見出し画像

ネイティブスピーカーでも、アメリカのドラマは字幕なしでは全部聞き取れないという話

先日センター試験がありましたね

受験生の皆さんお疲れ様でした

何となく、今受けたらどれくらい取れるんやろかと思って、解いてみたんですけど

なんと第一問の(3)で間違えてしまいました

これ皆さんわかります?

TOEIC900しかない僕には、わからなかったっす

精進が必要ですね

一方で、この発音の違いってそんな重要なの?

どこの英語を正としてんの?
同じ単語でもアメリカとイギリスで全く違う発音の仕方してるの結構ありますけど?

ネイティブスピーカーの人に見解教えて欲しいもんです(←酷い逆ギレと言い訳)

さて、このネイティブスピーカーという言葉ですが

意味を調べてみると、「ある言語を母語として(最も得意な言語として)話す人」だそうです

英語のネイティブスピーカーの具体的としては、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダとの記載がありました

まぁ、イメージ通りというところでしょうか

しかし、世の中には自認英語ネイティブスピーカーという人達がいます

フィリピンやインド、シンガポール、マレーシア等

彼らは第二公用語を英語に据えてます

「第二やから、ネイティブちゃうやろ」

と、思いますよね

僕も思います

でも、面白いことに彼らの一番得意な言語が英語だったりするんです

彼らの国では初等教育から英語で授業を行っているところもあり、学校内で英語以外禁止だったりする場合もあります

そうなると、幼少期から英語に触れてる時間の方が圧倒的に長くなって

英語の方が得意になるんですよね

というかむしろ母国語が疎かになります

フィリピンでは、母国語がお粗末になりつつある現状を懸念して、タガログ語教育に力を入れ始めたところもあるようです

インドでも、州によってそれぞれ州語があるため、隣の州の人間とは英語かヒンディー語でないと会話出来ません。

ヒンディー語は、インド北西部では共通語ですが、南部ではほとんど通じず、その場合英語が共通語になります

ややこしや〜

そんなこんなで若者やビジネスパーソンは英語に力を入れる傾向が強いようで、州語や州文化が廃れるのではないかと懸念して、南部の州を中心に州語に力を入れているのだとか

少し話がそれましたが、こういった背景で、自身を英語のネイティブスピーカーだと自認しているアジア人は一定数存在し

実際、アジア英語力ランキングでも彼らが
1〜4位を占めてます。残念ながら日本は9位。


そもそもアジア全体の英語のレベル低いんちゃうの?と思うかもしれませんが大きな間違いです。シンガポールは世界でも5位

詳しくはこちら参照

そんな彼らにオンライン英会話で英語を教わっている私ですが


最近はゲームオブスローンズおもろいよね、という話で盛り上がることが多く

このドラマ、イギリス訛り凄くね?みたいな話をしてて

そういや、今話題のアメリカのドラマの「SUIT」とか、字幕なしでもわかる?という話になったのが

今回の記事のタイトル

「ネイティブスピーカーでも字幕なしではアメリカのドラマは全部聞き取れないらしいよ」に繋がってます


前置き長〜


そしてこんなこともツイートしてみた


すると国連等渡り歩いておられるスーパーグローバルビジネスパーソン(と勝手に私が思ってる)のセコモさんから、こんなリプライを頂きました

はい、「ネイティブスピーカー」の前提が同じかは横に置くとして、これは紛れも無い事実です

予想だにしない音って、聞き取れないんすよね

これって、日本語でも言えますし、日本人の皆さん全員経験したことあると思います

例えば、夜中に街を歩いてたとして、急に知らない人に話しかけられるとします。

その第一声が「洗濯干した?」

だとしましょう

そうすると、みなさん、まさかそんな事聞かれてるとは思わないので

「え?何て?」

て、確実に聞き返すと思います

この時、「せんたくほした」という音は耳から入ってますけど

想像だにしてないから、言葉として認識してないんですよね

で、次に何が起こるかというと、相手が何も追加で言わなくとも

頭の中で「せんたくほした」が、「洗濯干した」に変換され

「は?洗濯干した?いきなり何の話してんの?」

と、やっと聞いた音が言葉になって、会話になるというやつです

一般的に、聞き取れないってのは二段階あって

①音がまず聞き取れない

②音は聞こえてるが言葉として認識出来ない

この二つ


だいたいの日本人は①でつまづいてるんですが、音が聞こえるようになっても、②の言葉としてスムーズに認識するまでには、それ相応の知識と慣れが必要です

おそらくセコモさんのご指摘は後者かなぁなんて思いました

はい、という事で、とりとめもなく、つらつらと書いてしまいましたが、今回言いたかったのは

アメリカ英語が最高!というネイティブスピーカー信仰を捨てて、まずはさっさと英語喋れるようになろうぜ、という事でした。

おしまい。

1/25追記:今日のフィリピン人講師に聞いたら、フィリピン人がネイティブスピーカーなわけないやん。意味わかってる?母語やで?それ言うてたやつ、誰やねん。と言われてしまったことを追記しておきます(笑)人によるんやろな。

サポートいただいたお金は、こんな僕を育ててくれた母ちゃんに還元したいと思います。