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人に任せるということ

"人に仕事を任せる"

とはどういう事だろう…と最近考える出来事があった。

昔の勤め先で、まだ仕事を覚えたばかりの頃だった。
アルバイトの子に、簡単な仕事を頼んだ。
配送伝票に郵便番号が抜けていたので、住所から郵便番号を調べて欲しいと、お願いした。

簡単な事だと思っていた。

しかし、数日後…その伝票を貼った荷物が届かないという連絡があった…。
ちゃんと送ったのになと思った。

原因は、郵便番号が間違っていた。
配送業者さんは、郵便番号でまず荷物を仕分けるそうだ。(当時聞いた話なので、今は違うかもしれない)
住所がいくら正しくても、郵便番号が間違うと、違うところへ行ってしまう事もあると、知った。
これが初めてその職場で、周りに大きな迷惑をかけてしまったと思った瞬間だった。そのことで、職場の先輩は謝りに行くことになり、自分の小さな確認不足でこんな事になってしまうんだと、かなり反省したのを覚えている。

"簡単な事"と思ったのが落とし穴だった。
また、任せた仕事の責任は、任せた人にあると学んだ。
任せる方は、最後まで責任を持たなければならないと学んだ。

簡単な事だと決めつけて、確認しなかった。
よく考えると、数字なんて間違えやすいものだ。後から、そう思うのである。

仕事を任せるとは、その人を信頼するという事でもある。しかし、最終確認は任せた方の仕事でもある。

人に任せて失敗されたらどうしよう?また
人に頼むより、自分がやった方が早い、その方が楽という事も、よく聞く。
しかし、それを続けたら、自分に限界がきて、ミスをしたり、回らなくなってくる。また、組織としては、仕事がかたより、人が育たなくなってくるのではないだろうか。
時には誰かに頼み、誰かと協力しながら仕事をしていくことになる。

仲間を信頼することは大切だが、仕事の進み具合の確認、最終確認は任せる方の責任である。

"人に任せるのは、自分でやるより難しい…"

最近、人に仕事を任せられないという話を若い子から聞いた。
任せるという事は、相手を信頼しなければできない。また、人の仕事にも責任を持つという事なので、任せる方も覚悟を持って頼まなければならない。

そんな事を考えていたら、任された仕事は、任せてくれた人の期待を上回るようにやっていきたいと、改めて思う。  

引退後に務めた倉敷天満屋の食品売り場にて。
同僚と、七夕の浴衣を来てもおもてなしDay🎋

仕事における基本的な考え方、大切な事を教えてくれた元職場に感謝したい。
社会に出たばかりの私に、暖かく、時に厳しく教えてくれた素敵な職場だったと思う。

#ビジネス  #つぶやき #ひとりごと #中村友梨香 #感謝 #若い頃




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