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出張直前にテロが起こった話 その4(最終章)

さて、前回の続きです

前回読まれてない方は是非こちらから


大規模なテロが起こった翌日に仕事でレバノンに入った私



しかも、お客さんの誘いを断れず


警告を破って市街地にあるレストランへ行くことに、、、


総勢30人


お客さんが用意してくれたチャーターバスがホテルに到着


マジかよ、、、


みんな和気あいあいとバスへ乗り込む


超ドキドキしながら私も乗り込んだ


お客さんA「みんな乗ったー?」


お客さんB「全員の名前呼んでくれるかー?」


お客さんA「ごめんやけど、10人くらいしか名前わからんわー」


一同「ガッハッハ!!笑」





いや、笑える心境にないわ!



バスが動き出し


乗ること15分


レストランに到着


いや、もう最高の雰囲気で


いつもならテンション上がって、ベロベロなるまで飲むやつよ


でも、この時思ったのは


え、外から丸見えやん?!



席、入り口から超近いやん!?


ということだけ



とにかく怖い




私以外は大盛り上がり

上司もレバノンの地酒であるアラックとか飲んで顔真っ赤



お酒好きの私ですが、そんな気にはなれず


ひたすらミックスジュース

色悪いけど、味は美味しかったです



すみません。余裕なくて料理とか全然写真撮ってないし、覚えてないです(笑)


とにかく客が入ってくるたびにキョロキョロし


入り口から離れたくてトイレに行ったりきたり


あの時の気持ちを何と説明したら良いのか




私は、絶叫系の乗り物とか好きですし


バンジーや

スカイダイビングもしたことがあります

怖い話とかも好きですし、多少の心霊体験もあります


でも


そんなんとは全く性質が違って

ただただ恐怖でした



結論を言うと

ディナーも無事に終わり

再びチャーターバスにてホテルへ帰還

本当にホッとしたのを覚えてます



翌日、何事もなく空港に到着し

飛行機に乗って日本に帰ってきたわけです



今、安全な日本で、この時のことを振り返ってみて

この日以降、レバノンでテロがあったと聞かないし


どうせなら、あのディナーもっと楽しんだら良かったなぁ


と思う気持ちも少しありますが



やはり絶対無理だっただろうなと思います


以上、テロの直後にレバノンに出張した話でした。


最後の尻すぼみ感は半端ないですが、最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m


※レストランの写真はネットで拾ったやつです。行ったところと非常に似ていたので引用しました。やっぱり撮る余裕はありませんでした(´Д` )

#テロ #テロリスト #中東 #レバノン #イスラム #ムスリム #出張 #イスラム国 #ベイルート

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