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ガストバーナー危険浪漫譚 / MAGICツアー

ツアー全行程


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 ガストバーナーMAGICツアー、終了しました。ありがとうございました。準備する時はあれやこれや思案したり時間をかけていたりしたのですが、始まってしまえば一瞬でした。夏も気付けば終わっていました。
 ファイナルが終わり帰宅してから丸一日家で寝たりだらだらしていましたが、元来僕は人が苦手な方なので相当な出不精だったのを思い出したりしていました。しかしバンドというものを始めて以来、すっかり家に篭りきりということが少なくなりました。バンドは僕を外の世界に連れ出してくれる不思議な存在であり、世の中の人を好きになるきっかけでもありました。
 観に来てくれた皆様、関わってくれた対バンの皆様、ライブハウスの皆様、はるきちさん、加納さん、りっちゃん、関西(?)スタッフ西尾さん、ファイナルではゼンタ君、松井さんありがとうございました。結局、人がいないと何もできない。ツアー中は、ずっとずっとありがとうという気持ちしか出てきませんでした。
 図書館に並べられた蔵書の数々、車窓を眺めていると通り過ぎていく人々の暮らしや思想を想像して頭がいっぱいになって抱えきれずはち切れそうになることがよくあるのですが、ライブ当日もまさにそうで、集まる方々の暮らしや気持ち、労力や人生の時間を想像しては毎度感謝で張り裂けそうになっていました。

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ツアーファイナル、ライブ前の一枚(photo by イノコシゼンタ@zen_photo_nikon )

 ガストバーナーは変なバンドです。皆どこか大きく欠けていて、コンプレックスと闘っています。欠けている四人が集まってそれぞれの短所を補っている、というわけでもありません。短所を補っていない部分もあったり、誰かに大きく負荷をかけたり、ずっとどこか歪んでいますが「人生を楽しくする」という一点で結託し、叱咤しながら進んでいます。
 しかし穴が空いていたりするわりには、意外と屈強なバランスです。この四人じゃないとダメな理由が沢山見つかったツアーでした。なんだか僕は完全無欠なものだったり、英才教育だったりがなぜか苦手で、逆に人間味しかなくて燃費も悪いくせに全力で頑張るものに感動や興味を覚えてしまうようです。ガストバーナーはそんなバンドだと思います。なのでこれからも人間臭くぶつかったり苛立ったり話し合ったり笑いあったりするんだと思います。まだまだ底知れぬ可能性を感じるメンバーです。

ツアー初日の出番前の写真(確かにこの頃と比べて痩せた)

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 ツアーが終わって個人的に余韻はあまりありません。いつもそうなのですが、道中はとてもロマンチックに、しかしライブが終わってしまえば結構淡白なもので、明日も最高にするためにどうしようかなっていう感じです。それはきっと、未来に繋がるツアーだったから。ファイナルが終わった直後キュウソの皆が袖にいて、「えー!!!かっこいいやんけー!!!」と言っていたのが未来に繋がっていくんだろうなと思った瞬間でした。

ライブフロアのカメラに肉薄するセイヤさん(ありがとうございました)

 今がカッコよく思えないとやはり人生楽しくないので、これからもそうあり続けるために生きていこうと思います。まだまだ挑戦することは沢山あります。人生なんて短すぎるくらい。家に篭ることは少なくなったので、良ければまた遊んでください。人生をぶつけあいましょう。では。

(photo by イノコシゼンタ@zen_photo_nikon )
(photo by イノコシゼンタ@zen_photo_nikon )
メガネの反射がサイコ感出してますね(photo by イノコシゼンタ@zen_photo_nikon )

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