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本日は二子玉川っす。GLAY第328曲「Will Be King」(1999)

写真は、本日の二子玉川。
18℃、温かい日やな。

GLAY曲紹介は、残り12曲。
今日は、問題作「Will Be King」を取り上げます。
雷蔵さん、マナヒロさんも言っていた曲なので、気合いが入るわな。

リリース日は、1999年10月20日。
5thアルバム『HEAVY GAUGE』の10曲目として収録された。アルバム曲ながら明治製菓のフランのCMにも起用された。

さて「Will Be King」について話したいことは多いが、やはりその楽曲構成と歌詞について話すべきだろう。

2部構成。
まるで、2つの曲がドッキングされているかのような、2部構成だ。

前半部のバラードは、冒頭の歌詞 "Days of the roses in the heart" とあるように、穏やかな愛に包まれた幸せな過去 を歌っている。
"まぶしいくらいに 輝いていたな" という表現から、現在はその幸せを失っていることが想像される。
このバラード、GLAY史上においても随一の甘美なメロディだと思う。

後半部は、テンポアップして明るい雰囲気になるのが、一方で、歌詞はなかなかヤバイ。
現実との葛藤、後悔をテーマにしている。
"俺がここですべて壊せたら...
生きていくうえでもしもはないとしても!"

「!」の表現は、歌詞カードの原文である。
TAKUROがどんな思いでここに「!」を付けた
のか。この歌詞に表現されていることはTAKUROの実体験なのか?フィクションか?それとも、部分的に実体験なのか?
いずれにしても、作品として素晴らしい境地に達していると思う。

過去と現在を結び、もう戻れない幸せと、今の葛藤を時系列で描くという意味において、やはり2部構成すべてで「Will Be King」なのである。

ただ、"前半と後半でモチーフはまったく異なる"
"前半のモチーフが後半で繰り返されることもない"
といった講評を見ることがあるが、
実はそんなことはない。

後半部のアウトロで、次のようなコーラスがある。
"Rainy days in the life. I'm singing in the rain with lonely, lonely, lonely, lonely heart."

これ、前半部のBメロのメロディの変型でしょ。

しかも過去の場面を回想するシーンのメロディだった。
このメロディを使って、後半部では現在の絶望感を歌うとか、、、
す、さ、ま、じ、い、タクロー。。


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