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たいせつな いのち

はじめまして ドン です。
私 らいせつ とともに、これからよろしくお願いします。


『老犬』『ハイシニア犬』と呼ばれるようになったドンは
今日で18歳8か月と1日

5歳から7歳はやんちゃ盛り まだまだ年齢を意識しない。
10歳を過ぎた頃から少しずつ寿命を意識する。
13歳 まわりから「あらぁ」「へぇ~」・・・。
15歳「頑張ってるわね」ようやく言葉が返ってくる。
17歳「シニアさんは本当にカワイイわね」と掛けられる言葉に涙ぐむ。
18歳 一日一日が、どうしようもなく怖い。
けれど、愛おしい大切な命

ドンは私の不整脈(心房細動)発作が起きると必ず左脇に入り、添い寝をしてくれた。ちいさな体を震わせながら・・・
しばらくすると発作はおさまる。
発作が出たからと騒ぐわけでもなく、ただひたすら静かにしているのに、ドンにはわかるらしい。

ちいさなドンの中には、たくさんの思い出が詰まっている。
この腕の中から消えてしまわないよう願っている。

寿命って、誰が決めたんだろう


私の主治医である桑原先生は、私の心臓をあきらめないでいてくれた。どこがゴールかもわからない長い旅を一緒に歩いてくださった。

だから あきらめないで 
ひとりひとり たいせつだから


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