ただいまー、と心の中で呟く。電気のついていないワンルーム。今日も1日頑張った。いや、乗りきったと言うべきか。帰ってすぐにつけるのは好きな音楽たち。

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今日1/14は、私の大好きなアーティスト「King G nu」が新しいアルバムをリリースする日(正確にはフラゲ日)だ。ちょうど1年くらい前から聴き始め、今では毎日聴かない日はないくらいに好きになってしまった。中でも「Teenager Forever」という曲とそのMVが堪らなく今の私にぶっ刺さっている。

この歌い出しで、もう心掴まれた。

他の誰かになんて
なれやしないよ
そんなのわかってるんだ

明日を信じてみたいな
微かな自分を
愛せなかったとしても

曲全体がリリースされる前にSONYのCMソングとして一部だけ聴けていた。ライブでの演奏をしたこともあるらしいが、夏フェスでしかお目にかかったことのない私にとっては圧倒的に新曲だ。歌い出しだけで、もう、絶対好きだこの曲、と思った。直感で。

走り続けていると時々、いいなーって他人のことが羨ましくなるんだよな。でもどこまで行っても自分は自分。こんな自分嫌だなぁ、そう思いながらも付き合っていくしかなくて。そんな毎日にちょっと疲れてきていたので、歌詞がこれまでの曲の中でどストライクだった。わかりやすくて優しい言葉遣いだからこそ聴けば聴くほどズシンと沁みていく。この曲が聴ける時代に大人でいて良かったと思える。その時々に好きな曲やアーティスト、それらを好きである理由は自分の経験や価値観と大きくリンクしている。きっと10代の私ならこの曲にあまりピンときていなかっただろう。

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King Gnu の良さはオシャレさとかメンバーの個性とか色々あるけど、思わず見入ってしまうMVも大きな魅力の１つだと思う。
そして先にあげた「Teenager Forever」のMVはこれまでのMVたちとはぜんっぜん、違う。

なにこれ。めっちゃいいじゃん。

冒頭から全力疾走する井口さん・・・(笑)

紅白であんなにしっとりと白日を歌い上げた井口さんと同一人物には思えない・・・
ますます好きだ・・・。

今までのは全部、カッコいい(Vinyl、飛行艇など)・シリアスな感じ(Flash!!!)・考察を促されるようなストーリー(The hole)など。カッコよくて、ドーンとしていて、見ているだけでお洒落な気分にさせてくれるものばかり。公開される度に心して見ていた。

ボーカルの常田さんはtwitterで「ゆるふわMV」と言ってたけど、本当にそう。100万円を手にした彼らがそれぞれ好きなことをしている様子をそのまま撮ったようなもの。メンバーみんなよく笑い、四者四様のお金の使い方があって素敵だ。これまでと振れ幅が大きくてギャップがすごい。カッコよさから聴き始め、メンバーの個性にもハマり始めた私みたいなファンには堪らないんじゃないかと思う。うまいなぁ、本当に。

年末の怒涛の白日祭りでKing Gnuを初めて知った人にももっとハマってもらえる魅力がいっぱいあるアーティストだ。メジャーデビューから1年、勢いは2020年もとどまらず、今週17日(金)にはMステに出るらしい。階段の降り方に期待が高まる。