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旧キット 1/144 ガンタンク(筆塗り製作記&完成編)

今年の元旦に、ガンタンクを公開しました。

上の記事は完成品の写真のみとなっているので、今回はその製作過程をご紹介しようと思います。




計画

▲素組み

貴重な旧キットガンタンク、どう作ろうか悩みました。

ヒケを埋めて、合わせ目消して、丁寧にマスキングして塗装・・・も悪くはないのですが、正直これって結構めんどくさいんですよね…

この時点で、自分の中で「元旦に『元旦ガンタン』として公開しよう!」と決めていたので、擬似的な製作期限が存在していました。
他の作品作りとの兼ね合いで、あまり手を回せないという事情もあります。

そこで、表面処理を完全省略した「超お手軽水性ホビーカラー筆塗り作戦」で製作していくことにしました。
ヤスリがけや合わせ目消しの工程はスキップします。
旧キットのポテンシャルを100%活かそうという算段です。(実際、活かせたかどうか分かりませんが)



サフ

いきなり本色を塗っても発色や食いつきがよろしくないと考えたので、初めにサーフェイサーを塗装しました。

▲ サ フ 萌 え

使っているのはお馴染みのグレーサフです。
表面処理を何も施していないので、これまではパーツに溶け込んでいたヒケやパーティングラインがあらわに…(ー ー;)

まあ、気にしません


本塗装【筆塗り】

それでは塗装に入ります。

見出しにもある通り、筆塗りでの全塗装を行いました。

使用塗料は水性ホビーカラーです。水で用具などを洗浄できるのが本当に楽で、いつも愛用しています。シンナー特有のにおいがそこまでしないのもポイント。
(なお、前項のサフはラッカー塗料を使っています。たまたまGETしたのがそれだったので、何とかにおいを我慢して塗装しました。ツラカッタ…)


▲筆塗り完了!

はっきり言ってメチャ汚いです。
ツヤがガタガタというか、非常にオモチャっぽい雰囲気をかもし出しています。

広い面の筆塗りは本当に難しいものです。

コツとしては、筆を動かす向きを一方向に定め、乾いたら向きを90°変えて筆を動かし、また乾いたら向きを変える・・・というように筆を動かす向きに気をつければ、ある程度筆ムラを軽減できるとは思いますが、自分自身分かったような分からなかったような…
もっと研究が必要な気がします。



トップコート(つや消し)→完成

筆ムラを抑える最後の砦、つや消しトップコートを行います。
こちらはエアブラシで塗装。
ムラがなくなるように願いを込めながら、いつもより厚めに塗り重ねました。

▲トップコート完了!

さっき書き忘れましたが、トップコートの前には軽くスミイレを施しました。
とは言っても、筆塗りは塗膜が厚くなってしまうので、溝にスミイレ塗料が流れ込んでくれませんでした。なので、一部油性ペンの極細を使ってスミを書きました。(これぞ書き初め???)
顔のスリットなんかは手書きモールドの代表例です。ドアップするとかなり汚いのですがぁ…

トップコート前では大暴れしていた筆ムラも、トップコートによって多少は黙ってくれました。作戦通りです。
わずかに残る筆ムラも、独特の味としてパーツ表面で生命いのちを帯びています。

▲あんまりやりたくないけどアップで。
▲後ろからも。
黄色は発色やら何やらが非常に弱い塗料なので、サフの上から下地に白を塗りました。


ガンタンクの紹介は以上です。

旧キット相手に、表面処理を一切省いた「超お手軽仕上げ」で製作しましたが、そこまで悪くない印象でした。

「1/144 ガンタンク」の素体が良いからかもしれませんが、意外と綺麗にまとまってくれて自分でもびっくりしました。
多分、ずっと初期の旧キットだと、こう上手くはいかないと思いますが…


最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは。


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