Piyomaru

Macを使った仕事のワークフローを自動化して、勝手にMacに処理させるシステムを多数開…

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Macを使った仕事のワークフローを自動化して、勝手にMacに処理させるシステムを多数開発。Appleに先駆けること10年以上前に日本語でMacに命令できるシステムを開発。電子書籍80冊以上執筆。 電子ブックストア https://piyomarusoft.booth.pm

最近の記事

ボツ企画 すべてのコンピュータはSoCになる

日々、企画を出して検討していると、当然のように「ボツ」になったものがあります。引っ張り出してきて眺めてみると、もったいないと思ってしまうところです。 項目出しをしている段階で、わくわくする内容本を書く場合には、本を構成する「章」のタイトルを箇条書きにして、本のテーマを掘り下げ、話に無理がないかどうかを確認します。 1章 スパコン「富岳」ショック 「ARMで高性能コンピュータは無理」という
固定観念は日の丸スパコン「富岳」で崩された 2章 M1~前代未聞のPC用SoCの登

    • Cocoa Scripting Course #7 NSColor執筆中

      電子書籍の執筆や企画に行き詰まったら? もちろん「別の本を書く」! これが絶対正義(当社比400%増しの大正解)。  Cocoa Scripting本シリーズPiyomaru Software、いえ、四六時中書いているのでPiyomaru Publishingだなどと言っておりますが……その中で「たぶん、一番むずかしい」と言われているのが「Cocoa Scripting Course」シリーズ。 ここで誤解していただきたくないのは、「挑んでいるテーマ」が難しいということだ

      • Pixelmator Pro AppleScriptコンテストで世界一

        Pixelmator Proといえば、Macユーザーならみんな知ってる高性能グラフィックアプリ。そのAppleScriptコンテストで世界一を取ったときの話です。 縛られまくりのプログラムコンテストそれまで、Pixelmator ProはAppleScriptに対応していなかったのですが、2020年にAppleScriptに対応しました。この対応を記念して、メーカーによるAppleScriptコンテストが開催されました。 そのレギュレーションがなかなか大変でした。 10

        • ダイアログの中に作った箱庭インタフェース

          Macのダイアログは、あまり作り込んではいけないというのがHIDのガイドラインのルールなのですが、全力で無視することにしました。 Appleが守らないものを後生大事に守る必要なんて、ない HIDのルールによれば、アラートダイアログの中に作り込みすぎてはいけない。ダイアログは簡素な部品を載せるだけにとどめなさい、ということになっています。 でも、昨今のAppleの迷走ぶりを見ていると、ルールを作った本人たちがテキトーにやってるんだから、別にこのルールを後生大事に守る必要なん

        ボツ企画 すべてのコンピュータはSoCになる

        マガジン

        • ぴよまが!
          15本
        • 練馬区最強Macユーザーをめざすマガジン
          47本
        • App Engineer Journal "猛者"
          50本

        記事

          iPadが一番クリエイティブに役立つ場面

          iPadでクリエイティブな作業が行えるのか、という疑問を多くの人々が持っていると思われます。 画面の大きなビューワーマシンiPadが登場してきたときに「ああ、画面の大きなiPhoneなんだな」という理解をしていました。 当時、iPhoneも3とか4といった時代だったので、4インチぐらいの小さい画面が装備されていた頃でした。正直なところ、画面が小さすぎてさまざまなアプリを使うのにも一苦労していた時代です。 画面の大きなiPhoneぐらいの存在でも、まあいいんじゃないかと考

          iPadが一番クリエイティブに役立つ場面

          企画:ウケとインパクトに全振りしたAppleScriptの本

          そういうAppleScriptのインストールと実行を通じて、AppleScriptに慣れてもらおうという本。ただ使ってもらうだけのScript紹介本。 ありそうでなかったScript紹介本オマケScriptの紹介+導入についてのガイド本。ひたすらインパクトのあるド派手なAppleScriptだけを紹介します。noteに記事を書いて様子を見ながら企画していました。 これまでには、地道で着実な入門本を書くことをこころがけてきました。スクリプトエディタの起動方法から使い方からは

          企画:ウケとインパクトに全振りしたAppleScriptの本

          iOS上のPagesで本を作る本

          よくよく聞いてみたら、iPadのPagesで本を作りたいというニーズがあるらしい。驚天動地の出来事であります。そういう本を作るとしたらどうなるのか、検討してみましょう。 本気か? いや、正気か?!iPhone上のPagesは……冗談以上のものではありません。では、iPad上のPagesでクリエイティブに本を作れるのか、というお話です。 これは……不可能とは言わないまでも、かなり(企画、制作側に)難易度の高いテーマです。実際に作ってみるとわかるのですが、iPadでPages

          iOS上のPagesで本を作る本

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」の内容を考える(Kamenokoで)

          電子書籍の表紙を作ると、すべて内容が完成したかのような錯覚に陥ることがあります。でも、内容も考えないと完成しません。 大枠をかんがえてみた内容はタイトルどおり「Pages+AppleScriptで本を作る」ことを紹介するもの。 では、どのように話をするとよいでしょうか? こういうときには、自分で開発したアイデアプロセッサ「Kamenoko」を活用します(これ自体もAppleScriptで開発してMac App Storeに出しています)。 Kamenokoは、アウトラ

          「Pages+AppleScriptで本を作ろう」の内容を考える(Kamenokoで)

          電子書籍「Pages+AppleScriptで本を作ろう!」(案)

          Pagesで電子書籍を作る話をボツにした話を書いたら、「え、なにそれ読みたい」と言われたので「まえがき」だけ試しに書いてみました。 Pagesで本を作ろう! macOS標準装備のPagesでPDFによる電子書籍出版 まえがき Pagesとは? 「Appleが作ったおっしゃれワープロ。テンプレートにおしゃれなものがたくさんあって、それから選んで誕生日のお知らせとか、謎におしゃれなチラシが作れる。」 といったことは完全な間違いで、おしゃれテンプレートも英語圏に合わせてデザイ

          電子書籍「Pages+AppleScriptで本を作ろう!」(案)

          フリーフォントをインストールしていないMacはMacではない説

          日本語のフリーフォントがたくさん出ている今日このごろ、Macにフリーフォントを入れてあれば、一段も二段も違ったすばらしい資料が作れます。 日本語フリーフォントが出てくるまでの歴史アルファベットのフォントについては、昔から海外でたくさんのフォントがフリーで流通していました。さまざまなフォントを集めては、その美しさに心震えていました。 日本語のフォントについては、モリサワなどの大きなメーカーが高解像度の印刷物用にフォントを出しているほか、ダイナコムウェアのDynaFontなど

          フリーフォントをインストールしていないMacはMacではない説

          3月のApple Eventがキャンセルされた?

          2024年3月12日を楽しみにしていたら、何も起こりませんでした。 何も起こらなかった!「そういえば、12日あたりに何かやるって言ってなかったっけ?」 そう思ってGoogleで「Apple Event 2024 March 12」などと入力して検索してみると、「キャンセルされたらしい」という噂系サイトの記事が目に入りました。 もともと、新製品の発表会がある場合には日本のライターにも声がかかるので、X(Twitter)でフォローしているライター諸氏が渡米していないところか

          3月のApple Eventがキャンセルされた?

          ScriptをインストールしていないMacはMacではない説

          自分で組んだAppleScriptも膨大な数にのぼっていますが、ないと不便で仕方がないので、新たに導入したマシンには膨大なScriptをインストールするところからはじめます。 強力なScriptを導入すると、本来のパワーを発揮するMac環境頼まれて自分の親や兄弟のところでMacのメンテナンスの作業をしていると、不便すぎて自分で作ったAppleScriptをMacにインストールしています。ないと不便すぎてひからびてしまいそうです。 そんな便利なものがあるのか……ということを

          ScriptをインストールしていないMacはMacではない説

          最新のmacOSがIntel Macをサポートしなくなる日

          かつて、PowerPCからIntelにCPU切り替えが行われたときには、すぐPowerPCをサポートしなくなりました。Apple Siliconへの切り替えが行われた今回はどうなんでしょう? 切り替え後の旧式CPUのサポート維持期間かつて、PowerPCからIntelにCPU切り替えが行われたときには、Mac OS X 10.4と10.5のあとにすぐPowerPCをサポートしなくなりました。2つのOSのメジャーアップデート後に、すぐPowerPC Macにインストールするこ

          最新のmacOSがIntel Macをサポートしなくなる日

          人から価値ある意見を聞くコツ?

          新しいものを企画するときに、他人に意見や感想を求めることがあります。ただ、その聞き方によっては薬にも毒にもなります。できれば、毒ではなく薬を得たいものです。 意見を聞く相手の傾向を知っておくべき。べきべき予算がたっぷりある開発会社では、外部の人間を呼んで対面のアンケート(評価者は別室から観察)を行ったりするようです。でも、もっとずっと小規模のデベロッパーだとどうなるでしょう。 知り合いに意見を聞くことになります。同僚とか友達とか、よその人とか。 とりあえず、わかりやすい

          人から価値ある意見を聞くコツ?

          海外YouTuberの評価が分かれるM3 MacBook Air

          M3 MacBook Airに対する海外YouTuberの評価が、過去に見られないぐらい分かれています。 Max Tech 高評価、低評価が入り混じるグラフィックも演算性能も向上したM3はパワフルなSoCだ。パワフルになった分だけ発熱が大きく、サーマルスロットリングを起こして性能が落ちる。 M2 Airで256GBのSSDを1チップのNANDで実装したために、M1 Airよりも256GBモデルはディスクパフォーマンスが遅くなった。M3では2チップのNANDで実装したため、

          海外YouTuberの評価が分かれるM3 MacBook Air

          電子書籍カタログの作り直し、っていうか廃止したい

          ぴよまるソフトウェアの電子書籍も87冊にも達し、とても選べないので、「電子書籍のカタログがないか?」と言われたので突貫工事で作成しました。が…… 本が多すぎて選べないと言われた件個人で作った電子書籍の冊数が増えたので選びきれない、などと言われた個人が世界のどこに存在するものだろうか。とにかく前例がありません。 出版社ならぬ、出版する個人だから「出版者」か。 なんだろう、不審者みたいだ、出版者。 前例もないし、だいたい「カタログって何?」という定義から始めなくてはなりませ

          電子書籍カタログの作り直し、っていうか廃止したい