見出し画像

【教育観:4】義務教育ってなんですか?不登校でも大丈夫・・・?

おはようございます。

書きたいことが多いけど、やることがたくさんありすぎてなかなかnoteをさぼってしまうnaitoonです。

突然ですが、皆さんは義務教育にどんなイメージを持っていますか?

堅苦しくて、強制的で窮屈なイメージを抱えている人多いんじゃないでしょうか?

今日は、「義務教育」とは何たるか?について説明しようと思います。

「義務教育」はよく誤解されがちなんです。

どのように誤解されると思いますか?

まずその一、子供は学校に行かなくてはならない

とんだ大間違いです。
子どもに与えられているのは義務なんかじゃありません。

教育を受ける【権利】が与えられているのです。

日本国憲法第26条
すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する

昔、クラスに不登校の生徒がいた時に担任の先生が、その子のいないときに彼の陰口を言い始めました。

「義務教育をわかってないやつがいる。義務教育なのに学校に来ないのはおかしい。」と発言したんです。

馬鹿野郎!

教師失格です。大人として落第です。

教師のくせして義務教育が何なのかもわかっていない。ましてや、自分のクラスに問題があるかもしれないことすら棚に上げてただ学校に来ない生徒を陰で罵倒する。

信じられませんよね・・・。まあ、こんな醜い大人の話は置いといて。

とにかく誤解を招きたくないことは「子どもは学校に行きたくなかったら学校に行かなくてもよい!」ということ。

なぜなら、教育は子供にとって「義務」ではなく「権利」だから。

権利を使おうが使わなかろうが個人の自由なのです。

他にも誤解されていることはあります。

その二、大人は子供を学校に行かせなくてはならない

これも間違いです。

憲法第26条
すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。

教育を受けされる義務を負うという表現の仕方が下手くそです。

もっとわかりやすく言うならば、「子供に教育を受けさせてあげるための機会を準備する義務を負う」ということです。

先ほど、義務教育は子供の権利だと言いました。

けれど、子供がいくら教育を受ける権利を使おうとしても大人が学校に通わせる環境を整えてあげなければ、この権利を使うことはできないですよね。

だから大人には子供が教育を受けたいとなったときにしっかり教育を受けさせてあげる環境を作る義務があるのです。

もう一度不登校の話をしましょう。

不登校の子供がいるとします。
この生徒には教育を受ける義務はないため、学校に行かなくてはいけないことはありません。

ではその保護者はどうなるでしょうか?
学校に行かせていないから「教育を受けさせる義務」違反になるでしょうか?

答えはNOです。

全然、まったくもってそんなことはありません。

子どもが不登校の間でも常に子供が学校に通って教育を受けられる環境さえ作って上げられれば義務は果たしていることになります。たとえば、勉強に必要な文房具や教材、カバンなどをそろえたりするのもこのうちに含まれます。

もっと言えば、教育を受けさせる義務は必ずしもその場が学校教育でなくてはならないというわけでもありません。

子どもがどうしても学校にいけないなら、塾や他の場所で教育を受ける機会を用意しているならそれだけで義務は果たしていることになります。

つまり、不登校の生徒もその保護者も、この時点では憲法上の問題は何も発生していないのです。生徒は自分のことを責める必要もないし、保護者も自分のことを義務不履行だと責める必要は全くありません。

むしろ自分のことを責める暇があったら、不登校の子供にとって一番良い答えは何かを一緒に考えてあげることに時間を使ってあげてほしいです。

まとめましょう。
「義務教育」とは保護者、大人が子供が「行きたい」と言ったときに、小学校中学校の9年間教育を受けるための環境を十分に整備してあげなければなければならない期間のことです。

子どもが学校に行かなければいけない期間でも、保護者が無理やり子供を学校に行かせなければならない期間でもありません。

少しは誤解解けたでしょうか?

「義務教育」という言葉が悪いのです。
この際頭の中の辞書から「義務教育」という意味の塗り替えをしましょう!!

「義務教育」よりむしろ「権利教育」です!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?