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おい、【JOKER】、やばそうだぞ【注意⚠️筆者はまだ未視聴⚠️微妙にネタバレ注意】#ジョーカー #バットマン #アメコミ

まだ観ていないが、確実にやばい映画だというのが
ひしひしと伝わってくる。

連日「New York Times」でも報道されており、その「社会問題」へのテーマが
物議をかもしまくってる。

もともとは、アメコミのキャラですよ???

アメコミという「娯楽」だけかに思われてたジャンルに

「社会問題」を投影する。

政治的・人種的な問題にばんばん取り組む。

これは何もJOKERがはじめではなく、

アイアンマンから始まった

MCU(Marvel Cinematic Universe)や、

「ズートピア」などに代表されるディズニー作品が

真っ向から取り組んできたテーマです。

この「社会問題」と「映画」については、後程詳しく説明します。

さて、NYTの話に戻ります。

マスメディアでも連日取り上げられるような問題作、

JOKER。

私は、以下の記事を読んで

「は????最高やん????これは見なくちゃアカン!!!学校にはいかんでええ!!!(某Y少年)」

と思い立ち、今日(10月11日)の通学途中、

めちゃくちゃばちくそエクストローディナリーに、

この映画を観るのを楽しみにしながら文章を書いています。

※追記

雨がひどいし、台風近づいてて自分の身を守りたいので、11日に観るのは見送りました!!!!サスペンデド

ごめんねJOKER!!!HAHAHAHAHAHAHAHA~

台風落ち着いたら観に行って、感想書きます。

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【New York Timesの記事】

私が【JOKER観よう!!】と決心するに至った記事があります。

実は前々からTwitterなどでジョーカーの予告を見てて、

【おーおもしろそー】でも、

【バッドマンでないんでしょ?あんまりな~】

という程度にしか思ってませんでした。

ですが、

以下の記事で衝撃。

衝撃をうけました。

衝撃。

三回言いました。

‘Joker’ Opens Strong at Box Office, Despite Controversy

https://www.nytimes.com/2019/10/06/movies/joker-box-office.html

公開前から【物議】をかもしていたJOKERだが、

興行収入は好スタートを切った、ということを伝える記事。

【物議をかもしていた】というのは、

この記事を読んではじめて気づきました。

というのも、JOKERへの批判は、

過去に上映されたバットマンシリーズの映画

【The Dark Night Rises】の上映中に発生した銃撃事件

が背景としてあるからです。

その分かりやすい例として、

事件の遺族や友人が【バットマンの悪役】である

【JOKER】を主人公とした映画に対し、

それはひどいことじゃないか、残虐性の正当化じゃないか

と、配給会社ワーナーブロスに抗議のメッセージを送っています。

本記事でも、この部分のいきさつについて述べられています。

本文より引用

But as the release date for “Joker” inched closer, criticism intensified. Undergirding it was the memory of the 2012 shooting in Aurora, Colo., which occurred during a midnight showing of the Warner Bros. superhero movie “The Dark Knight Rises,” also based on characters from DC Comics. Last month, relatives and friends of those killed in that shooting sent a letter to Warner Bros. expressing disquiet over “Joker.”

ざっと要約。

ジョーカーの公開日が近づくにつれて、

【ジョーカー】への批判が高まってきた。

ダークナイトライゼズの上映中に起きた銃撃事件の記憶。

これが呼び起こされたためである。

先月、事件の遺族と友人らは、

ワーナーブロスに対し、

【JOKER】への不快感を示す手紙を送った。

“When we learned that Warner Bros. was releasing a movie called ‘Joker’ that presents the character as a protagonist with a sympathetic origin story, it gave us pause,” the letter said.

【遺族側のメッセージ】

ワーナーブロスが「ジョーカー」という映画を公開する、

しかも、その内容は、敵役の悲劇的なオリジンストーリー

というものだそう。

この事実を知ったとき、私達はかなり戸惑いました。

In its own statement, Warner Bros. wrote that “it is not the intention of the film, the filmmakers or the studio to hold this character up as a hero.”

【ワーナーブロスの声明】

この映画は、ジョーカーの残虐さを正当化する

という意図を持った作品ではありません。

引用終了

はい、引用したところからも分かるように

公開前からかなり物議をかもしている

そんな恐ろしい映画が、【JOKER】。

他にも

殺人シーンで大爆笑して拍手する観客

が出たり

ニューヨーク市警が、上映館を警備する

といったこともあり、

現実でもゴッサムシティみたいなことになってます。

前おもしろいツイートを見かけました。

【ジョーカーの映画】を全世界で上映する。これってそもそも【一番JOKER】がやりそうなことじゃん。

笑った。

やばいじゃん世界。

ジョーカーに翻弄されてるじゃん

バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン、たすけて!!!

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【ジャンル映画と社会問題】

ジャンル映画= 

【ホラー】【アメコミ】【サスペンス】【ファミリー】映画

などに、政治問題、人種差別問題、格差問題などの

【社会問題】を盛り込む。というのが、最近のトレンドだそうです。

ホラー映画【アス】から社会問題を見抜く、秀逸な記事があります。

この記事にて、【社会問題とジャンル映画】の関係性が

ものすごくわかりやすく、まとめられています。

『アス』はアメリカ社会の暗部を映し出す 
黒沢清に重なるジョーダン・ピールの作家性

https://realsound.jp/movie/2019/09/post-421621.html

【アス】は、自分たちとそっくりな

【もうひとつの家族】に襲われるというホラー映画です。

ただし、著者によると、ただ単に【こわい】だけでは済まず、

もっともっと深い、

【社会の問題】に対するメッセージも込められているそう。

【ホラー映画】というジャンルと、

【社会問題】をうまく融合させる。

これが、最近の映画にみられる傾向みたいです。

人種問題を動物に置き換えた【ズートピア】、

敵がイスラム系過激派の【アイアンマン】、

そして、【ジョーカー】など。

これらも全て【社会問題とジャンル映画】

を組み合わせた例だといえそう。

 2時間の映画として成立させることができているのは、ただの恐怖や違和感を観客に与えるだけでなく、ホラーというジャンルを通して“いま”の世界を映し出しているからです。ウィルソン一家は衣食住、どれをとっても裕福な生活を送っていることが冒頭から垣間見えます。一方、彼らの知らないところで、「そっくりな存在=テザード」たちは、まったく同じ容姿をしているにも関わらず、劣悪な環境で生活してきたことが明かされます。ウィルソン一家は決して悪人ではありません。しかし、知らず知らずのうちに、豊かさの代償を誰かに担わせていたんではないかと、テザードたちの存在が突きつけてくるんです。それは、現実世界で現在進行系で起きている、貧富の格差や人種差別を実感している私たち観客にとっても他人事ではありません。だからこそ、テザードたちの恐怖を、より実態を持って感じるんです

【他人事ではない】というのも、

大きなポイント。

映画はフィクションですが、

フィクションとは思えなくなってしまう。

【こういうこともありえるかも・・・】と、

【現実】にも影響を与えてくる。

【ジョーカー】も、

【自分もジョーカーみたいになりそう】
【ジョーカーが現実にもいそう・・・】

と思ってしまうくらい切迫したものを私達観客に突きつけてくる。

そんな、すごい映画だとおもいます。

あの、ちなみに、私まだ観てないです・・・【おい】

これが、【ジャンル映画を通して訴える社会問題】の面白いところだと思う。エンタメ性もあって、楽しく観れる、
かつ、ふかーいふかい問題にも意識が向く。最高ですね。

また、本記事にも【ジョーカー】についての鋭い言及があります。

 先日、ホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』を観ていても感じたのですが、アメリカの社会を映し出す作品が、アメコミ映画や、本作のようなホラー映画といったジャンル映画から今は生まれているのが非常に面白いなと思います。90年代まではオリバー・ストーン監督を筆頭に、実際の事件などを題材としたザ・社会派映画が多数ありました。でも、現在は少なくなってしまい、かつてのように論争を巻き起こすこともありません。もはや実際にあったことを題材にするだけでは、観客も刺激を受けなくなってしまったのかもしれません。一方、ジャンル映画も楽しいだけ、怖いだけでは受け入れられなくなっているのだと思います。だから、キャラクターだけを利用したとも言える『13日の金曜日』『エルム街の悪夢』のリメイク作はまったくヒットしませんでした。

【ジョーカー】はもともと、

【バットマン】の敵にすぎないキャラクターでした。

そんな悪役が、

主役にまで昇格し、

現実のニューヨーク市警まで動かしてしまう。

凄まじいです。

凄まじい【社会】への影響力。

もう、マジでジョーカー出てくるんじゃないだろうか。

もうこわいよ!!!

グリーンランタン、デッドプール、アクアマン、たすけて!!!

【アメコミ映画】というジャンルも、

もはや社会とは切り離せなくなってきた。

例えば、マーベルコミックスが原作の映画【ブラックパンサー】も、

公開された当時はかなりの反響を得ました。

【ブラックパンサー】は【黒人のヒーロー】なのですが、

黒人がヒーローを演じるという衝撃は、

かなりのものでした。

ブラックパンサーは、【アメコミ映画】ながらも、

変革する時代の象徴となりました。

このように、

アメコミ映画も単なる【フィクション】として片付けられなくなってきている。

フィクションを越えて、

現実の世界にも強い影響を及ぼすようになっているです。

【ジョーカー】も例外的ではない。

ジョーカーが果たして、

どういう社会的意義をもつのか。

それは実際に見てみないとわからないと思う。

色々な意見が出てるけど、

結局は【自分がどう感じたか】、

心の声に従えばいい。

だから美川よ、はやく観に行けって。

やだよ。台風こわいもん。

【自分の直感に従え】というのは、

かのスピルバーグ監督も伝えるところです。

Steven Spielberg: Listen to Your Intuition

“At first, the internal voice I needed to listen to was hardly audible and it was hardly noticeable, kind of like me in high school. Then I started paying more attention, and my intuition kicked in. I want to be clear that your intuition is different from your conscience. They work in tandem, but here’s the distinction. Your conscience shouts “Here’s what you should do,” while your intuition whispers, “Here’s what you could do.” Listen to that voice that tells you what you could do. Nothing will define your character more than that.”
https://www.goalcast.com/2017/05/25/steven-spielberg-listen-to-your-intuition/

要約・・・お前の中の【直感】に従おうぜ!!!
直感が一番自分のことをよきわかってくれている!!!

【まとめ】

【ジャンル映画】はもはや、
フィクションの領域だけにとどまらない。


フィクションといえど、
我々の現実に【問いかけ】をしてくる。
もはや、ただ笑って見られるような、
娯楽だけの存在ではない。


そういった意味で、
【現実】を映し出すような【ジョーカー】は問題作であり、
かなーーーりやばい作品。

【未視聴】の人間が、
ここまで書いてしまうというのも恐ろしい。
恐らく、これもジョーカーの仕業でしょう。
そう、もう【ジョーカー】はそこにいるんだよね。

信じるか信じないかは、あなた次第。

美川

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