見出し画像

さくらんぼ手伝ったよ。

5月25日 「モリシタタオ日誌」

《前口上》

こんにちは。大学を休学してあちこち遊んでいます。
今年の一月から挑戦したのは田舎暮らし。
場所は山形のど田舎、「あらえびす」。家族でもあり、企業でもあり、
コミュニティスペースでもあるような場所。
未だに、この場所をどう言葉で表現したらいいか分からない。
だから、毎日の出来事を日記にしてます。
こんな田舎暮らしもあるんです。

まず、登場人物紹介から

よりくんー主に外仕事を担当している。
りょうさんー主に事務を担当。
めぐさんー主に事務を担当



今日は出張お手伝い。



午前11時から、よりくんと海老鶴温泉所有の畑にて、さくらんぼの摘果作業。80歳のおじいちゃんが、摘みかたを教えてくれます。脚立に登り、もいだり、切ったり。ドローン飛ばさせてもらったり。なんだかんだ時は過ぎて、午後六時。お湯頂いて、さいならしました。

畑仕事の後、すぐ温泉に行けるのはいいな。

おじちゃんの摘み方は異常だった。早い、ついていけない。だんだん慣れてくると、散髪をしている気分になってくる。暑さのせいか、息がこもってわずらわしくなる。じいちゃん去年は一人でやってたって謂うんだから大したもんだ。

赤い宝石がたわわに実る木から、半分以上落としただろうか。地面に落ちた実をひろう。固い。柔らかい、甘い実になるんだと思うと、やめられないとまらない、の気持ちになってもぎ続ける。単純作業だけに、雑談が進む。

作業中の雑談ーよりくんは、なぜか子供に好かれる。前の自動車にいる子供とかくれんぼしたり。~さくらんぼ摘みのオリンピックとかしたい、一本の木から、速く正確にとる。田舎にすむ段階から始めるので、じさま、ばさまとの関係を作り、実り多き木をゲットせよ。つまり住み込みのスポーツ。

途中のお昼休憩。模型の汽車が走る食堂にて、女将さんの料理。
うつのみや駅の前にて、いただきます。仮眠しながらの、携帯いじり、お絵かき。

戻って作業再開。よりくんと作業しているからか、だるいとかはなく、淡々と進められる。山々に、押し潰されそうになりながら、われら小さき命が、さくらんぼを落としてるなー。美味しい空気吸いたいから来ただけなんです、みたいな気持ちになった。

ほんとうにあつかった。日焼けしたね、と帰ってからみのりさんに言われた。

よりくんはよりくんで、摘果の前に、朝早くに出て、ハウスにビニールはり、帰ってから焼却炉作り、からのお客さん水源案内。

よりくんの頭の中のDJはきっと節目節目で違うRADWIMPSを流してくれるだろう。カラオケで8割ラッドウィンプスだもん。車の中でもラッドウィンプス、車の中でカラオケ。


話し合いの結果、りょうさん、めぐさんが映画に行くことになったよ。ぼく行きましょうか、~さん行ったら?昨日の夜色々話したよ。


二人に上映会の感想を聞きました。

「こんな映画で泣いてる場合じゃないですよって。挨拶したよ。戦争の中にも愛の物語がある、必ずしも戦争に歪められる訳じゃないっていうテーマね。つまんなかった。戦争に行くって選択をしないほど、自由を求めていなかったんじゃん」


「終わりが想像できるストーリーでつまらなかったなあ」


「コンクリートの会社の金持ちばあさんが前の座席にいたからね・・・」

「喧嘩売ってきたんだ」

「自分が何をしたいか、だけじゃない」


「倉ファンまた一口入ったよ」

「おー」

「きょうの調子どう?」

「うーん。しんみり、かな。」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?