かずさん使う

場づくりを通じた実践的な人材育成・組織開発やイノベーション創出の支援をしている中村一浩さん

自分自身を生きる事!みんなも自分を大切にする生き方をすることが、まわりを大切にするより先だよ!というメッセージを真摯に伝えようとされている中村さんにお話を伺いました。

出身地:活動地域 神奈川県横浜市/日本国内外
経歴:上智大学理工学部卒業。事業構想大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院SDM博士課程在学中。大学卒業後、株式会社ミスミグループ本社、株式会社リクルートホールディングスなどを経て独立。
現在の職業及び活動:株式会社Project Design Office代表、株式会社Dialogue  with共同代表、しあわせホテル株式会社共同代表。専門領域は人材育成・組織活動、事業開発。現在は、慶應SDMでイノベーションと対話(ダイアローグ)の研究をしつつ、数々の大手企業に対して、場づくりを通じた実践的な人材育成・組織開発の支援やイノベーション創出の支援をしている。クライアントの信頼関係が非常に高く、そのリピート率は100%を誇る。森の中での対話を通じたイノベーション創出プログラム「小布施インキュベーションキャンプ』、well-being向上への研究・実践・体験ができる滞在型拠点、「しあわせホテル」構想など、【対話】のもつ可能性を追求している。
座右の銘:いつも自分を生きよう(本にサインを依頼された時に、書く言葉だそうです)

大事なのは、先に自分が自分をリスペクトすることだと思うのです.

Q1.どんな心の在り方や認識の変化が今の活躍に繋がってると思いますか?

3日間の森で5感を開く「森のリトリート」というプログラムに参加したとき、「自分自身を生きよう」という言葉が、ふっと自分の中から出てきました。よくありがちなのは、自分を横に置いて、周りの人ばかりを尊重してしまうことなのですが、大事なことって、先に自分が自分をリスペクトすることだと思います。人って、見えているところで判断しがちですが、先に自分をリスペクトすることで、見えないもの(その人の内側の価値観だったり、自分の内面であったり)に気づけるようになります。人と人が出会うときにフラットな関係性が作れるようになったことが、今につながっていると思います

AIが、人間の原点に立ち返るきっかけになる、そういう可能性を感じています

Q2.これからは、AIが活躍する時代と言われていますが、AIが活躍する時代に必要とされるものは何だと思いますか?

 AIが登場することで、人間が原点に立ち返るきっかけになると思っています。「あなたにとって、生きるとは/暮らすとは/働くとは何か」という問いに向き合わざるを得なくなるからこそ、見つけなおせる、再定義できる。そういう可能性を感じています。

心が美しくなる、自分の可能性を信じることができる事を通して、見ている世界が美しく認識できる人を育てたいですね。

Q3.では、そんな中村さんは、今後どんな美しい時代を創っていきたいですか?

人が作ってきた道具は、ものすごく自分たちの持つ可能性を広げてきたと思います。私は、「対話」にもその可能性を感じているので、道具として「対話」を使えるように体系化したいと思っています。そして、言葉(言霊)の持つパワーを、皆さんが幸せな人生を送るために、活用してほしいと思っています。多くの人は、本来自分の大切にしたいものよりも、まわりから教えられた価値観や、こうあるべきということで生きているように感じます。そうではなくて、本来の自分が大切にしたいことに対話を通して気づいていける。そうすることで、その人の個性を発揮できるようになると、自分の可能性を信じることができるようになります。すると社会とのつながりも持てるようになります。自分のありのままで生きることが、世界にとっても貢献できるようになる。そんな人があふれたら、心から安心できるような社会に自然となると思うのです。人って、本当に悲しい時って、見える世界が灰色に見えると言いますが、その反対に、ふっと見る夕日、そこで会話している人たち、そんな何気ない日常が美しく見える人であふれる社会にしていきたいと思います。

その時、その時で自分だと思う範囲を自分で自由に設定すること

Q4.「いつも自分を生きよう」ということばを、本にサインを依頼された時に書かれていらっしゃるとのことですが、どういうイメージを伝えたいのですか?

 私は、理工学部出身です。物理の世界では、人間は小さな原子からできていると学びます。一見すると、人とその世界は別のものですが、原子レベルでみれば、大差ありません。何が人とその他のものを分けているのか、不思議ですよね。例えば、杖を使い慣れてくると、杖も自分の体の一部だと思えるようになります。まったく違う物質なのにもかかわらず、そのように自分の体だけが自分という境界線がなくなるのです。それを拡張すれば、自分の認識によっては、世界全てが自分であるとも規定できる。つまりはすべて自分次第なのです。自分の可能性を自らで設定して、自由に生きてほしい。そういう思いを込めて、書いています。

ありがとうございました。

 中村さんとお話ししていて、組織をうまく活性化していくことを最先端で実践されてらっしゃることを感じました。人が大切にされずに利益を追究してきた時代は終わっていく、通じない時代になっていく。本質を大切にしていく時代になっていくことを改めて感じました

対話にご関心のある方は、Facebookグループがありますので、お問い合わせください。

著書:「なぜ、すぐに決めないリーダーが結果を出し続けるのか?」他

SNS https://www.facebook.com/kazuhiro.nakamura.33


【編集後記】
インタビューをした村田と善家です
インタビューさせて頂いて、「クライアントさんのリピート率100%」に納得しました。

この記事は、リライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人たち”にも掲載されています。

http://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36

#対話 #組織#リーダー#森

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