お姫様抱っこr

アイデアが漫画になって完成するまでの過程(高身長後輩㊛低身長先輩㊚編)

一つのアイデアから作品になるまでの頭の中を書き出します。

今回は自作高身長後輩㊛と低身長先輩㊚が恋愛に発展するまでについてです。
現在Twitterで1.9万いいね、pixivでトータル観覧数15万くらいです。それぞれで2000人以上フォロワーが増えました。本当に読者の方には感謝です…

この漫画を描いたのは連載作が終わった後で、Twitterのフォロワーを増やしたいなと思っていた時に描きました。その時のフォロワーは2000人ほどでした。

きっかけは、
アホガールなどで有名な漫画家のヒロユキ先生が「数万フォロワーを持つ漫画家が、参加者の漫画をリツイートしてくれる」という「バズり漫画選手権」を開催するという情報を聞いた事です。

このイベントを知った瞬間「こんなチャンスそうそうねえ!」と思い即参加表明をして、
多分3日くらいでネームから完成させました。

でも高身長後輩と低身長先輩というアイデアは元々ありました。身長差漫画自体は斬新なものでもないですしね。
しかし最初は両方とも女子で、低身長先輩はゆるキャラみたいな無口でチマチマした女の子でした。

高身長後輩は現在のクール系に近かったですが、この時点では先輩との恋愛要素は無くただの先輩後輩でした。そして今みたいな低身長を煽る性格でもなかったです。


しかし改めて「バズり漫画選手権」という舞台に立たされた時、完全に思考が変わりました。
「バズるにはどうすればいいか」を本気で考え始めました。

まずよくバズる漫画は「恋愛もの」だと思いました。
そして最終ページで読者の予想を超えるキュン要素のあるもの。
この辺については別のノートにも書いています。漫画のストーリー作りが苦手な人は「学園恋愛マンガ」から描くのがオススメな話


そして「身長差」という設定をより生かすには、
「年上男子なのに小さい」という設定の方がいいのではという考えになり、先輩は女子から男子に変更。

それによって「先輩小さいッスね」と煽る後輩のキャラクターも見えてきて、今の形になっていきました。

だけどやっばり煽りは好きの裏返しでないと、ただの嫌なやつになってしまいます。
散々馬鹿にしてた先輩の、子供みたいだと思っていた先輩の、突然の男らしさに不意をつかれ乙女の顔になってしまう後輩。

そしてその顔に不意をつかれて後輩を女だと意識してしまう先輩。

こういう「キャラの設定がそのままストーリーになる」
良いもの描けたな…と思います。
僕にとってキャラが動くというのはそういう感じです。

この漫画は「バズる」を意識する=読者の目線で考える重要性を改めて認識するきっかけになりました。

その設定は本当に最適か?もっとこの漫画にあった設定があるのではないか?考え抜くことで、似たような設定でも何倍も化けるのではないでしょうか。

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