最近、ジャニーズ事務所周りが騒がしい。もう、おわかりだと思うが、ジャニーズ事務所の創設者でもあるジャニー喜多川氏による男性タレントへの性被害である。しかもその優先的な地位を利用し、多くの男性タレントに対し長年に渡って行われていたと言う事実。

ジャニー喜多川氏にそういう性癖があるということは公然の秘密でもある。オッサンで芸能界、エンタメに疎い、ワニでもだいぶ前から知っていた。おそらく、エンタメ業界でもそうであろう。しかし、今まで表にでることはなかった。

エンタメ業界であり、ジャニーズ事務所は多くのタレントを抱えており、今まで大小色々なスキャンダルがあったはずである。その中でもマスコミで報道されたものもあるが、されていないものが大半なのではないか？（正確にはわからないが）

そこは・・・ジャニーズ事務所はエンタメ業界の中で絶大な力を持っており、マスコミも自分たちの制御下においていたからであろう。おそらく、日本のマスコミでは東スポ、文芸春秋以外のマスコミはジャニーズ事務所の掌の上で踊っているだけの状況だったに違いない。なので、基本ジャニーズのスキャンダルは報道されないのである。

ジャニーズ事務所はファンに対して「夢」を売る商売でもあり、そう言った意味でもスキャンダルはタレントの「神格性」を根本から崩す可能性がある最大のリスクである。ある意味、そういった意味ではファン（消費者）にサービスを提供する上でプロであると言える。ただし、犯罪行為でなければ。

それは、今回の事件で、一部のジャニーズのファンのtwitterで「辞めジャニが今更、何を言っている？私達の夢を壊すな」というつぶやきからもわかる。

今回は日本以外のマスコミ、BBCに端を発しており、元ジャニーズで被害者が記者会見したことから火が付いた。ジャニーズは東スポ、文芸春秋だけじゃなく、海外のマスコミも守備範囲外だったと言える。

もう、ここまでくると、黙ってもみ消すことは不可能である。現社長の藤島ジュリーK氏の見解発表に対する記事がこちら。

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ここで、こういった炎上したときの企業側の対応というものに注目したい。

ジャニーズ事務所はエンタメ業界でもあり、過去にも大小、色々なスキャンダルがあり、言い方は悪いが、この程度のものは慣れっこである。大抵、こういった場合は企業側を最大限に守るような動きを取る。また、エンタメ業界大手なので、弁護士や炎上対策は万全の体制を取っているのであろう。

上の記事にも書かれているが、既に死去しているジャニー喜多川氏、メアリー氏の独断で行われていた。現社長の藤島ジュリーK氏はそれは知らなかった。悪いのはその二人であり、今後はこのようなことのないようコンプライアンスの改善に務める・・・というシナリオであるが・・・

藤島ジュリーK氏が知らなかった？そんなことあるか？！！あるわけないだろ？

オッサンで芸能界、エンタメに疎い、ワニでもだいぶ前から知っていること。
ジャニーズ事務所は典型的な同族経営である。ジャニー喜多川氏、メアリー氏がまだ現役のころでも、藤島ジュリーK氏は次期トップとして、それなりのポジションだったはずである。

しかも、ジャニー喜多川氏の性的被害は裁判になっており、2002年5月に東京高等裁判所から判決が出ている。同族経営で血縁関係があり、それなりのポジションにいた藤島ジュリーK氏が知らない訳がない。むしろ知らないというの不自然である。

しかし「知らなかった、ふたりが独断で行っていた」と、言い切ったのである。

まさに、「死人に口なし」である。ジャニー喜多川氏がまだ生存していたら・・・本人の記者会見は免れない。メアリー氏が生存していても、今とは全く違う展開になったのではないか？少なくとも、上のような言い訳は効かない。

これが、ジャニーズ事務所のやり方である。ジャニー喜多川氏、メアリー氏が既に死去しているというのが、ジャニーズ事務所にとって味方になった（便乗しただけ？）格好であるが完璧な守りである。しかし、完璧すぎるが上、一部から反感を招いている。

ここで、企業の炎上とその後の対応と言う面で他の色々な例をみてみたい。

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記憶に新しいのはスープストックの離乳食の無料提供が発端の炎上である。これはスープストックのスキャンダルや不正ではない。一部のユーザが起こした炎上である。

これに対するスープストックの対応が素晴らしい。100点中、100点満点である。おそらく、スープストックも炎上していることはわかっていたはずだ。しかし、炎上して、すぐには反応しなかった。炎上がピークを過ぎた頃、この発表である。

この、ピン！と一本筋の通った企業の姿勢。これだ、これなんだ。

このスープストックの炎上はスープストックには一切非がない。だからだろう？と思われるかも知れないが、今どきは、対応を一歩、間違えると火の粉が一気に方向を変えて企業側に向かってくる危険性がある。

そう言った意味でも、企業側に非がなくても慎重に対応しなければならない。今回のスープストックの対応はパーフェクトである。

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一方、残念な対応なのがこちら。

老舗の温泉と言われながら、明らかに衛生管理を怠っていた。しかも意図して。この件に対する社長の会見が最低レベル。なんでも、正直に喋ればいいってもんじゃない。更に、火に油を注ぐ結果となってしまった。

しかも更に残念なことに、この炎上が原因でこの社長は自殺してしまった。おそらく、こういった炎上対策もなにもしておらず、マスコミ対応も不慣れだったのだろう。身から出た錆とは言え、本人を自殺までに追い込んでしまったのは非常に残念な事件である。

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更に、最近のニュースでは何やら歌舞伎界が不穏な煙を上げている。

歌舞伎界と言えば、市川海老蔵氏の灰皿テキーラ事件、香川照之氏のセクハラ事件とかもあるが、「これも芸の肥やし」とは言えない、一線を超えてしまって炎上している。

市川猿之助氏は自殺を図ったと見られているが、一体、そこに何があったのか・・・そこになにか暗い闇が存在しているのか・・・解明が待たれる。

上の記事にもあるように、JKTとは・・・

らしい。既に、ジャニーズ、歌舞伎界の暗い闇はここでも書いたが、この後控えているとしたら、宝塚。

まだ出てきていない宝塚にはどんな暗い闇があるのだろうか？宝塚にも熱烈なファンがいるからなー。ジャニーズみたいに「そんなことはどうでもいいから、我々の夢を壊すな」って言ってくる人がいるんだろうか？