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バカが読む湾岸ミッドナイト SERIES 1 S30Z SERIES 2 零奈

同じタイトルの記事を書くな!書きます。
あとここまでの主要登場人物の絵を描きました。



こんな感じです

えりこが可愛い。実は湾岸はアニメから入ったんですが、えりこの事情がよくわからなかったんですよね。漫画版読んでから「マジかよーー」といい意味で驚かされました。今後もこういうジメッとした関係性の話が続く。
どれだけ目を背けようが、人生って、そういうモンだろ───

えりことお話ししたアキオはえりこを同乗させると言います。湾岸ってガチの対決にも(決闘というより競い合いというより、湾岸の走りは車の性能や技術や魂のぶつけ合いのニュアンスなのでこの言い方はあまり湾岸に相応しくないのですが便宜上対決と言います)わりと同乗者(この言い方で合ってます?)がいるんですよね…そこにまた味があるんですよ。どう味があるのかですって!?読むんだよ!湾岸を!(そもそもこの記事あなたが読まないとネタバレになってしまうし…読んで…)

ブラックバードはZとかち合う際にえりこを連れてきます。色々理由はあると思うんですが、彼は今のZのドライバーであるアキオからなんとなく感じる故・朝倉晶夫の面影を振り払いたいのかな。(後々分かってくるのですが実は彼は誰よりもZに魅入られているのでどうしてもZを追っかけてしまう…というのが理由としてデカいかもしれません)えりこに関しても、兄への未練を断ち切らせてあげたいという気持ちがあるのかもしれません。しかしえりこはアキオと同乗する約束をしていたのでアキオのZに乗ってしまう…ここだけ見ると女の取り合いか!?と思わんでもないですが車で競い合うことで女を巡って男達が争うとかそういう要素は全くないので安心してください(関係がドロドロでもわりとあっさりそして爽やかに描けてしまうのがみちはるのすごいところ)

アキオ「誰が言ったんだ?このZが悪魔だなんて…」
えりこ「この車は裏切るわ 兄貴があんなに大事にしていたのに…」
アキオ「違う コイツのせいじゃない 過去はどおあれ 今は俺のマシンだ Z──」
裏切らない 信じてる ヤツが死んだのはお前のせいじゃない… …そうだろ?Z……

事故ります。

しかし「気分がいい」「Zじゃなくて俺のミス」「Zは裏切らなかった」と確信的な口調で言い放つアキオ。表情からして、納得しきれないながらも島達也も何か同じ感覚でいるんでしょうか。もうこの時点でハイコンテクストなんですよ。なんだよ事故ってるのにお前ら。笑うなっ イカれてるのか!?
正直、初見では「コイツら何を感じているんだよ…」となりますが、読んでいるうちにわかりますよ。あなたにもこの感覚が…
(ハイコンテクストとは言語外の情報を共通に認識し合っているみたいな意味です。誤用しているかもしれませんがあまり気にしないで第六感でなんとなく理解してください。湾岸もそういう作品なので)作中でわかりやすくハイコンテクストさを明確に言葉にしているシーンをひとつあげるとすれば、アキオがレイナに「同じ水域に住んでるよね、俺たち」というシーンがあるんですが…狂ってると一笑に伏すこともできますが、この漫画の「狂気」がどれだけ価値のあるものかは後々わかってくると思います。ただ読んでください。ちなみに初見で私は笑いながら読んでました


全ての始まり──…!(普通に心配なので病院で怪我とかないか調べてもらってください)

事故ってからどう落ち着いたのかわかりませんがこの流れで新ヒロイン、レイナ(19歳でアキオのひとつ上)が登場します。正直な話、レイナ、めちゃくちゃ好きです。「こういう子いるよねー」って感じで、お茶目な可愛い子です。チューナーのおじさんたちとの付き合いかたもめちゃくちゃに上手いです。(えりこはチューナーのこと怖がりそうだ…)たまにモデルの仕事をサボったり有名人らしからぬ態度を取って周りを困らせます。彼女はモデル業でうまくいっているし、彼女なりに仕事を気に入って打ち込んでいるのですが、色々と思うところがあるようで焦りを感じています。その感情を走りにぶつけて発散している…というよりは、『走りの先に何があるのか知りたい』みたいな感じです。この欲求はZ友に大体共通しているように思います。車種は確かR32。途中でもっとパワーのある車に乗り換えるのかな?とも思ったんですが最後まで32に乗ってました。そういうところも好きだ…
ある日レイナがいつも通り高速をかっ飛ばしていると謎の車に抜かれます。Zです。なんか知りませんけどZのスペックだとR32は抜けないみたいなんですが(ちょっとよくわかりません。馬力?とかですか?(←バカ))、それを機にレイナは悪魔のZに執着し始めます。こうしてZ友が集まっていくんだね。

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