人の感情の一つである悔しさは時に大きな原動力になるのではないでしょうか。

僕は初めての留学で何度も悔しい思いを経験して、それが強いバネになり乗り切れたのかと思います。

最初は一年間オーストラリアのシドニーというところで英語を勉強しました。その一年で現地のどこかの大学から入学のオファーをもらうことが当時の最大の目的でした。

もともと英語はほとんど話せなかったため、最初の頃は基本的にもどかしい思いでいっぱいでしたね。言いたいことをうまく言えなかったり、英語力が伸び悩んだ時期も長かったです。

そして英語以外にも文化的な面でももどかしさを感じました。その当時の語学学校はヨーロッパからきた生徒が多かったため、文化的なレベルの違いについていけなかったりもしました。

けれど個人的にはそういった体験をすることにはかなり肯定的です。なぜならそこで悔しさやもどかしさを味わうことで、自分なりに次へのアプローチを模索できる機会が作れるからです。

逆の言い方をするとそういった自分の今のハードルよりも高いところに身を置くことで人は成長できる面があると感じました。それなので今この一年間を振り返るとこれは良い機会だったと思えます。

僕の場合はシドニーの一年間は純粋に楽しかったというよりは、かなりチャレンジングでした。その期間は日本にいた時には考えられないほど恥をかき、さらに失敗だらけでした。

そもそも英語があまりできないのに、現地の大学を目指し始めたのはかなり無理があったのでしょう、、

ただここで言いたいことは人が前進もうとするときに悔しい思いをすることは必然のことで、その気持ちが次への強い原動力になるのかなと思います。