ヴィジュアル系が好きだ

遅めのお昼でつけ麺食べに行って、着丼待ちの時間に何気なくSNSを見てたらあまりにも突然のニュースを目にした。

僕はヴィジュアル系と呼ばれるバンドが大好きだ。
何ならメタルコアとかメタルとか正直あんま知らん。ヴィジュアル系の方が1000倍詳しいと思う。
バンドやる前からヴィジュアル系(ジャンル論争は野暮すぎるので、ここでは置いておく)をずっと聴いて育った。
一時期それっぽいことをやっていた時期もある。

見た目とか世界観はもちろん、「ヴィジュアル系であること」を誇っていること、誇れるということはとてもカッコいいことだし、それがヴィジュアル系の良さのひとつだと思っている。
身を置くジャンルは違えど同世代や先輩のそういった方々のことは尊敬しているし、その頂点に君臨するバンドは間違いなく自分のルーツとして血肉になっていて、同時に「今でも最先端でカッコよくあり続けているバンド」だ。

この文章は100%僕個人のお気持ち表明であり自分語りなので思い出を少し綴りたい。
高校の頃、静岡の田舎では当時まだ珍しかった5弦ベースを買ったら部活の先輩が「ムックできるじゃん」と言ってきた。
とりあえず6のバンドスコアを買い、神の星とか赤い空をコピーして「Eより低い音が出せる!楽しい!」と感動した次に、「じゃあDとかD#とかの曲も弾けるじゃん!」と思い当たり、当時好きだった「自分の知ってる中でトップレベルにカッコいいベースソロ」の部分だけを音楽室で弾き続けていた。未成年とか、バレッタとか。
いま思うと4弦でも弾けたけど当時からドロップチューニングあんまり好きじゃなかったのかなあ。
その割には同級生から借りたギターの6弦だけBにして舐~zetsu~のイントロだけべりべり弾いてたこともあったな。

自分でバンドをやるようになった頃、インターネットのみなさんの声を見ることもどんどん容易になっていった。
メタル(ラウド?)(こういう分け方云々のあれもめんどくさいし実にインターネット的だ)フェス/イベントに出演するヴィジュアル系バンドに対する”賛否両論”を散々目にした。うるせえな黙ってろよ、と思うことも実際あった。
ただそれ以上に、ヴィジュアル系のまま戦っている姿は本当にカッコいいと思った。

今の自分がステージで「カッコつける」意識を明確に持っているのはヴィジュアル系に触れてきたからだと思うし、バンドの色として許される(あるいは黙認されてる)範囲でそれらしいことをもっと突き詰めていきたい、とずっと考えている。

なんだか文章がまとまらないけど、綺麗にまとめるものでもないか。



REITAさんのご冥福を心よりお祈りいたします。


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