解離性健忘と診断されたのは

解離性健忘とは、トラウマやストレスによって引き起こされる記憶喪失(健忘)のことで、自分にとって重要な情報が思い出せなくなります。

高校生やったある日。
気が付くと
土砂降りの中、自転車を押してた。
向かう先は自宅
時間は暗かったから夜やと思うが
定かではない。

なんで自分がいま、雨に濡れて自転車を
押してるのか
いくら思い出そうとしても
全く思い出せず

帰宅して、ずぶ濡れになってることと
学校の制服がボロボロ
(後で確認したら、何ヵ所か破れてた)
やったことを母親にグチグチ言われ
理由を聞かれるも
記憶が皆無で説明のしようもなく

かと言って、母親に
記憶がない
なんて言おうものなら…

面倒になって、部屋に閉じこもった。

思い出されへんし
もーええかって思ったり
やっぱりなんか気持ち悪いな
とも思ったり。

数日して、前にもこんなことあったような
気がするし
誰かに相談したほうがええかな
と思い立って
(当然、相談する相手に母親は含まれない)

可愛がってくれてた、バイト先の大学生に
相談したら
心療内科とか精神科に行って
話してみるべきかなと言われ

親に内緒でこっそり受診した心療内科で
告げられた病名が

解離性健忘

自分がそうだと知った瞬間

いくつかの出来事が
フラッシュバックしてもて
その場でパニックに。

思い出したくないことを
記憶から消して
無難に過ごしとったみたいやけど

その時、思い出してしまったことは

もう、消されへんみたい。

医者はまず
私が1人で受診した理由から聞いてきた。

ここで嘘ついても
すぐばれそうな気がして正直に
親は苦手やからと伝えると

無表情なその医者は
なにを思ったのかわからんけど
さらに目から光がなくなったように見えた。

それから
幼少期の親との関わりとかの質問責め。

話してるうちに
身体が震え出したのを、はっきり
覚えてる。

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