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グレートマジンガー

🔴グレートマジンガー

『グレートマジンガー』は、フジテレビ系列で毎週日曜日に放送されたロボットアニメ。『マジンガーZ』の続編となっており、マジンガーシリーズの第2作にあたる。グレートマジンガーは『マジンガーZ』の最終回で登場し、そのまま本作へと物語がつながっている。

💚スタッフ

◆原作:永井豪
◆キャラクターデザイン:森下圭介
◆音楽:渡辺宙明
◆アニメーション制作:東映動画
◆製作:東映動画、旭通信社
◆放送局:フジテレビ
◆放送期間:1974年9月8日 - 1975年9月28日
◆話数:全56話

💚概要

シリーズ第2弾の企画は、放映の一年半前(1973年の4月)まで遡る。前作『マジンガーZ』は好調なスタートをきったものの、第26話から視聴率に低下傾向が見られたため、兜甲児が新しいロボットに乗って活躍する「ビッグマジンガーZ」が検討されたが、新兵器ジェットスクランダーやコメディ担当のボスボロットなどの強化策を盛り込むことになり立ち消えに。

続いて夏には新主人公・神竜鉄也とスクランブルナイツが登場する「ゴッドマジンガー」が企画されたが、Zの視聴率が第40話から20%台をキープするようになったため、これも白紙に。

改めて同年暮れ「グレートマジンガー」の企画書に漸くGOサインが出たものの、Zが30%に迫る高視聴率を獲得したことで放送開始は延び延びになるという複雑な経緯を辿った作品である。

平均視聴率は22.8%を記録し(最高視聴率は、最終回「平和の鐘よ 勇者の頭上に鳴り渡」の27.2%)、前作の平均22.1%を上回る高い支持を得た。

💚ストーリー

天才科学者・兜剣造博士は、実験中の事故で瀕死の重傷を負ったが、父・十蔵博士の手により、サイボーグとして蘇った。その後、来たるべきミケーネ帝国との戦いにそなえ、十蔵の設計したマジンガーZをパワーアップさせたグレートマジンガーを製作。孤児の剣鉄也と炎ジュンを引き取り、パイロットとして育成しながら戦いの日に備えていた。

息子・甲児がマジンガーZでドクター・ヘルと戦っている間、剣造はその戦いを見守るのみであった。だがドクター・ヘルの敗北後、地底に潜んでいたミケーネ帝国が地上侵略へと乗り出す。彼らの兵器「戦闘獣」の前にマジンガーZはたちまち追いつめられてしまう。

この時、ついに剣造はグレートマジンガーを出撃させた。鉄也のグレートマジンガーは初出撃で戦闘獣を一蹴してその力を示した。以後、マジンガーZに代わってグレートマジンガーが地上を防衛する任に就き、ミケーネとの新たな戦いが始まったのである。

なお、前作『マジンガーZ』の主人公・兜甲児はアメリカ(ワトソン研究所)へ留学したという設定で、本作中にはほとんど登場していない。ただし、終盤ではパワーアップしたマジンガーZと共に再登場しグレートマジンガーとの共闘を果たしている。また、次作『UFOロボ グレンダイザー』では再びレギュラーとして登場することになる。

💚主題歌

主題歌の両曲は、共に前作『マジンガーZ』放映期間中には完成しており、「おれはグレートマジンガー」は映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』にて、「勇者はマジンガー」は『マジンガーZ』最終回で、グレートマジンガーの出撃シーンに挿入歌として使われている。

◆オープニングテーマ

「おれはグレートマジンガー」

作詞 - 小池一雄
作曲・編曲 - 渡辺宙明
歌 - 水木一郎、コロムビアゆりかご会

◆エンディングテーマ

「勇者はマジンガー」

作詞 - 小池一雄
作曲・編曲 - 渡辺宙明
歌 - 水木一郎、コロムビアゆりかご会

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