見出し画像

一流企業で仕事が出来ない人はいない?

こんなツイートを発見しました

これに下記のように引用リツイートしてみたところ、

少し反響があったので、書いてみる

まず持論として

新卒採用で、仕事のできないやつをはじくのは非常に難しい


一般的な歴史ある大手企業の採用方法ではほぼ不可能


もちろん、会話が出来ないレベル~ちょっと話しただけでバカが露呈するような人間をはじくことは可能だ。


ただ、大多数の学生は、良くも悪くも就活対策をしてきているので、このレベルではじかれる人間はごく少数

これをクリアした後の候補者をどうやって選定するかというと

対面での対話スキルになってくる。

「今までの自分の実績から、どういう自己分析をして、だから自分はこういうことがやりたいし、実際にできると思ってます」

という、学生のプレゼンを聞き、重箱の隅をつついても、矛盾せず、怖気づかずに
堂々とクリアできるか

そして、最後の決め手は「学歴」と「話していて好感が持てたかどうか」。

つまり、仕事ができるかどうかなんて一切測ってないんですよ。

仕事したことない人間を見て、その人間の仕事出来る・できないを完璧に判断するなんて不可能

絵を描いたことない人の集団がいたとして、その中から面接だけで、絵の上手いやつを探すようなもの。


「僕、絵描いたことないんすけど、ファッションセンスもあるし、良いなぁと思う絵がだいたい巨匠の作品だったりするんですよ。周りからも、芸術センスあるとよく言われます。僕の周りはだいたい絵うまいですし、僕も絵うまく描けると思うんです」


なんて、まぁ誰でも言えるわけで(笑)

で、採用して、絵を描かせてみて初めてわかるわけです。

で、絵描かせてみたら、絵が下手クソだったとしても、その後の正しい指導と反復練習で、一般人からしたら「凄い上手い」というレベルまでは誰でもいけると思ってます。

ただ、絵でガッツリ飯を食っていける有名人レベルまでいこうと思ったら

やっぱり才能があると思うんです。

仕事も同じですよね。


そら誰だって、初めから10年選手並みに出来るやつなんておらん。

正しい指導と反復練習で一人前の仕事が出来るようになるんです。

さて、肝心の評価の件ですが、なぜ大手企業が減点主義を採用するか?


それは、


社員が優秀で、甲乙つけがたいから、粗探しするしかない


なんてことは、あるはずもなく(笑)


これは、高度経済成長~バブル崩壊まで、

極端な言い方すると、

社員は決めたルールの中で、与えられた目の前の仕事だけ頑張ってれば、

何の心配もなく、会社は成長したという時代背景と関係してるんです。


こういう状況に置いては、何か変に会社の軌道から外れて、「新しいことやるぞ!」
とか、「今までのやり方を見直そう!」なんて、言い出すやつがいたら、コラ!て
言わないとダメなんですよね。

せっかく、今までの蓄積されたノウハウで上手いこと回っているのに、変にリスクを取ろうとする奴が出てきたら排除する必要がある。

そこで、減点方式を採用するんです。

新しい挑戦なんて、10やって1成功すればいいところ。

失敗したら、減点なわけですから、社員はわざわざリスクをとってまで
何か新しいことに挑戦しませんよね。別に会社は順風満帆なわけですし。

目の前のことを粛々とやるだけです。

その結果、会社も順調に成長する。

減点方式が上手く機能するわけです。


が、皆さんご存じの通り、今はもう時代が違う。

どんどん新しいことに挑戦していかないと、どんな大企業でも潰れるんです。

つまり、もう減点方式なんて、採用してる場合じゃない。

人事はすぐにでも評価方法を根本から変える必要があるんです。


でも、バブルが崩壊して、もう30年近くなろうとしてるのに、まだ変わってない。

だから、言ったんです。

「評価側が無能で怠惰な場合に採用されがちで、だから日本の歴史ある大企業では採用されがちなんだ」と

サポートいただいたお金は、こんな僕を育ててくれた母ちゃんに還元したいと思います。