12月にはいったこと
クリスマスが近いこと
年末であること

イルミネーションやお店の飾りつけ
レジ店員さんのサンタ帽子！
それらを見て見ぬふりでやり過ごし
全力で目を背けているうち、
今年もついにやってきた。

今学期、最後の給食の日！


↓2021のゆるめる日はこちら

朝からバタバタ。

いけるかな？いけそうかな？

ひと通りの家事を終えて、出しそびれていたクリスマスツリーを倉庫から出したり(飾りつけは後でやる)、なぜか急に気になった戸棚の整理を始めたり(スッキリしたけど見た目あまり変化がなく悔しい)。

そんなこんなで、気づけばもう昼過ぎ。
もう遅いかな？
いいや、ちょっとでも行ってこよう！

やりたいことリストの「ひとりランチ」はすっ飛ばし、一昨年に引き続き岩盤浴へ。

途中で夫から「ゆっくりしてきてね」のLINEをもらう。優しい。

ほんとうは、夫にこそゆっくりして欲しいんだ。

私の夫は、とてもとても、努力家だ。

そんな夫には、何年も目指しているものがある。それはとてつもなく難関で、私にいわせればそんな難関な必要あるか問いたいレベルに鬼畜で、いつも惜しいところで届かず、今年もついに実らなかった。

彼はいつも、その結果を静かに噛みしめる。

仕事の合間や終業後、休みの日でさえ黙々と頑張ってきた姿を知っているから、なんて無情なんだと嘆き、泣き喚きたくなる。せめて本人の代わりにでも。
結局私にできることといったら、なるべくいつも通りに接することくらいだ。

正直私は、それを達成してもしなくても、どちらでもと思ってる。もちろん彼が望む結果が出て欲しい、切に。でも達成できなくたって彼の価値は変わらない。とびきり素敵で、私のとても尊敬するひとだ。

ただそれは私の目線であって、何に意味を見いだすかは彼自身であるから、今はそれを静かに待ちたいと思う。


夫といえば、年末になると思い出すエピソードがある。

数年前、夫は転職活動を始めた。

夏前からいくつか面接を受けて、その中で彼が「できたらここにいきたい」と決めた会社があり、その理由はいくつかあったけど、特に「会社理念が素晴らしい」ということだった。

ほほう…理念。理念か。

正直私は面接時に引用できる程度に、としか見たことがなかったので、その目線はかなり新鮮で。

希望が専門職だったのもあり、ライバルもなかなかの猛者が集ってるようだった。その中で彼なりに企画をもっていったりと熱意をアピールし、うまく4次、5次面接と進められ、いよいよ最終の結果を待つのみとなった。

季節は秋。
その頃、毎晩机に向かいノートに何かを書いてることに気がついた。
日記？と聞いてみると、ううん、と彼。

なんと夫は、会社理念を毎晩ノートに書き写しているんだという。

まあ願掛けみたいなもんだよ、と照れる横顔に、ああこの会社が決まったらいいな、と私も想いを強くした。

けれど、合否の連絡があるはずのその日、メールはこなかった。

金曜日だったので、もしかしたらと土日淡い期待をして待ったけど、月曜にもやはりなかった。

さすがにこれは、ダメだったんだな…
私も彼も、そう諦めた。

にも関わらず、夫は連絡がなかった金曜もそれ以降も、写経(私はそう呼んでた)を続けていたのだ。私なら、ふて腐れて、もしくはさっぱり諦めて、止めるに違いない。

火曜日に、念のため夫から連絡をしてみたところ、あっさり「合格してます」といわれ、むしろ驚いた。辞退が出た調整か？と勘繰ったけれど、そうでもないらしい。(ただの人事部ポカだった…)

そして無事に転職が決まり、今もその会社で奮闘している訳だけど、彼のほんとうに凄いところは、「切りがいいから」という理由で、会社理念の写経を年末までひとり黙々と続けていたこと。
そしてその事実を、今の今まで面接なんかではもちろん、入社してからの雑談レベルでも誰にも、なんにも言っていないということ。

さすがに年末まで続けてるのを知った時は、思わず
「こわっ！」
と言ってしまったけど笑。

すっと伸びた背中で
想いを込めて
丁寧に文字を連ねていくその姿は、
ほんとうに美しくて。

この世で本人と、私しか知らない。
(いま全世界に発信しちゃったけど)

でも、そのひたむきさが世界のなにかをほんの少しだけ動かしたんじゃないかと、私は今でも密かに思っている。



さて、今年はゆるめたら、夫のことばかり溢れてきてしまった。


お風呂はちょうど柚子湯をやっていて、たくさんの柚子がぷかぷか浮いていて楽しかった。


帰りがけにスタバへ。

前回フラペチーノを頼んでみて美味しかったので、今回はピスタチオモカ(アイス)を購入。ホットも制覇するぞ～！25日まで急げ同士！！

うん、いい汗かいたし、帰って息子とクリスマスツリーの飾りつけをして、今夜は、夫の大好きなもつ鍋にしようかな。