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ポルノグラフィティ17thライヴサーキット『続・ポルノグラフィティ』

はじめに


2021/9/24〜2021/12/22に行われたポルノグラフィティ17thライヴサーキット "続・ポルノグラフィティ"ツアーの感想。
私は10/28高崎芸術劇場と12/22東京ガーデンシアター(最終日)に参戦しました

1.IT’S A NEW ERA

始まりは照明を落としていたけど途中で客電が全部点いた。そもそもの曲の壮大さと相まって初っ端からラスト1曲みたいな迫力と盛り上がりで重厚感あった!
私は2019/9/7の神VS神以来、約2年ぶりのライブ。客電がついた瞬間に観客で埋め尽くされた会場を見て、この場所に戻ってこれたんだなって感じてとても嬉しかった。
そして最終日、最後の映像でまたこの曲を持ってきたことで輪がつながった感あった。∠TARGETの時の∠RECEIVERのような、始まりも終わり(終わりというか「つづく」という感じ)も感じられる曲だなと改めて思った。

2.幸せについて本気だして考えてみた

客席照明ついたまま。客席の様子がよく見えて、「ライブだ〜!」って実感できた。ギターソロがめちゃくちゃかっこよかった。(この2つは高崎のライブの後に殴り書きしてた感想)
このツアーでこの曲をやる意味。最後の「君も幸せについて考えてみてよ 僕の姿は浮かんでる?」を聞いて、やっぱり私の幸せのひとつはライブのいまこの瞬間だなって思えた。
ところでこの曲をやる時に毎回問題になる表打ち裏打ち問題。個人的には裏打ちが好きなんだけど、正解はないのかもしれないけど、派閥が分かれていて気になる笑

3.ドリーマー

「夢の中へ連れてく」みたいなMCからのイントロで、会場の雰囲気が明らかに「おぉ!」って感じだった。
私はポルノの初ライブが06で、09も体調不良で行けなかったから初めて生で聴けたはず。
「俺の彼女にしてやるぜ」って言われるとドキドキするけど、冷静に考えてポルノの曲じゃなかったら「怖!」ってなるかもしれない笑
「勝手に想ってごめんなさい」のところは若干歌い方アレンジしてたのかな?ギターソロのアレンジも良かった!
あと最終日に気づいたけど、「タダイマ画像ガ乱レテイマス」のところは後ろのPGの照明も、両端のスクリーンも乱れてた。アーカイブで見たらその辺はあんまり分からなかったけど。

4.ANGRY BIRD

急にきた!ドリーマーからのANGRYBIRD…このガラッと変わる瞬間がほんとにゾクっとする!
ANGRYBIRDもダイキャス、台湾行けてないから(行けてないライブ多い。かわいそう笑)初めて聞いた。
この曲は歌い方がほんと好き。どうやったらあの歌い方が出来るんだろう…
演出もとても良かった。まずサビからの照明がバチバチでステージが全然見えない笑
この曲だったと思うけど、昭仁さんスポットライトからの晴一さんスポットライトのところがとても良かった…これは高崎でも東京でも同じこと思った。映像で見るとこの辺もイマイチ分かりにくいんだけどね。

5.Love,too Death,too(東京では7曲目)

ラブデス!久しぶり!!
久しぶりなのに自然と手拍子が揃う!
アーカイブで聞いてもはっきり手拍子がきこえる
ミラーボール綺麗だったな〜
アウトロのギターアレンジ、切なさを残してて良かった。
こないだのカフェイレでラブデスの話(ライブでこの曲をあまりやらない理由等)をしてた☺️

5. 今宵、月が見えずとも(東京のみ)

今宵も久しぶり〜!あれ?高崎でやったっけーと思いながら聞いてたけどやってなかった。
手拍子で盛り上がれる曲だからとっても盛り上がった。だからセトリに入れてくれたのかな??違う??
最後の声がめちゃ伸びて聞いてて気持ちよかった。
ところでこの曲といえば某Mのポテトが揚げあがる音を思い出す🍟として有名だけど、ちょうど某Mのポテトの材料不足のニュースが出ていて、みんな余計に食べたくなっちゃうじゃん…って心配になった(?)

6. Free and Freedom(東京のみ)

この曲も初めて聴けた…!ずっとずっと聴きたからったら嬉しかった〜!
コロナ禍に聴くとまた違った印象。なんか…深くない??人生を見つめ直す的な感じで、同じく高崎で6曲目だった『ウォーカー』と少し本質が似てるのかも…?

「自由」にとって「愛」とはつまり毒入りの果実 それはとても甘い

今も歌詞を見て、いろいろ考えさせられてる。この曲もいまこのツアーで聞いたからこそ新しい解釈が生まれる。
みなちんさんの鍵盤も綺麗で聞いていて気持ちよかった。

6.ウォーカー(高崎のみ)

ウォーカー!久しぶり!!続ポ、これもしかしてレア曲続きのセトリ〜??と気づき始めた頃。
あんまりこの曲に思い入れを持ったことなかったけど(牛乳の賞味期限の歌のイメージ)、この曲もこのツアーでやる意味がきっとあるはず。

あえて言えば「歩み続けるという」ほらね青い約束

は、最初の

いつか僕が自らと交わした古く青い約束

なんだよね。ポルノグラフィティが歩み続けてくれていること。当たり前のように続けてきてくれているけど、立ち止まることも致命的ななにごとかが起こることがあっても、それでも歩み続けてくれてることに感謝だよ〜と思いながら聞いていた。

7.君の愛読書がケルアックだった件(高崎のみ)

ケルアック〜〜!!あとから考えるとこのセトリでこの曲をここでやったのは少し意外かも?
この曲も好きだから嬉しい!って思ってたらあっという間に終わっちゃった…感想が薄い笑

8.ミステーロ

「THEFIRSTTAKE」で披露したサウダージの反響を受けてのアコースティックアレンジコーナー。この曲はもうオリジナルで世界観完成してるから、ミステーロ?!と思ったけど、こういうアレンジにはぴったりの曲だと思った。途中で入るバス?のぎぅぅって音が締め付けられてる感あって世界観〜!ってなった。
公演によってはサウダージと順番が逆のところもあったのかな?私は両日ともミステーロ→サウダージだった!

9.サウダージ

20年以上第一線を走っていて尚、THEFIRSTTAKEというコンテンツで作り上げたものをまたライブに還元する、という真摯な姿だけでも嬉しいのに、アカペラからスタート。高崎芸術劇場の2階にもガーデンシアターの5階にもはっきり届いてた。高崎ではじめて聞いた時、あれ?わたしいまものすごく貴重な体験してる…?と気づいてドキドキした。この感動だけで暫く生きていける。
アーカイブより現地のがコーラスがはっきり聞こえた(みなちんさんかな?)
あと照明も赤の絨毯っぽくて綺麗だった!
カフェイレで「働き者のおじさん」と晴一さんが言っていたサウダージ。最近TFT版聴きすぎて、さっき久しぶりにオリジナル聴いたら逆に新鮮だった笑

10.鉄槌

イントロきいてびっくり。幕張ロマポル以来!10年ぶり…?びっくりと同時に、ここから闇落ちゾーンなんだなとはっきりわかるこの曲のこの感じ。幕張ロマポルでの演出がめちゃくちゃ怖かったから今回もびびってたけど、その辺は大丈夫だった。
このツアーでこの曲をやる意味。これもまたヒシヒシと伝わってくる。
その一方で間奏のビームのような音でアストロブラスターに乗ってるみたーい☆と呑気な考えも脳裏をよぎった。

11.Fade away

心配になるほどの救いのない曲シリーズ。
この曲もまたこのツアーでやる意義があるんだろうなと思うと、そんな現実を想像して苦しくなる。
歌い方も曲も、力強くも儚い感じ。ずぶずぶに闇の世界に引き込まれる。

12.元素L

「救いのない曲が続いたのでそろそろ愛のうたを」というMCから。
弾き語りから始まる。最初のギターで、最初の一節で、今までの雰囲気が一転してあったかくなる。ハモリも素敵だった。
この曲の歌詞も大好きだな〜

好きな人に好きと言うだけでなぜこんなにも大変なんだろう

本当にね…でも目の前の2人を見て、沢山伝えたいな〜と思った。
冬から春にかけてまた沢山聴きたい。

13.Winding Road

愛の曲だけど…またすぐに切ない曲!ワイローも久しぶりに聴いたような。昭仁さんのハーモニカをまた聴けて嬉しい!
今見ると、わいろー→元素Lの方が季節の流れ的にもぴったり来るけど、「救いのない曲が続いたのでそろそろ愛の曲を…」のMCからの元素Lからのワイロー、この流れ、めちゃくちゃポルノグラフィティみを感じて震える。

14.THEDAY

「今日がその日だ、THEDAY!」というMCの汎用性の高さ…惚れ惚れする。
何度聞いてもめちゃくちゃかっこいい。大好き。
大きな会場でもめちゃくちゃ映える曲だけど、ホールで聴くのも迫力あって好き。
アーカイブの最後のほうの晴一さん越しの昭仁さんの映像もめちゃくちゃ良い。

15.REUNION

REUNIONも照明バチバチだった!あのバッチバチの照明、アーカイブで見ると半減されちゃうんだよね〜
画面越しに見ても照明バチバチだったREUNIONライブは会場で見てたらもっと激しかったのかなとも思った。
生で聞いたのは初めてだけど、初めてとは思えないくらいもう馴染みのある曲になってる。

16.メリッサ

オーラス、サビのラストがめちゃ伸びてて拍手に切り替えるタイミング見失った(言ってる意味わかる?笑)
配信見てて改めて思ったけど、メリッサって鍵盤の音も綺麗だよね。

17.ハネウマライダー

会場の広告に出てた絵からして「まあいつも通りハネウマもやるでしょう」って思ってたので順当😌
オーラスの最初の晴一さんのところ、会場はみんなにやにやしてた…笑
サビではステージ脇のスタッフさん達がみんなタオル回してるのが見えて、なんかすごく感動しちゃった。愛されてる〜!
アーカイブ見て思ったのは、「へいゆー!」の斜め具合がいい。配信だとあの角度ありがちよね。

18.テーマソング

「生涯最高のクラップを」っていう煽りからのイントロ。このとき会場は確かに一つになってた。
会場にいるときよりもアーカイブを見てる時のが泣きそうになるくらい、聞くたびに感情が揺さぶられる本編ラスト1曲だったなと思う。ラストで心臓が赤くなってる演出グッときた。
「ありがとう、みんなのおかげ」って言ってくれるところも好き。昭仁さんが言っていたように、次は一緒に歌いたいな。

【アンコール】01.メビウス

高崎で聞いた時は新曲を聞けた喜びが大きくて、曲自体にはあまり何も思わなかった。
東京で聞いた時は曲も歌詞も難しいなと思った。歌詞についてTwitterでザワザワしてるのを踏まえてアーカイブを見たら、確かに怖さというか静かなる狂気というか…あまり私が聞いてこなかったタイプの世界観の曲だなと思った。
Twitterでみんな言ってたけど、この曲に対するMCと曲の内容がマッチして無さすぎてそこも未だに気になる笑(最近の曲で言ったら、ブレス、VS、テーマソングみたいな曲に対するMCぽい感じだから)
でもなんだかんだで最近、ふとした時に脳内で流れてる。既にメビウスの輪にハマってしまった🤯

【アンコール】02.ナンバー(東京のみ)

「一足早いクリスマスプレゼント!」みたいなMCで、絶対ハドホリだと思ったら普通に違った笑
猫、蜜蜂、キツネ、熊、蝶、ウサギ、蟻、鳥…沢山の動物が出てくる曲。
可愛らしいけど、こちらも不思議世界観な曲。
「あかいめ」というフレーズがメビウスにも出てくるのが気になる〜!
最初聞いた時は認知症がテーマの曲…?と思ってしまった。あともう何回か聴いたら世界観はまれるかな。

【アンコール】03.ジレンマ(高崎ではアンコール2曲目)

「ラスト一曲で全部出し切ってゼロになったらまたポルノのライブに行きたいと思う(はず)」という昭仁さんのMC聞いて、凄く腑に落ちた。
ライブもテーマパークも、楽しい場所は暫く行かなかったら行かないことに慣れちゃうけど、一回行くとまたすぐに行きたくなる。あれって何でだろ〜?と思ってたけど、全部出し切ってるからか〜って納得。
ハドホリ聞けなかったけどみなちんサンタさんが回収してくれたのでよかった🎅みなちんさんの帽子、ぴんぴんしてて可愛かった。(みなちんさんについてめちゃ語ってる笑)

高崎ライブ後のメモ

・最初のメンバー紹介の時に昭仁さんが後ろに下がりすぎて機材にぶつかってた
・3階席〜!って煽ってくれたけど3階席はない
(因みにガーデンシアターは5階まであったけど、5階席は実は4階で、1階席に見えるところは実は2階席だった(?))
・ジレンマのソロ回しの時昭仁さんは楽しそうに傍で遊んでた
・ボーカルは?のところをわざわざボイスストラップに吹き込んでマイクで拡声。
そのあともう一回「ボーカルはおかのあきひと!」って吹き込んで拡声
そのくだりで昭仁さんに「だらだらしてるな!」って言われてた笑
・マイナー&重めの曲が多い。長男(6歳)がこのツアーでライブデビューする予定だけどこのセトリで怖がらないか心配(11/15のかなけんホールに無事参戦🙌またライブ行きたい!と言ってた。数日後美容院に行った時は、自ら「ポルノグラフィティのギターの人の髪型にしてください」とオーダーしていた)
・サポメンさんたちとアンコールのTシャツおそろだったと思う!(東京では昭仁さんとおそろなの嬉しかった!)

さいごに

2年ぶりにライブに行けてとっても嬉しかった〜!高崎行く前は泣くかなーと思ってたけど、ホームすぎて泣かなかった🥺
声を出せないライブは初めてだったけど、それ以外はいつもと変わらない楽しみ方だし、順応できた!(ボイスストラップは恥ずかしくてほぼ使えなかった笑)
オーラスで輔さんや昭仁さんが言っていたように、コロナ禍で有観客ライブをやることは本当にとてつもない努力が必要なことだったし、晴一さんが言ってたように当たり前のように開催されるものでもなくなってしまったんだと思う。でもREUNIONライビュでも見たように、スタッフさんたちの配慮や新しいアイディアのおかげで今までと遜色ないくらい楽しめるツアーだった。
配信やアーカイブで見れるのとてもありがたいし、同時に、音の迫力、細かい演出、観客の一体感を体感できる生のライブはやっぱり続いてほしいなと思った。
試行錯誤して新しいライブの形を作ってくれたことに感謝するツアーでした!
そして、MCで「これからのポルノグラフィティ」について言及してくれたことも嬉しかったな。2022年の活躍も楽しみにしてます!