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不便さを愛せ

自粛生活が続くと、自分が如何に受動的に刺激を受けていたかがわかる。

今までは、朝のカフェで頑張っている人、職場で頑張っている人、蔦屋家電で読書している人。

流行りのもの。最先端のアプリ。などなど

ルーティン化していた生活の中で様々な刺激を受けてきた。

ライフスタイルの変化に伴い、色んなところで既に変化が出てきている。

刺激を得るためには、外出して環境を作るのではなく、インターネットを通じて自ら刺激を見つけ出すしかない。

つまりは、能動的に刺激を見つけにいかなくてはならないということだ。

インターネットを通じることによってメリット・デメリットがある。

メリットとしては、自分の好きが明確になること。

インターネットを検索する時は基本、自分の好きなことや興味があることの二つをベースに調べる。

そのため、検索履歴を振り返ると自分が何に興味を持っているかがわかるケースが多い。

一方で、デメリットとしては検索ワードをソートしてしまうので、新たな自分の好きは見つけづらくなるだろう。

今までは例えば、本屋さんに行ったら、店頭に並んでいる本のタイトルを見て、面白そうな本や今流行りの本を読んで世の中の流れを把握すると共に新たに気になるものが出てきたりした。

このような経験がインターネット上においては起きづらくなると予想している。

つまり、インターネットで何でも便利に過ごせる時代になってきてはいるが、不便さ故の新しい発見は起きづらくなっていくのではないだろうか。

旅でも同じである。

事前準備をしっかりとし、密に計画された旅行も楽しいが、

本当の意味で感動する旅とは、予測不可能な出会いや旅の何気なく立ち寄った場所。ガイドブックに載っていない地元の綺麗な景色を見た時ではないだろうか。

インターネットの発達により、世の中は日々便利になっていく。

人は「便利さ」を求める生き物だとすら思っている。

自粛生活。

ライフスタイルが変化し、さらにインターネットの需要が高まっているこの時代に便利さを追求するのは当たり前だろう。

ただ、不便さから発見する新たな感動や刺激は人生に大きなインパクトを与えてくれるだろう。

不便さを愛せよ。


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