NMBと聞いて思い出した話
テレビを見てなくても、ツイッターなどSNSのタイムラインで嫌でも入ってくるAKBの総選挙
日本のメディアは海外に比べて腐ってる、国民を馬鹿にしてる等と言われて久しいですが
なんてことはない
アンチメディアのはずのネット民の皆さん、AKBなんていう、半端なくどうでも良いゴシップ大好きやん(笑)
メディアが腐る理由もうなづけますね
で、NMBのコが結婚発表したそうですが
NMBという名前を聞いて思い出した話があったので書いてみようと思う
7年ほど前、異動で配属になったばかりの部署で
まだそんなに打ち解けていなかった上司に
「今日は家で牡蠣パーティやるけど、よかったら来るか?」と誘われた
独身で寮住まいだった自分にとって、断る理由もなく
お、家族の団欒に混ぜて貰えるなんて親睦一気に深められるなぁ、なんて思って二つ返事で参加させてもらった
上司は結婚していて、奥さんと息子の三人暮らし
息子(以下A君)は当時、中学3年生で、受験どうするか?なんて話になっていた
上司「こいつ、今年は受験やのに、NMBとかいうアイドルにハマってんねん。なんか小遣い貯めてしょっちゅう難波まで行ってるわ」
私「へー、そうなんですね。AKBじゃなくて、あえてNMBなんや?」
A君「うん、AKBは興味ない。NMBの◯◯推しやねん」
私「へー、どんなコ?」
A君「これ」
私「へー、可愛いやん。めっちゃ好きなん?」
A君「うん」
私「でも、お金かかるやろー。交通費も馬鹿にならんし、CD買わなあかんねやろ?」
A君「うん。だから色々節約してんねん」
私「◯◯と付き合いたいもんなん?」
A君「いやいや、そんなん絶対無理やし!」
私「いや、無理かどうかは置いといて、好きなんやったら付き合いたいやろ?話したり、デートしたない?」
A君「そんなん、当たり前やん」
私「俺の大学の先輩とか友達は、全然普通に喋ってるよ。」
A君「え!?どうやって」
私「先輩はTV局のプロデューサーやし、友達は広告代理店で働いてるねん」
A君「マジで!?」
私「□□(某バラエティ)ていう番組知ってる?」
A君「うん、毎週見てる!」
私「あの番組のプロデューサーが先輩やねん」
A君「マジで!?スゲー!!」
私「友達はね、広告代理店っていうて、TVCMとか作ってる会社なんやけど、当然芸能界と結びつきが強くて、1年くらい前に職場にAKBが挨拶に来てたらしいよ。今後も使って下さいよろしくお願いしますって」
A君「えーーー!ホンマに?」
私「うん、別にAKBに関わらず、芸能界と一緒に仕事してるから、仕事で普通に色んな芸能人と会うんやって」
A君「いいなー」
私「Aは今、お金払って会いに行ってるもんな(笑)」
A君「だって、それしか無理やし!」
私「今はそれしか無理かもしらんけど、TV局とか広告代理店に入ったら、話せるようになるで」
A君「そんなん無理やもん。」
私「なんで?俺と同じ大学入ったら良いやん。少なくともこの大学からプロデューサーが出てるわけやし」
A君「でも、僕勉強嫌いやし、、」
私「俺もやで(笑)メッチャ嫌い(笑)だから大学入るのに、人より2年も多くかかったし」
A君「えー、そうなんや(笑)」
私「そう。でも2年頑張れば入れるのよ。勉強なんか嫌いで良いよ。目的は芸能人と仲良くなることやろ?そのために勉強すると思ったら頑張れるやろ?
それとも勉強せずに、一生お金だけ払い続けて、握手してもらうか?そんなんしてても、知り合うことなんて100%無理やけどな。
でも、勉強してあっち側に行けたら、それこそ結婚も夢じゃないからな」
A君「勉強頑張るわ!」
上司「TK工房、お前凄いな、、、」
後日、本当に勉強にやる気出して頑張ってるという話を上司にも聞きました。
あれから7年、今、就活真っ只中かな?
本当に勉強が続いたのか、高校、大学はどこに行ったのかわかりませんが
彼は親のおかげで教育を受ける機会を得ていて、私との出会いで、夢に向かって明確な方法まで知ることになったのは事実
その後の人生、100%自分で責任持って頑張ってるかな?
今回のニュースをどっち側の立場で見てるんだろうか
サポートいただいたお金は、こんな僕を育ててくれた母ちゃんに還元したいと思います。