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シン・鬼十則 ~ワーカーホリック? HAHA, またまたご冗談を~

鬼十則と掛けて24時間戦えますか?と解く。その心はどっちもmade in Dentsu. 

もっとも、「24時間戦えますか?」が流行語大賞に輝くバブル全盛期を駆け抜けた先輩諸兄、そんなに仕事が好きだったのだろうか?新人の頃にお仕えした部長は、しかし、昼下がりには大体毎日所在不明、行方不明だった。

電通人のその実がワーカーホリックでなければなんなのか?と問われれば、私はこう思う。
『アドレナリンジャンキー』でした、と。

競合コンペで他店を圧倒する爽快感。自らの夢想構想が現実となる全能感。見渡す限り火の海のイベントを仲間と捌き切る充実感。
俺/私にしか出来ないと思わせてくれるコトを成し遂げる。その達成感たるや、病みつきだった。そのためだったら寝食なんて思い出す方が難しかった。

鬼十則は24時間働けなどと1mmも述べない。そんな糞みたいな事言うわけがない。その、今、お前がやっている、その仕事、その作業、それは、お前に夢を見させてくれるのか?お前をどこかへ連れて行ってくれるのか?もしそうなら、殺されても放すなよ、と。


あの会社の昔の偉い人がよく言っていた。下らない仕事はするな。つまらない仕事は知らず知らずのうちに己をつまらない人間にする。クソくだらない仕事ばかりの会社は糞になる。そんな会社ばかりだと国が腐る。

その人は1軒目の居酒屋では酒を呑まなかった。2軒目のオーセンティックバーで年季の入ったマッカランを呷ってよく言った。
「仕事も酒も同じだ。泥水みたいな酒呑んで大人になった気になるな。クソ下らない作業に時間かけて仕事した気になるな。」

Ah? 仕事を選り好みする奴に仕事は任せられない?任されない?
non non, 全く問題ない。仕事は与えられるモノではなく、自ら創るものだ。Fuck off your bullshit jobs!


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