ドッグセラピー


こんにちは、
アミナです。


今日は、
ここ何年か前に知ったばかりなのですが、

「ドッグセラピー」について
書いてみたいと思います。

知識としては知っていましたが、

実際に、処分直前に
命を救われた「捨て犬」たちが、

こんなにも人間に
愛と希望と勇気を与えてくれる
ものだったなんて・・・。

ちょっと驚きました!

ジャズシンガーの大木トオル氏は、
全国の動物愛護団体の施設をまわり、

出来るだけ多くの犬の命を救おうと
頑張っていらっしゃいます。

捕獲された動物は、引き取り手がなければ
ガス室で処分されます。

犬には5日間の猶予がありますが、
5日目にはガス室で処分されます。

なんと、猫には猶予がなく
即日ガス室送りだそうです。

しかもガスを流す時間は
予算の関係でわずか5分間だけです。

5分間だけでは絶命には足らず、
苦しんだ挙句に 、たとえ死に切れなくても、

そのまま彼らを生きたまま
焼却してしまうのです。

これが、先進国である日本の
捨て犬や捨て猫が辿る最期なのです。

日本は先進国とは言っても、
まだまだ途上国です。

動物愛護法は、
大木氏が何年もかかって
やっと成し得ましたが、

それでもまだ殺処分が
行われているのが現実です。

ドッグセラピーは、
アメリカでは医療チームとしての
位置付けにあるそうです。

日本では、
病院に犬を連れて行くなんて!
と、今でも受け入れてくれる所は
数少ないのです。
でも、その実力は折り紙つきです!

ある例では、介護施設で最期を迎える
要介護5のお年寄りで、

失語症、歩行不可、
胃瘻(経口摂取が出来ない人で、
胃に穴を空けて食事をすること)の人が、

犬を触り、その温かさに触れ、

そのうちに犬の名前を呼ぶようになり、
自発的に歩こうと努力を始めたり、

動かなかった手は、犬を触りたいと思う気持ちで
動くようになり、

その結果、
自分でスプーンを持ち、
食べ物を口に運べるようにまでなるのです。

これは奇跡ではなく
現実にありうることなのです。

家族から疎外され、認知症が進み、
生きる意欲が無くなった高齢者は、

徐々に会話も減り、話したくなくなり、
歩きたくなくなり、
全ての意欲がなくなります。

生きる事さえ自分から
止めてしまう人が多くいるのです。

ただ、私達がそれを知らないだけ、
知ろうともしないだけなのです。

いずれは、まだ若い私達も同じ道を
たどるかもしれないのに…、

そんな人間たちに、
セラピードックたちは、
生きる喜びを呼び起こしてくれるのです。

犬たちは皆、一度は家族として
幸せに暮らした動物たちです。

人間の勝手で捨てられ、
命を奪われようとしている動物たちが、

それでも人間を愛し、
人間を救ってくれる「天使」となるのです。

私達は必ず年をとります。
今は元気に歩けても、
いつ歩けなくなるかも知れません。
いつ孤独になるかもしれません。

犬たちは人間に寄り添い、
気持ちに寄り添ってくれます。

どんな犬でもセラピードッグになれると
大木氏は断言しています。

セラピードックを増やすには
もっともっと多くの人の支援が必要です。

私もあらためて、この問題に取り組もうと
真剣に考えるようになりました。

人間にとっても、
捨てられた犬にとっても、
WIN WINなプロジェクトなのです。

少しでも興味のある方は、
是非ご覧になってみて下さい。

https://therapydog-a.org/

THERAPYDOG-A.ORG
一般財団法人 国際セラピードッグ協会 | SAVE THE LAST LIVES


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