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#1 1軒目に最高な小料理屋さん

キャプションはなぜか帰りがけにパシャリしていた「タミヤ」のショーウィンドウ。


執筆のおとも

  • SUNTRY ALL-FREE

  • キュウリの浅漬け

  • 茄子とピーマンの豚ひき肉炒め

  • 黒舞茸を塩で炒めただけのやつ

本文だよ

Pかめどんを待つ

PかめどんとはJR新橋駅で待ち合わせだ。
人の邪魔にならぬように改札前のスタンプ台の前に収まった。
もちろんスタンプを押したい人が来たら退くつもりであったが、
そんなにスタンプを押したそうな人はいなかった。
まあ、水曜日の18時だしね。

Pかめどんは会社に忘れ物をしたので、5分ほど遅れるらしい。
さもありなん。

141どんはここに来るために定時を迎えた瞬間PCを閉じたが、
なんか後輩からチャットが飛んできていた気もする。
でも見なかったことにした。
朝の校門と同じである。1秒でも過ぎたら業務時間外なのだ。

Pかめどんと合流

「(`・ω・´)/よっ!」
Pかめどんが現れた。
やれやれ、待たされたぶん喉が渇いたぜ…

(おせーよPかめどん!早くビール飲ませろよ!)
「Pかめさん、お疲れ様です!お久しぶりです今日はお誘いありがとうございます!!!」

Pかめどんは大学の先輩である。
先輩にナメた口はきけない141どんであった。

本日のお店:だん亭

  • 〒105-0004 東京都港区新橋5丁目9−8

  • 営業日:月~金(17:00~その日によりけり)、土(16:00~21:30)

  • 定休日:日曜日

  • 予約:可(TELのみ)

  • https://goo.gl/maps/oXkGkoV1oyaQ4WEz6

カウンターに着席!

18:30に伺ったが、どうやら我々が一番乗りの模様。
「カウンターとテーブルと、どちらにしましょ?」
優しく出迎えてくれた女将さん。
もちろんカウンターで!

まずはキリンラガーで乾杯だ

トリアエズナマ・・・と呪文を唱えると、
「うち、瓶しかないのだけれどいいかしら?キリンもアサヒもサッポロもあるけど……」
すごいじゃん。瓶ビール飲み比べができちゃうじゃん。
そんでもってキリンをお願いしたら、ラガーもあるとのこと。
(*´∀`*)ふぉぉぉぉっ・・・!

Pかめどんの完璧すぎるお酌と141どんの下手くそなお酌を披露して・・・

かんぱーい!

お通し:ピーマンの肉詰め(軟骨コリコリ!)

「今日はもうお二人だけだと思うから、貸し切りで楽しんでな!」
お茶目なマスターからのお通しはピーマンの肉詰め。

肉ダネには細かく砕いた軟骨が!マスターの丁寧な仕事が伺える。(キャメラ:Pかめどん)

刺し盛り、舞茸バター

刺し盛りは素敵な高坏小鉢で!
マスター曰く、
「今日はまぐろがちょっとイマイチだったな。その分他大目にしといたよ!」
とのこと。なるほど、確かに脂身があっさりめなのかも?

まぐろ、たこ、ひらめ、ひらめ縁側、いか
マスター曰く、まぐろはいつもより元気少なめだったらしい。

141どんはタコに感動した。
しっかりと引き締まった身に、自然な塩気。滋味である。
そしてミョウガを噛むと広がる爽やかさ。
ああ、夏だなぁと思ったときには冷酒を注文していた。

ちなみにPかめどんと141どんは、吞んでいるときは口数少な目である。
というより、うめぇうめぇ鳴く生き物と化しているので、
ハイコンテクスト(って言うのか?)な会話は不要なのだ。

そんな我々の元に、もう一品。

舞茸バター

舞茸のバター炒めである。
これはPかめどんたっての希望で注文したひと品である。
曰く、カウンターの向こうの「今日のおすすめ」メニューで
ひときわ輝いていたらしい。

これがまた美味しかった・・・
舞茸は程よく歯ごたえを残し、バターの風味がふんわりと香る。
マスター曰くポイントは、
ちょっとバターで炒めた後に少しの酒を加えて蒸し、
最後にこれまた少量の追いバターをするとのこと。

「酒は不味いのを使っちゃだめだよ。
俺はいつも料理しながら飲んでる酒を入れてる

マスターそれってキッチンドラnk・・・

呑んべえマスターの逸品ぞろい

いやぁこの店は信用できるぜ・・・
Pかめどんと141どんは確信した。
酒呑みが酒呑みのために作る皿なんて何食べてもおいしいじゃん。

ということで、この日我らが存分にいただいた品々をば。

セロリスティック!シンプルだが、丁寧にスジがとられている。
Pかめどん「丁寧な仕事だぜ…」
小いも。指でつまんでちゅるっと食べる(語彙力)
141どん「ちっちゃい里芋だ!?」
鶏つくねとおひたし。マスターがサービスしてくれた。
日本酒に合いすぎる。
お野菜の白だしびたし。
彩り鮮やかなうえ、野菜がそれぞれ絶妙な固さで仕込まれていて、美味。
箸休めにと、小いもの皮をスナックにしたものをいただいた!
慈姑(くわい)に似た食感で、無限につまんじゃいそうだったぜ・・・


おまけ:女将さんの嫁入り道具の1つ。ウン十年物の・・・!
141どん「この人、現役なのも信じられないけどぬる燗の作り方がうますぎる」

評価

いやぁ、最高だったなぁ・・・第一回に相応しい、良店だった。
しかし悲しいことに酒呑みはすーぐ記憶を飛ばすので、
未来の自分たちのために少しばかり具体的に評価を残しておこう。
※ちょっとおこがましいから見出しの名称を今後考えていきたいものである。

店内の雰囲気

○:小さなお店だけれど、清潔感がある。席数はカウンター5、テーブル2*2くらいかな?
※お手洗いが男女共用&和式なので、女性はちょっと気になる人いるかも・・・ただお掃除はめちゃくちゃ行き届いている。

お料理

◎:マスターの仕事が丁寧!食材の風味を生かした繊細な味付け。
飲み屋にありがちなやたら塩気の効いた大味、というのはなかった。
お好みで七味や山椒をつけても楽しめるような小粋なお味・・・♪

お酒

△:お酒(日本酒)が菊水の小瓶2種しかなく、ちょっと残念。
でもマスターのお料理、瓶ビールをゆっくり傾けながらいただくのが大正解な気がする141どんであった。

アクセス

◎:新橋駅から徒歩10分くらい。へべれけになっても無事に帰れるぜ。

141どん総合コメント

最っっっ高。
田舎の遠い親戚ん家に遊びに行ってめちゃくちゃ歓迎してもらえたくらいの余韻が残ってるで候。
お料理は旬のものを使うとのことなので、また行かねば!

Pかめどんのひと言

メニューを眺めて頼むのも楽しいよね。
でも、目の前に並ぶ今日の食材を眺めながら、カウンター越しに
「大将、これで何やってくれるんですか?」
「これはバターでささっと炒めてね、最後に酒をね」
って会話をしてから食べると、これがまあ美味いんだよな。
帰る場所はここにあった。

さすがの情緒だぜ・・・パイセン・・・


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