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慌ただしい1週間を振り返って思うこと

スマートケア導入からクリニックの混乱が続いていて、毎日お昼休憩も取らず8-16時まで働く日々。クリニックではひたすらデータ入力の手伝いをして週3回コミュニティに出張してクリニックに戻ってまたデータ入力を繰り返す毎日。

私が一緒に働いている部署にはPCをスムーズに扱えるのが私ともうひとりの看護師しかいないのでデータ入力が追い付かない。だから入力が終わらなかった分の成長モニタリングカード、妊婦検診カードを一旦預かって別日取りに来るように指示する。

でも次の日は別の検診スケジュールが入っているし、毎日計画停電で4時間電気が止まってカルテのシステムにアクセスできなくなるし、私は週3日コミュニティに出張でクリニックの仕事は手伝えない。だから預かっているカードがデータ未入力のまま溜まっていく。

整頓整頓がとことん苦手な彼女たちは、物事の優先順位を考えながら情報処理して仕事を捌いていくことがとことん苦手。私がデータ入力が終わったものと終わっていないものを分けたり、カードの順番を揃えたり、少しでも効率よく回るように工夫するのに、それを目の前でぐちゃぐちゃにして自分で混乱して苛立ちはじめる。

金曜日取りに来るよう指示しておきながら、データ入力が終わってなかったり、カードが行方不明になっていたりして、今日は何人ものお母さんたちを追い返していた。

生後2週間足らずの赤ちゃんを抱えた出産直後のお母さんや、妊娠後期の身重の女性たちは何時間もかけて徒歩でクリニックにやってきているのによくもそんな高圧的な態度で平気で追い返せるな...
腹が立ってたまらなかった。

確かにスマートケア導入は現場の実情にマッチしていないし、同僚たちも被害者なのかもしれない。
でも一番不利益を被っているのは地域住民。こんなこと繰り返してたらみんなクリニックに来てくれなくなっちゃう...

健康状態を改善するのは難しいいことだけど、課題を抱えた人たちが影に隠れてしまわないようにしないといけない。介入の糸口を残しておかないといけない。だから検診や予防接種は大切な機会だし、検診を受けよう、子どもに予防接種を受けさせようと思ってくれている住民の意思を大切にしないといけない。それなに...







業務が少しでも効率化できるように先週末弾丸で首都にあがっていろいろなフォーマット用意して同僚に説明して反応がよかったものの導入を開始した。

低栄養の赤ちゃんを病院に繋げるための紹介状兼コミュニケーションシートを使いはじめることにした。コミュニティで低栄養児を見つけたとき同僚の栄養士に記入を依頼したらわざわざ裏側の白紙にコメントを記入して挙げ句の果てに半分にちぎりはじめた。

フォーマットのわくが小さいとか項目が足りないとかコメントしてくるくせに...

そんなイライラする出来事の連続だけど、彼ら力を借りなきゃなにもできなし、言語能力や経験値は彼らに敵わないから無我夢中でマンパワーとして働くことでしか自分の存在価値を示すことはできないし、彼らの行動を無理やり変えることもできない。自分のやりたいことが具体的に定まってきたからこそ、思い通りに行かないことへの歯痒さや悔しさが募る。

今日、カードを返すことができずに追い返したお母さんたちに同僚は来週の月曜日取りにくるように言っていた。

土日は働かないのに、月曜日までにデータ処理は終わるの...??

そう不安がる私をよそにそそくさと帰り支度をはじめる同僚たち。結局彼女たちはたっぷり仕事を残して14時ころには帰っていった。
私は追い返されたお母さんたちが気の毒で堪らなくて17時までひとりクリニック残り作業をして帰ってきた。

頼まれたわけでもないし、責任がある仕事でもない。ボランティアとして私の役割ではないのかもしれない。だれにも期待されていないし、評価もされない。どうして私がこんなこと...そう思って悲しい気持ちになりながらも私がやらなければ仕事は永遠に溜まる一方で振り回されてる住民の数が増えるだけ。

最後まで残るなら鍵締めて預かっておいてね~また月曜日使えるように家でラップトップ充電してきてね~って頼まれるようになっていて、いつの間にかスタッフになりきっている。

マンパワーでしか自分の存在価値を示せない、でも単なる便利やさんになっちゃいけない。本当にこの立ち位置って難しい...

できることが少なかったときは無力感に苦しんでいたのに、やりたいことが見えてきたところで別の役割が増え思い通りにことが進まないこととバランスの取り方がわからず疲弊している。

英語がもっと流暢に話せたら、いいたいことももっと的確に伝えられるのに。不満をぶつけたり、指摘したりするのに英語を使うってすごく難しい...

ああ~お疲れ様!!!っていいながらキンキン冷えた生ビールが飲みたい🍻!!!

一週間おつかれさま!私!!

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