ミルクコーヒーの考察

   この前、コメダ珈琲店に行きました。

   何を頼もうかとしばし悩みましたが、「ミルクたっぷり」の文字に惹かれてミルクコーヒーを注文しました。

ミルクコーヒーの観察

   テーブルに到着したミルクコーヒーは、あたたかくてほわほわした湯気をまとっていました。

   ころんとしたコーヒーカップに、ちょうどいい量のミルクコーヒーが収まっています。

    ちょっと匂いをかいでみます。牛乳多めだからか、コーヒーの香りはそこまで強くないみたい。

   色はどちらかと言うとミルク寄りの優しい色。

   なんとなくスプーンでかき混ぜてからひと口飲んでみると、ミルクたっぷりでまろやかなコーヒーの味わいが、体にじわ〜っと染み渡っていきました。

   …美味しい。ほっぺたが落ちるとはこのことか。


ミルクコーヒーの考察

   それにしても、カップに注がれたミルクコーヒーって、なんでこんなに幸せな気持ちにさせるのでしょう。

   考えてみます。

・容器に対して、多すぎず少なすぎず、
でもちょっとたっぷりめに液体が注がれている。

・その液体はあたたかく、まろやかで優しい。

   もしかしたら、これは私が理想とする心の状態なのかもしれません。

   いっぱいいっぱいとは少し違う、「満たされている」という感覚。その心を満たしているのは、穏やかであたたかい気持ち。

  それらを具現化したものが、ちょうどコメダのミルクコーヒーなのかもしれない…

   はっ…!私はすごいことに気付いてしまったんじゃ…!

   


   そんなことを考えてひとり興奮しながら、大学生は何食わぬ顔でミルクコーヒーを飲んでいました。

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