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ガストバーナー危険浪漫譚 / 2023.12.16 (松本ALECX)

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 強くなりました。今年最後のライブは長野でした。ガストバーナー遠征の車中ではずっとメンバーで会話をしています。ああだよねこうだよねと、バンドの価値観というか、人生の価値観を尊重しあって確かめあっていました。
 ライブをするにあたってこの4人の時間が割と大事で、行きの車内での他愛もない会話は、普段から頻繁に会えない我々の物理的でもあり精神的でもある距離を埋める手段なんだろうなと思います。この一年かけて改めて変な4人が集まってバンドやってるなと感じていました。そして、長野は案外近かった。

他のライブハウスと比べて落書きのシュール度が高かったです。

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 ガストバーナーの音楽に対するスタンスが如実に現れた日だったなと思います。僕達はただ楽しく音楽がしたい。なので変に大きく見せるつもりもないし必要もありません。演る側も観る側も楽しいを投げ合えるのであれば最高です。
 楽しく音楽をするために曲も作るし良いライブも目指すしあらゆる手段を講じる。楽しくなるために一時的に苦しくなったり喧嘩するのであればまだ理解できるけれど、自分達の首を絞め続けるようなことはしたくないし、おべっかを使うつもりもない。そういうスタンスがこの一年で固まった気がしています。

たのしかった

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 ZOOZも含めて今年のライブは全て終わり、一年頑張ってきた体が気を許したのか週の半ばで発熱してしまいました(仕事休みました)。一年の総括はまた別にするとして、やはり今年は強くなりました。どのライブも始めから振り切っておもいきりやることができるようになったなと思います。
 その分ライブが始まる前は、体が持つのだろうかとか、ある種の不安も大きくなっています。ライブが始まってしまえばそんな不安は吹き飛んでしまうのですが、考えてみるとこの不安は日々の過ごし方からやってきています。今年は余りに多くの物事を抱えて日々を過ごしていました。来年もこの抱えている物事から解き放たれそうにはありませんが、ただそういった不安を感じている分、まだまだ強くなれる伸び代を感じています。
 体調が回復したら、少し生活のグレードと品質をあげて、来年の楽しみをまた作りつづけようと思います。人生難しいけど楽しいかもしれません。

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