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ただのひとりごと

なぜ人を殺してはいけないのだろうか。

この問いに対する答えを正確に述べることができる人は少数であろう。

法律で人を殺してはいけないと決まっているから。では、法律は一体誰が定めたのか。不正でズブズブの真っ黒な政治家達が決めた法律が果たして本当に全て正しいといえるのだろうか。

規範意識的に人は殺してはいけないから。みんなが人を殺してはいけない。自分の周りの大切な人が殺されたら非常に悲しく残酷だから人は殺さない。でも、世間では電車の中で刃物を振り回し、全く知らない赤の他人を切りつけ、一言、「殺したくなった。」と規範意識のルールブックを無視する人もいる。


毎日、事件や災害、コロナの悲惨なニュースが報道されているが、私たちはどこまで感情移入することができているだろうか。九州の方で水害で被災された方の報道を見て、ひどい、大変だ、どうにかしてあげたいと思っても、次の瞬間には昼ご飯はどこで食べようか、何を食べようか。今日は何をしなければならないのかと考えている。すぐに、被災された方へ義援金を送ったり、ボランティアに行く人は希である。

私たちは非情であり、偽善ではないか。

事件に巻き込まれたり、自分の家族が被災してはじめて人は自分事となり、なんとか力になりたいと動き出すのではないか。

毎日、生きていれば、自分の力ではどうしようもない事件や災害が襲ってくることもある。なんとも理不尽である。

この世界には勝者と敗者。成功と失敗。善と悪。二項対立が好きな人が多いと思うが、こんなに簡単に答えが出せるほどこの世界は単純ではない。

あいつが嫌い。
けど、理由を述べよと言われると口がフリーズする。

あいつが好き。
何でかわからないけど、一緒にいるとほっとする。楽しい。なんかいい。でも、鬱陶しい時もあるし、ダルい時もある。

そんな全部を含めてその人を好きになれるかどうか。

議論をした時に、どっちかが100%悪い。負け。ということはあり得ないと思う。結局51対49くらいで勝者。意見が通ったり。

どこかで妥協点を見つけ出すというほうが近いのではないだろうか。




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