リーディングシアター「四つの署名」長妻怜央×矢崎広 8/4マチネ

8/4のマチネ 配信で視聴しました

さらっとツイッターでも感想を書いたのですが
しっかりと振り返りつつもう少し残しておきたいなと思ってこちらにも綴っておきます

長妻ホームズについて

ホームズ役って今までも色んな役者さんが演じていて自分の中では結構イメージがついてるんですが、今回の長妻君の解釈がちょっと新しくて興味深かったです。

大人でクールで神経質なホームズ像が多いなか
幼さの残る異端な雰囲気が際立っていました。
子供が無邪気に興味のあることに目を輝かせているかのようで
そこに怖さも感じられる。
エキセントリックさがほんのり多めのホームズでしたね。

膨らませる性格の部分が違うだけでホームズの本質は同じ。
同じ役を様々な役者さんが演じる面白さがこれですよね。

いつかはワトソン役も見たいなぁ。


矢崎ワトソンについて

紳士で常識人のワトソン。
その実直さが落ち着いた声や表情からの説得力が凄い。
幼さの残るホームズの相手役としてのワトソンだからか大人を感じる場面が多数でした。
ホームズと対等なワトソン。

矢崎君はホームズとワトソン両方演じていてお相手も変わっているから
それぞれに違う人物像が見られたんじゃないかと。


全体的な感想

配信での視聴だからこその細かい表情が見られたのがよかった。
特に冒頭のホームズの退廃的な表情はぞくっとするほどの憂いを帯びていて魅力的だった。

2人はホームズとワトソンだけじゃなく他のキャラクターも演じていて
声での演じ分けも分かりやすかったです。
特にモースタン嬢は前半は矢崎君、後半は長妻君が演じるんだけどその切り替わりの演出が面白かった。
舌ったらずのモースタン嬢とか思わず笑ってしまった。
この辺りはそれぞれの役者のアドリブぽいのかな?

矢崎君のお芝居はかなり久しぶりに見たけど、落ち着いた声とか雰囲気とか磨きがかかっていて
そりゃ初めて知ったのって戦国鍋TVのころだから10年前じゃん!と
その年月に驚いてしまったよ。


後半2人ともセリフが怪しくなるところがあったけど
ずっと聞き取りやすくて作品に没頭することができました。

配信してくれたことに感謝です。



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