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決算短信を読んでみた

カエル男です。

決算短信、読んだことありますか?
私はほとんど無いです。他の会社のはもちろん、自分の会社のではえ、まともに目を通したこと無かったです。

そんな私に、23年度の決算について30分で説明せよ、という指示がこざいまして。まぁまぁ忙しい時期に面倒くさいなぁ…と思っちゃいましたが、やるからにはちゃんとやらねば、と決算資料と向き合ってみました。人の時間を奪うの嫌ですからね。

そもそも、決算短信は上場企業に対して決算期末後の45日以内に提出せよと義務付けられてるモノで、ある程度、書式が決まってます。

で、決算短信は結果を端的に書いてあるモノなので、なぜそんな実績になったのか、を細かく説明するために、補足としてプレゼン資料とかレポートが添えられるのだとか。

改めて諸々と目を通して見たのですが、まぁ分かりやすく書いてある訳ですね。難解な言葉や社内用語的な言葉については、巻末に用語集も付いてますし。

株主や投資家に対して、ウチの会社はこんなに頑張ったんですよ!とアピールするためですから、そりゃ分かりやすく書いてある訳です。時間は掛かりますが読めば分かる内容なので、書いてあること以上のことを説明するのもなかなか難しいなと。

そこで、決算短信を見るポイントについて、元経営者に聞いてみました。私の父、実は元経営者なんです。決算を説明する側であった元経営者に聞いてみた方が早いなと思いまして。

元経営者曰く、
✔︎決算資料は読んでも眠くなるだけ
✔︎読むのでなく、何を読み取るかが鍵
✔︎現場レベルまで落とし込めれば決算を身近に感じられる
とのこと。

なるほどですね。
流石に元経営者、言うことが違います。

確かに字面や数字が羅列してる資料なので、読んでいても面白くはないです。確かに眠くなりましたもの。読んでも、こういう実績だったのね、という結果が分かるだけですし。

そこに、自分の気になっていることを念頭に置いて、決算短信を読み直してみたんです。今回の場合で言うと、営業利益率。

私、色々な会社の営業利益率をみるの好きなんですよ。売上高に占める営業利益の割合、業種によっても全然違いますし、会社によっても違います。

・なぜ会社の営業利益率は高いの?
・それは業界全体に当てはまるの?
・その会社固有の事情なの?
みたいになぜなぜを繰り返してみると、結構面白いんですよ。

そんな観点で自社の決算短信を見てたら、事業別の営業利益率の違いを確認できたり、国内/海外の営業利益率でも違いが見えてきたりしました。

それらから、より決算を身近に感じてもらえる様、現場に落とし込めるストーリーを検討して説明資料が完成しました。昨日無事に説明も終え、面白かった!というお声を頂いたところです。

決算短信は、そのまま読むのでなく、興味関心があることを切り口に、その裏付けとして見てみると良さそうです。

経営者や財務担当者でしたら見てて当たり前ですが、他の職種についていて、あまり決算短信を見ないよーという方、年に1回くらいは、決算短信を読んでみるのも、面白いかもしれません。

では。

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