。30歳を過ぎてから初めての海外生活

  • 英語は苦手。人付き合いも苦手。初めての人と話すと気疲れしてしまう

  • そのため、英会話学校や習い事など新しいコミュニティに自分から入っていくのは及び腰

  • でも、好奇心は旺盛で、英語ができれば行ってみたい場所ややりたいことはたくさんある

  • 自分ひとりだと行動範囲が限られる分、家族がいる休日はどこか出かけたい

  • 自分が英語で苦労している分、娘には英語で苦労しないようにしてあげたい

  • 心配性。何かあると悪い方にばかり考えてしまう

  • きれい好き。娘がまだ小さいこともあり医療や衛生面が気になる

  • 金銭感覚は経済的な方

こんな我が家の家探しの経験から、日本人で住みたいと思えるコンドミニアムの探し方について書いていきます!

日本人目線で住みたいと思えるコンドミニアムの条件とは?

ロケーションや間取り、家賃は当然押さえるとして、日本人目線で住みたいと思えるコンドミニアムの条件を考えてみました。
家探しをされるときはこのあたりを頭の片隅に置きながら検討されるとよいと思います!
(お部屋のなかの状態は各お部屋により異なるため、今回は検討に含めていません)

1.ロケーション

① 最寄り駅直結
マレーシアはほぼ毎日雨が降ります!濡れずに駅まで行けるかは重要です。熱帯で蒸し暑いのもあります!エアコンが効いたなかで移動できるかも重要です
② ショッピングモール直結
雨と蒸し暑さは同じくです。ショッピングモールまで直結しているかはめちゃくちゃ大事です!
ショッピングモールのなかに以下がそろっていると理想ですよね

  • 日本食が売ってるスーパー、薬局、ダイソー(Mr. DIYでも可だがダイソーの方がよし)

  • ぱっと食べられる外食(日本食がベストだが、マレー料理以外なら。残念ながらマレー料理はあんまり子供に人気ないようです・・)

  • 日本人通訳のいる病院

  • 子供の習い事(塾以外の体験系)

  • クリーニング、コインランドリー

③ 車無しでも生活できる 
残念ながら我が家は大手企業の駐在員家庭ではないので会社から車の支給はなし(いいなぁ)。
移動はもっぱらGrabです!
とはいえ、毎回どこへ行くにもGrabだとGrab代もバカにならないので、車無しでも生活できるかはとても重要。
日本人が住みやすいという意味ではMont Kiaraも見たのですが、やっぱり車が無いと移動が不便なのです。

④ Grabがつかまりやすい
なので、Grabがつかまりやすいかは重要!
Grabは需給次第なので利用する時間によるのですが、我が家が行くといつもMont KiaraはGrabがつかまりづらい印象がありますね(あと高い)。

⑤ 車が危なくない
車が無いので近距離だとぜんぜん歩きます!
なので、必然的に歩いていて車が危なくないことも重要です。
残念ながら我が家が住むエリアは交通量が多くて車が危ないです。
うちはまだ娘が小さいのでいつもキョロキョロしながら歩いてます。

⑥ 坂道が少ない
これも地味に大事です!
何度も言うように我が家は近距離だと歩いちゃうので、道が平坦かは大事です。
マレーシアはとにかく蒸し暑いし、直射日光も強いです。
娘を連れて、しかも、今、妻が身重だったりするので、ほんとに生活の満足度変わります。
こちらも残念ながら我が家が住むエリアは坂だらけで、いつもはぁはぁ言いながら坂道上ってます。

⑦ 工事現場や高速道路などまわりに騒音が少ない
良いコンドミニアムがあると興奮して、ついつい忘れがちですが、これも大事!
マレーシアはまだまだ発展途上で、どんどん新しいビルが建設されています。
我が家は隣に建設中のビルと高速道路が走っているのですが、普通に夜でもうるさいです。

2.家関連

① 築年数
日本だと新築もしくは築浅の物件が好まれますが、海外は逆!
新築や築浅すぎると、逆に悪いところが出てきていなくて、改修されていない状態で住むことになります。
お風呂のお湯が出ないとかいくらでもありますので、新築は避けたほうが無難。
私の感覚だと新築から3年くらいたって前の入居者が問題を全部出し終わってから入居できると最高かなと思います。

② ゴキブリ、蚊、害虫が少ない
マレーシアは熱帯なので仕方ないですが、ゴキブリはほんとに多いですね。
私はそれほど気にしないのですが、妻がかなり気にします。
「ゴキブリが多すぎて引っ越しました」という声を聞くことも多いです。
①と逆のことを言いますが、物件が古すぎると配管を伝ってどうしてもゴキブリが上がってきちゃうようなので、古すぎない物件がよいですよね。

③ バスタブがある
これは日本人なら誰もが共感できるはず。
やっぱりたまにはお風呂つかりたいですもんね。

④ シャワールームが広い
マレーシアは日本と違ってシャワールームが独立していることが一般的(日本はバスルームにシャワーとバスタブが一緒になってますよね)
私だけかもしれませんが、シャワールームが狭い印象。
シャワールームが狭いと娘をお風呂に入れるとき、大変なんです。
子供と一緒にシャワーを浴びても十分なスペースがあるかは忘れがちなポイントです。

3.子供の教育関連

① 子供の学校が徒歩圏内
うちは子供の学校まで歩いて連れて行っているので、学校が徒歩圏内にあるかはとても大事!
日本だと15分くらいぜんぜん歩いちゃうと思うのですが、ここはマレーシアで蒸し暑いし、車も多いです。道も歩きにくいです。
しかも、毎日のことですし。
感覚的には300m圏内くらいにあると毎日疲れなく通わせられます。

② 同じコンドミニアムに日本人世帯が多い
これは人によっていろいろな意見があるのですが、人によっては日本人世帯がいない方がよいという方もいらっしゃいます。
(逆に、子供の学校がインターナショナルスクールで日本人はいないけれど、自分は英語が苦手だから日本人が多いコンドミニアムの方がよいという方もいますね)
日本人が多いかはコンドミニアムのロビーで数時間いればわかりますが、ぱっと理解したいなら、日本人学校(小学校、幼稚園)のバスが止まるかを見るのがよいです!
日本人学校のバスは最低限の世帯数が確保できないコンドミニアムには止まらないので、逆に言うと日本人学校のバスが止まるコンドミニアムは日本人世帯が多いです。
ちなみに、クアラルンプール日本人学校のバスが止まるコンドミニアムはここで確認できます!

③ インターナショナルスクールのバスが止まる
同じ話で、通わせたいインターナショナルスクールが明確に決まっている方は、そのインターナショナルスクールのバスが止まるコンドミニアムに住むと通学はスムーズかと思います。
同じ学校に通う家族が住んでいる可能性も高いので、仲良くなれるかもしれません。

4.共有部

家探しをしているときにプールや事務などの共有部を見ると「いいなぁー」と思います。
でも、実際生活してみるとあんまり使わないもので、そんなに重要じゃなかったりします。
他の国に駐在しているときも皆さん同じようなことをおっしゃっていたので、これ、グローバルにけっこうあるあるだと思います。

我が家の家探し

ちなみに、我が家の家探しをふりかえるとこんな流れでした。
たぶん皆さんも初めてマレーシアで家探しすると、同じような経緯を辿るんじゃないかと思います。

① 渡航前に会社の同僚に各エリアについてヒアリング
② ネットで情報探し(土地勘がないため、わかったようでよくわからない)
③ 最初の1か月はホテル暮らし。その間に家探し
④ Property Guru(マレーシアのSUUMOやHOME'S)で気になった物件に問い合わせ

https://www.propertyguru.com.my/

⑤ 何件か内覧
⑥ 原住民が入居中の物件が多く、今一つすっきり内覧ができない
(マレーシアでは退去前の住民がいても、オーナーとの契約に基づき次の入居候補者の内覧を受け入れることになっています。人の家を遠慮なく見て回るのは気が引けるし、シャワーの水圧やお湯の出具合がその場でチェックできません)
⑦ また内覧が物件に紐づいており、一度に一つの物件しか内覧できない
(当時はマレーシアでは借り手側もエージェントを起用し、エージェントが物件をリストアップしてくれる仕組みを知らなかったです)
⑧ なかなかこれという物件が見つからないまま、時間だけが過ぎる。徐々に家族が焦り始める。ここが一番の課題
⑨ 日系不動産会社に相談。エージェントの方が日本人好みの物件をいくつかピックアップしてくれる
⑩ 半日かけて15件くらいの物件を内覧。その夜、物件を決定
⑪ 入居日当日に搬入前の状況確認。傷や痛みなどを確認
⑫ 問題ないことを確認し、鍵の受け渡し。搬入

日本人目線で住みたいと思えるコンドミニアム

いろいろ書きましたが、もうこの際日本人目線で住みたいと思えるコンドミニアムをリスト化してどこかで公開しちゃおうと思います。
上で挙げたようなチェック項目ごとに各コンドミニアムを評価して一覧表にしておいたら、マレーシアで初めて家探しをする方に喜んでもらえると思うのです!
自分が初めて来たときにそんなのがあったらまず見たと思うし、絞り込む情報元にはなったと思います。
上で書きましたが、家探しって当日物件を見るのは大変じゃないんです。見る物件を絞り込むのが大変なんですよね。
需要ありそうであれば公開しますけど、興味ある方はコメントで反応もらえるとうれしいです!
これからも家探しに限らず初めてマレーシアに住む人向けの情報を発信していきます。

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