見出し画像

自己紹介と著書紹介


自己紹介

はじめに、私自身のことについて紹介させて頂きます。

私は、今から17年前(2023年現在)、歯科医院を開業しました。

当時、日本の保険医療制度に疑問を感じていた私は、無謀であろうと言われながらも、自由診療専門の歯科医院を立ち上げました。

歯を削れば削るほど保険医療制度上では点数(報酬)が上がる。

いかに虫歯の予防をしようとも、その評価はされず。

ただ単純に、その仕組みに理解ができませんでした。

もちろん、保険医療制度の素晴らしさも理解しているつもりです。

しかし、私は保険医療制度の中で、歯科医としてやっていくマインドを持ち合わせていなかった。

ただ、実際に自由診療のみで勝負してみると、我々歯科医師に限らず医科の世界でも、保険医療制度によって守られている側面があることにも気付きました。

賛否はあると思います。
患者の立場から見た世界も違うと思います。

自由診療だけでやっているというと、格好つけているようにも思われたこともありましたが、正直、ギリギリを踏ん張ってポリシーを貫いたというのが実際のところです。


開業から7年後には、分院もオープンしました。

2軒目となる歯科医院は、小児歯科専門。
とりわけ、小児の予防歯科医療に特化した歯科医院でした。

予防的観点からいただける保険医療の報酬には納得がいきましたので(これにも色々と問題はあると思われますが…)、分院は保険医療機関としての開業でした。


経営が安定してきた頃、かねてより考えていた医療法人継承を行い、4年の引き継ぎ期間を経て、私は医療法人の理事長を退任しました。

引き継ぎの期間で更に医院は増え、私の在任中に、歯科医院の他にも内科や小児科、眼科などを含めた、9軒の医院を統括する医療法人となりました。

歯科医になってから、理事長退任までの27年間の経緯は、自己紹介では書ききれません。
これから順を追って、綴っていきたいと思います。

noteでは、今まで歯科医としてやってきた経験や、私自身が歯科矯正の患者であったことなど、いろいろな角度から歯科の世界をご紹介できたらと思っています。

また、私の今までの経営者としての経験と、事業継承までの経緯は、歯科医師に限らず事業を起こしている方々に、多少なりとも参考になるのではないかと思っています。

いま、医療法人の理事長を退任して、私は何者でも無くなりました。

私のいた法人の医院には愛着がありますので、もちろん大いに繁栄してほしいですが、私自身が医院に集患する役目もなくなりました。

このような立場になったからこそ言えることが沢山あります。

歯科医療従事者、患者を問わず、何らかの事象で苦しんでいる方の苦悩の軽減につながればと思っている次第です。

PCやスマホの画面上ではございますが、どうか緩くお付き合いいただけましたら幸いです。


※ 私の書く文章の中では、登場する人物の立場をフラットに保つため、お医者さん、歯医者さん、歯科衛生士さん、患者様などの呼称とせず、医師、歯科医、歯科衛生士、患者などと記載しています。何卒ご了承ください。


YouTube 【歯並びと咬み合わせ】 のご紹介


実際の矯正治療の動画です。

八重歯、乱杭歯、受け口、出っ歯など、様々な歯並びや咬み合わせの動画があります。

気になる歯並びの動画を見てみてください。

歯の矯正をしている方はもちろん、歯並びが気になっている方、これから矯正治療を考えている方など、 

皆さまのお役に立てましたら幸いです。


著書紹介

歯並びが気になったら読む本     歯医者へ行く前の予備知識


歯並びをきれいに治したい。

気になりだすと、すぐにでも治したいと思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、歯並びの状態そのものは、一日で変わってしまうような緊急のことはほぼありません。


歯という組織は、一度削ったり抜いたりすると、元に戻すことはできないという大きな特徴があります。

歯はご自身やご家族の大切な身体の一部です。

後悔しないように、ここは一呼吸置いて、じっくり考えることをおすすめします。

今や歯科の治療法は、非常に多くの選択肢があります。
本書ではそれぞれの詳しい治療法を述べるのではなく、それ以前の概念的な話が多くなっています。

治療前に考えるべきことを、初めて歯並びのことについて考える方にもわかりやすいように、できるだけ簡単な言葉で書きました。

特に、最後の章では、歯科医院選びで覚えておいていただきたい事項について解説しています。

kindle unlimited でも読むことができます。

ぜひ、実際に歯並びを治療する前の予備知識として、本書をご活用ください。



生まれる前からはじめる子どものデンタルケア
健康な歯ときれいな歯並びのために


平均寿命も伸び、長い年月を生きるであろう現代の子どもたち。

生涯自分の歯で過ごすために親がする支援、いわば「歯育て」はこれまで以上に重要な意味を持つようになるでしょう。

正しい知識を持って「歯育て」を行う重要性を、妊娠期から乳・幼児期、学童期、青年期の成長期別に、歯の発育・成長、起こりやすいトラブル、ケアのポイント、歯科とのかかわり方などをまとめています。

刻々と変わりゆくお子様のお口の中に合わせて、歯の育児書のようにお使いいただけるように書きました。

ぜひ、お手元に置いて歯の参考書がわりにして頂きたい一冊です。


抜かない歯の矯正


10年以上前の著作になりますが、歯の矯正治療において非常に大切なことを書いています。

タイトルは『抜かない』となっていますが、往々にして矯正治療で歯を抜かなければならないこともあります。

ただ、歯を抜くということは、実に大変なことであり、どうか慎重に考えて頂きたいという想いで出版しました。

こちらの本の出版社は閉業してしまいましたので、多くは古書として発売されています。

とてもお安く手に入りますので、矯正治療をお考えの方はご一読して頂きたい一冊です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?