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オウテカの新作美しいね

新作出ましたえ。

近年の作品とはまたガラッと変わってて、オウテカならではのリズムトラックが鳴りを潜めていますね。

ていうか2013年リリースの『Exai』が2時間超え、そのあとリリースされた『elseq』シリーズ全5作が合計4時間超え、そのあとリリースされた全曲新作からなるセッション音源『NTS Sessions』シリーズも8時間、加えて膨大な数の過去ライブ音源も配信リリースしてたりして、2010年代はとにかくクッソ長い音源をこれでもかと出してきていたので、こちとら全部聴いてられませんよと『elseq』シリーズからスルーしてました。

でもここでコンパクトな1時間のアルバムを出してきたのは何か思ってのことなのかなと、インタビューを読んでみたら案の定「ここんとこ長いの作りすぎてた」的な発言があったので、やっと気づいたんかいといったところ。

というわけで個人的には『Exai』以来のちゃんと聴いたアルバムとなりました。

ガギゴゴドゥブドゥブ鳴ってるバッキバキでノイジーで工場みたいな曲はもうそろそろ聴いててしんどいな、ちょっと違う方向に行ってくれないかなと思っていたので、そのとおりのちょうどいい塩梅のやーつがリリースされて嬉しいです、しかも1曲が短いし、好みです。

リズムが入っていない曲が半分くらいあるのかな、それらが特に白眉。
シンセ音の広がりがとにかく気持ちいいし美しいね、そこで思ったのよ。

イヤホンじゃ窮屈だこれ…。

もっと音が広がる場所で聴きたい。
ヘッドホンに切り替えてもまだ窮屈。
できればでっっかいスピーカーで聴いたほうが絶対に気持ちいい音楽だ。

久々にオウテカで何度も聴きたいと思ったアルバムだなと思いました。

ちなみにこれまでで特に好きなアルバムは『Confield』と『Draft 7.30』です。

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