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英語テスト編:IELTS スピーキング

前提として日本で英語の試験というと今でも英検やTOEICが主流だですが、けれどこれからはIELTSという試験も少しずつ主流になってくるのではと思っています。私はIELTSをオーストラリアのジェイムズクック大学(James Cook University:JCU)の心理学部の入学試験として何度か受けまして、大学の入学要件は4つの要域(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)で6.0となっております。

*各オーストラリアの大学や学部によってこちらのスコアの基準は異なるため、関心のある大学があればその大学のウェブサイトで事前にご確認いただくことを推奨します

おそらくIELTSに馴染みがない方はどれくらいの難易度かピンとこないと思いますが、こちらはTOEIC換算ですと740ー820程度なのでそこそこレベルは高めです。

また私は4つの領域の中で最もスピーキングの試験で苦戦して、3度目にして6.0を取得したからこそお伝えできるスピーキングの対策のコツを書いてきます。ちなみに1回目のスピーキングのスコアは4.5でした泣

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コツ➀ 自分の英語のプレゼンなどを録音してみる

まずご自身英語の話し方の癖やアクセントなどを客観的に見る方法として有効です。こちらは案外自分で無意識に話している癖は気がつかないものなので、それを意識して直すことでレベルアップにつながります。

私は語学学校に通っていたときのチュートリアルであるときクラスメートに自分のプレゼンテーションを録画してみて、それを見返して「早口、日本語のアクセント発音になっている、アクセントの強弱がついていない」などの改善点が見えてきました。

こういうプレゼンテーションの場面では無意識に自分の癖が出やすいので、少し恥ずかしいですがスピーキング力を一気に改善したい場合は直に向き合ってみると良いです。ただしプレゼンテーションの機会がない場合は、地元などで英会話イベント(外国人と話をするイベントなど)で事前に許可を取ってご自身のお話しされている箇所を録音させてもらうのも良いでしょう。

注意点としては一人で英文を音読しているところを録音するときは、基本的に意識して発音を良くしようとしているので、自然と良くない癖が抑えられるのであまりお勧めはしません。


コツ➁ トピック単位に聞かれそうな質問をノートにまとめる

前提としてIELTSスピーキングでは文化、食、ビジネス、観光などトピックが幅広いので、普段英語で触れたことがないトピックをいきなり英語で説明するのは至難の技でしょう。また特にこちらはトピックによって自分の出来具合が左右される不安がある人向きです。

私も2016年の初め頃の1回目のIELTSの試験で最近は若い人でも写真を撮りやすくなっているけれど、それについてのメリットとデメリットは何かみたいな質問に戸惑ったのを覚えています。今思い返すとSMSでみんなに写真をシェアしやすくなる(メリット)など色々材料はあるのですが、その当時はそういったトピックですら話し慣れてなくて苦戦していました泣

また特にご自身の苦手だと思うものを中心にノートやWordなどにまとめて、苦手なトピックを中心に何度も繰り返して練習すれば、きっと苦手意識はなくなってくるでしょう!今週はこのトピックについて聞かれそうなこと又は過去の例題を見てまとめて、次週はこのトピックなどプランを立ててやっていくと良いでしょう。

集め方として僕の場合はインターネットやIELTSのテキストから集めました理、友人などと協力して一緒に設問自体を考えたりもしました。


コツ③ 英語ベースの勉強

     

辞書で英単語を引く時は、なるべく英英辞典を使うことで英単語の意味を英語で理解する習慣を作ると良いです。また日々英字新聞などを読んでみて英語を英語で理解するようにして、分からない単語も英英辞典で調べると次第に慣れていきます。

こちらは英語を読むときに日本語をなるべく通さないで理解することがIELTSでは必要だからです。日本での英語試験は概ね英語を日本語訳することや説文も日本語となっていますが、IELTSは日本語が一切ないからです。

そもそものお話しIELTSではスピーキングでも一回一回日本語に置き換えて考えるとテンポが遅くなるので、ある程度英語で考えてそのまま英語で話す力が求められているからです。

多くの方にとって最初は慣れないと思いますが、半年ほど続けられれば違和感はなくなってくるでしょう。これを繰り返すことで英語を英語で理解する力が備わってくるはずです。

コツ➃ 場慣れする


私が最初にIELTSのスピーキングを受けた時は、そもそも緊張しすぎてうまく話せなかったです。まずフォーマルな場で英語を使ったことがその当時はなかったので、根本的に話せる自信がなかったからです。

場慣れすることで大切なのは、普段なかなか接することがない方や場所に触れることだと思います。時に用意されていないシチュエーションで緊張感があることが望ましいです。

もし留学に行かれている方でしたら、ご自身の普段の人間関係から飛び出して色々なコミュニティなどに参加されるのも一つの方法だと思います。そういったところから少しずつ自分なりに難易度を上げていくことが大事です。

色々な場に自ら赴くと恥を掻くことやミスは増えますが、そういった経験をすることで場慣れできるのではないでしょうか。

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まとめ

最後にこの試験を受けた感想は英単語を暗記するというよりは、どのくらい使いこなせるかを試す試験だと感じました。私は英語に慣れ始める前(一般的な高校レベルの英語力)からこの試験の対策をしましたが、暗記に頼っていてはなかなか点数がアップしないことに気がつきました。

そのため英語を自然に口に出せるようになったレベルで、本格的な対策を始めた方がいいと思います。

まずは英語に慣れ親しむことから始めることをお勧めしまして、その上で英語を英語で理解することを意識することが重要になってくると思います。皆さんも自分のやり方を見つけてIELTSのスコアアップのみならず、英語力アップのためを図りましょう!


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