「I Can‘tTell You Why」 Eagles

【1(WC)】-5 「I Can't Tell You Why」 Eagles

ここではひとつのカテゴリーを5回単位で連載していこうと思い、まずは米ウェストコーエスト・サウンドから書き始めてみた。
その5回目。すでにお気づきの方もいらっしゃるとは思うが、実はこの連載は「リンダ・ロンシュタット」、その人を軸に展開してきた。で、区切りの回はウエストコースト・サウンドを、当時の資本主義陣営の経済立国に知らしめた「イーグルス」で締めるのが自然の帰結であろうと考えていた。
ただ、ワタシの根っからのヘソマガリな性格から、バンドの顔たるドン・ヘンリーやグレン・フライを取り上げるつもりはサラサラなく、立ち上げメンバーであるランディ・マイズナーの「Take it to the limit」を予定していた。
でも、ヘソマガリはもうひとつ曲げてしまって、彼が去った後釜で、アルバム『ロング・ラン』から参加したティモシー・B・シュミットの「I Can't Tell You Why(言いだせなくて)」をチョイス。ランディの壮大な楽曲よりも、乾いた風がさらりと吹いてくる感じがするし、録音したカセットテープ(ロング・ランはmaxell XL と張り込んでいた)を1982年7〜8月、滞在したカリフォルニア州サクラメント市で、毎日ウォークマンから聴いていたということにもよる。
ただ、「さらりと吹いてくる風」はバンドの「解散風」だったようで、グレンの声もどこか自分だけ目立とう的な波動(のようなもの)を感じるし、ドンは麻薬で捕まった後でなんか引いてるような感じがするし…B面ラストのJDの提供曲も、なんだかな〜。
で、最も新鮮なのがこのティモシーの曲に聴こえるから取り上げてみた。
やっぱ、イーグルスは『ホテル・カリフォルニア』がピークだったのかな…そう思いたくないが、改めて起文してみると、納得せざるを得ないなぁ。

主にお笑いと音楽に関する、一回読み切りのコラム形式になります。時々いけばな作品も説明付きで掲載していくつもりです。気楽に訪ね、お読みいただければ幸いです。