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「ひ・よみ」こぼれ話その8…外猫闘病記1「ぼくたちカゼひいちゃったの」

このところ、こちらに付きっきりになっていました。
その後、疲れからか眼がパソコンの画面も見えない状態が続き、
ほとんど文章を書くことができませんでした。
ほかの投稿もできなくなっていました、すみません。
やっと一段落できそうなので、この文章を書き始めました。

書き出してみると、やはり長くなりそうなので、
2,3回に分けて投稿していこうと思います。


雪からの気温低下

以下の数値は最寄りのアメダスの記録によるものです。

2022年1月6日の雪はこの辺では2cmほど積もっただけでした。

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ただ、その後7日の朝5時前後には積雪が1cmほど残ったまま、久しぶりに-8.3℃まで気温が下がり、ベランダの温度計でも-0.3℃まで下がったようで、外猫たちは一斉にカゼをひいてしまいました。

その後も薄日の日が多くて気温が上がらず、そのうちまた雨やみぞれが降ったりして、室内も今季初めてのヒーターによる酸欠(ガスコンロが点火しなくなるのでわかります)になったりしていました。年末から最低気温がマイナスという日が15日続いていました。

いつもの年はだいたい、春の声がしてからの雪が多いので、雪が消えるのもすぐなのですが、今回は植え込みの下の土の上の雪はかなり長く残っていました。


外猫のメンバー

現在、ほぼ毎日顔を出している猫は5匹。すべてオス。

「ひふみ」の猫ちゃんたちに登場した、
2019年生まれのクロちゃん、
ギンチチくん(お父ちゃん)、
そして2020年生まれの片目のルビちゃん、
小梅ちゃんの最後の子供、2021年生まれの
メタルちゃんとネーブルちゃんです。
(写真は後に掲載します)

クロ、ルビ、ネーブル、メタルは小梅の子。ルビの父親はギンチチくん。

上記の文章で「猫神社」の説明をするのを忘れていました。
ここで説明しようかとも思ったのですが、話が長くなりそうなので
独立して後ほど投稿しようと思います。


小梅はここ4年で確認できただけでも14匹の子供を近辺で生んでいます。

秋にはいなくなり年明け少ししてから現れるという行動パターンで、昨年やっとボランティアさんを見つけて「TNR」の形で手術をして頂きました。この時、手術したのは成猫が9匹、保護した子猫も9匹。私の確認できた範囲なので、ボランティアさん独自で捕獲活動されていたこともあり、もっと多かったかも知れません。

お隣が、市指定保存樹木がある、庭の広いお屋敷で、「母猫+子猫4匹」の家族が一度に3組もいたことがあります。廃屋もありタヌキ、ハクビシン、アライグマの話があったりして、猫たちはこちらの方へも何匹もやって来るのです。

近年、周りの空き地や林もどんどん開発されてしまい、この周辺に集まってしまうようです。

猫には何も罪は無いのだけれど、増えないようにいつも心を痛めています。


やすらぎさん

「保護猫カフェ」の『猫のいる家やすらぎ』さんには、始終、お世話になっています。こちらを知らなければ、どうしたら良いのか途方に暮れていたことと思います。

昨年の春には、まだ子猫だと思っていたメス猫2匹の姉妹(同腹ではなく2か月違い)が、4+1(14日後生まれ)計5匹の赤ちゃんを産んで連れてきてしまい、少し大きくなるまで私一人で世話をして、預けられる大きさになった段階で「やすらぎ」さんに引き取ってもらい、里親さんを見つけていただきました。
5匹皆、ここにいるよりもずっと幸せになってくれています。

本当に有難いことです。

機会があれば、この子たちの話も投稿したいと思います。

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右から二番目の茶色に挟まれた子が、妹の子たちに14日遅れて後に生まれた姉の一人っ子。この子だけ遅生まれのため半分の大きさなので、他の子猫につぶされないように本当に苦労しました。親も育ちが悪いとして、くわえてどこかへ行こうとしたこともありました。

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右上が姉(チーちゃん、1匹の母)、二匹で交代に5匹の授乳、
妹(パラちゃん)はルビちゃんと同腹。チー、パラ、ルビも小梅の子。

現在、姉妹は子猫がいなくなったせいか、たまに姿をみせるだけになっています。
どこかの一軒家で可愛がってもらっているのか、見るたびに太っています。

YouTubeチャンネルもあるので、お近くの方に関心をもっていただければ幸いです。応援して差し上げたいものです。


症状と経過

皆、程度の差はあれ、涙と鼻水がひどく、くしゃみや咳がなかなか治まりません。発熱はないようなのですが、鼻水がひどいとむせてしまって飲食ができなくなります。(ここからは敬称略)

5日
メタルが何回もクシュンしていて、カゼ気味なのかな?
いつも暴れているから、どこかのほこりが原因、程度に思っていました。
チビたちは、しばらく室内に居させてあげて様子をみていました。

6日
猫たちの避難用の箱が一つしかなかったので、寒さ対策用に園芸用ビニールハウスをかぶせた箱をもう一つ用意しました。

7日の朝
ネーブルが咳き込んでしまったですが、この子は元々初めて現われてから涙目の子で、時々慌てたりすると咳き込むこともあり、あまり気にはしていませんでした。

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見にくいですが、左がネーブル、右がメタル。


最初に異変に気が付いたのは、ルビ。
8日の午後
今までの猫がしたことのない変な咳をしていて、他の猫たちもビックリしていました。朝は異常はまったくなかったので、いつもアメリカセンダングサの種をたくさん付けて来るので、そのような尖った異物が喉かどこかに引っかかっているのかと思い、心配して2日続けて動物病院に予約をしたのですが、肝心な時に姿を見せてくれないので、結局予約の取り消しをせざるを得ませんでした。

次におかしくなったのは父。
9日の夜
咳をしていたので、初めて、ルビもカゼなんだと気づきました。
父は咳がひどくて食べられない様子。
チビたちも目に涙をいっぱいためていました。
ルビは9日は一日中姿を現さず、動物病院の予約はキャンセルして、明日に予約を取り直しました。

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左がルビちゃん、右がお父ちゃん、本当の父子

10日
クロを除いた、メタル、ネーブル、ルビ、父の4匹がカゼの症状。
くしゃみをしていて、食事も食べたり食べなかったり。
メタルは右目のまぶたがおかしいようで右目が三角。
ネーブルは涙とくしゃみがひどい。
ルビは夕方前にやってきましたが落ち着かず、結局、また病院の予約をキャンセル。
父もかなり調子がおかしいのか、顔を出すようになって3年以上たって初めての「抱っこ」。かなり不安だったのだと思います。


時系列で

話の経過をわかりやすくまとめられないか、と思ったのですが、頭数も多くまとめきれませんでした。

時系列に経過を追って説明したいと思います。

目が悪いのと洗い物が多く手が濡れていたりと、メモ書きを残すのが簡単ではないので、ICレコーダーのファイル名に録音日時の付く機種で音声メモとして、後でまとめてノートに書いて残しています。

通常1日のデータとしてはファイル数20前後なのですが、11日は53、以後34、25、33といろいろあったことがわかります。


11日 雨、一日中7℃ぐらい。

この日はほとんど一番ひどい ネーブルに付き切りになります。
ネーブルの様子は、
朝、目が真っ赤でひどいくしゃみ、鼻が苦しそう。(見出し画像)
昼には外の箱から出して連れてきて暖かい場所に居させました。状態はひどく熱く感じます。けれども食欲はあるので熱はない?くしゃみをしながら頑張って食べていました。食べたせいか、いくらか落ち着いて寝ていました。私をみると起きようとしてくしゃみ、鼻に涙が入るようです。
午後からは食欲はあるがほとんど食べていません。
深夜には舌を出して咳込み、食欲はあるのですが下を向くと鼻に涙が入るようで、やっと少しだけ食べていました。

メタルは朝くしゃみが治まっていました。普通に食事もできていますが、まだ目は三角。

父は鼻が苦しくてなかなか食べられません。昨日も食べていません、具合が悪いせいか箱から出てきません。午後やっとくしゃみをしながら頑張って食べていました。

ルビもくしゃみや涙がひどく、食事も食べたり食べられなかったりと思ったより悪い状態でした。

クロとチーは正常。

みんなできるだけ中に入れてあげるようにはしていますが、メタル以外はトイレは外でないとできないので、どうしても外へ出てしまいます。
冬毛とせっせと脂肪を蓄えた外猫には室内は暑すぎるようです。人間でも真冬に着込んで外出したときに、急に暖かい室内に入れば、暑すぎて慌てて服を脱がないと気分が悪くなるのと同じだと思います。


12日 晴れ、北風

この日はルビとネーブルが交代に一番悪くなっていました。

ルビは元気がありません、鼻チョウチンや涙やくしゃみがひどい。食事は食べていますが元気な時と比べてかなり少なく、ときどきむせていました。

ネーブルはまだ咳やくしゃみが出て具合が悪いのに、メタルと遊びたがっています、いくらか元気に見えますがやはり状態は悪い。
缶はむせてしまい食べられないのでドライを与えていました。

メタルもやっていることは普段と変わらないのですが、鼻はピーピー、右目のまぶたヒコヒコ、やはりくしゃみもしています。ベランダ正面の木に登ったりしています。

父も頑張って食べていますが、むせるときがあり、あまり食欲がありません。この後、全然箱から出てこなくなりました。

皆、肛門周囲の様子からお腹は大丈夫なようです。

クロとチーは正常。クロまだ元気。


13日 火災報知器の点検が来た、病院へ

またネーブルの状態が悪くなってきました。 耳やのどが悪く、瞬膜がだいぶ出ています。また、ずっと付いていました。少し良くなるとキョロキョロ、コシコシ動いていましたが、なかなか良くはなりません。

ルビも元気がありません。

父も全然箱から出てきません、箱の中をのぞいても動きません。

メタルもまだときどきくしゃみをしています。

クロに咳が始まりました。食欲も落ちています。

とうとう5匹、皆、風邪をひいてしまいました。


子猫(約半年)のネーブルは命にかかわるといけないので、動物病院に連れていく決心をしましたが、この日は近くの病院は休診日、他も予約制で夕方にならないと診察はしてもらえません。
仕方なく「やすらぎ」さんに電話をしたところ、たまたま、こちらの隣家で保護した子猫(ネーブルの兄弟かも知れません、少なくとも顔見知り)を手術に連れていく、ということで、一緒に連れて行ってもらえることになりました。少しでも早く手当をしてあげたい。

またこの日は火災報知器の点検の来る日でした。
先送りしてもらおうか、かなり悩んだのですが、早く済ませられることは後回しにしない、ということにしました。また後でどのような不都合があるかわかりません。

昨日から慣らしていた網にいれて、やっとキャリーに入れて迎えを待つ段で、火災報知器の点検がやって来ました。キャリーにもう入れていたので、大きな音がしても逃げられることなく無事にやり過ごすことができました。

昼前には注射をしてもらい、5匹分の薬をもらうことができました。これで、どれだけよくなってくれるだろうか。効くと本当によいのですが心配でした。
これからどうやって5匹に薬をうまく与えられるかが問題となります。
クロ、ルビ、メタルは薬を摂ってくれましたが、父は警戒しているのかどうしても摂ってくれませんでした。
幸い、ネーブルは深夜には注射が効いてきたようで、だいぶ具合が良くなったようでした。

(続く)



気が付いたら、ずいぶん長くなっていました。
この辺で一区切りつけようと思います。

長い文章をお読み頂き、ありがとうございました。

早めに続きをお届けします。


次回のリンクを貼りました。


#ひふみのふで #猫 #外猫 #地域猫 #猫風邪

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