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【英語学】を専攻してるから【英語】が得意、ですって???とんでもない!!! #英語 #英語好きと繋がりたい

こんばんわ。毎回Noteを日付変わるギリギリに書いてしまうので、たまには昼間に書いてみようと試みている美川です。昼間はねむい。昼は寝る時間やろ!みんなどうしてあんなにアクティブに動けるんだろう。ぼくはねたいよ。ああ、まぶたが眠いよ。(group_inou HEARTのPVより)

【本題】

①特定分野を研究してるからといって、それにまつわるスキルが高いとは限らないぞ!!

これは私が声を大にして言いたい。私の専攻は【英語学】です。英語学とは、英語を【言語】として研究していく分野です。具体的にいうと、音声をどう発音するか、文法の構造を解析すると、どんなことがわかるか、文章の意味と、それが実際使われる状況はどのようなものか、など、とにかく【英語を使う】という行動にまつわるものを研究していくのが英語学。面白いものもあり、ミュージシャンの歌詞を【詩】とみて、韻の踏み方を分析していく、なんて研究もあります。他にも、英語のFUCKやSWINEなど、スラングがどのように成り立っていったのかを研究するものもあります。

個人的にやってみたいのが、「エミネムのラップ」を分析する、というもの。エミネムは打楽器のように韻を踏んでいるのですが、その韻の踏み方が、どの音を意識するか、によって変わる。そうした華麗な韻を踏みつつ、文法も完璧だし、意味の繋がりもちゃんとしてる。アメコミ用語もたくさん出てきてとにかくサイコー😍💓💓なラッパーです。

エミネム談義から話を戻します。語りすぎました。

「法律」を専攻してるからって、「弁護士」になるか?
「農業」を専攻してるからって、「農家」になるか?
「文学」を専攻してるからって、「作家」になるか?

文学を研究するのと、書く、これは全く違うこと。分析するのは、他人が文章を書いたあとにすること。0から何かを生み出す「作家」のやることと180度違うことをやってるわけです。同じく、

「英語学」を専攻してるからといって、「英会話能力全般」が優れているわけでもないし、「グローバルな人間」なのかどうかは分からない。関係ない。

実際、私も英語に日々触れてますが、「英語で話す」「英語でいいたいことを伝える」という能力は、一般人並みだとおもいます。下手したら一般人より下手かも。逆に、「読む」「書く」という能力は、人並み以上だと自負してます。そもそも、英語だけで書かれてる専門書読まないと、レポートかけないし、レポートもほぼ全部英語なのでw

「英語」を専攻してるからといって、英語がバリバリできるというのは、必ずしも正しいわけではない。ハッキリ言わせてもらおう。それはとんでもない勘違いですわ。

私は、研究するものが何であれ、研究するという「プロセス」「過程」が大切だと思っています。

例えば、大学で課されるレポート課題。

◯◯が◯◯という形になった理由を述べよ
以下の◯◯を◯◯的に分析せよ

といった、明確な答えのない問題が課されます。

わからない!!でもなんとかするしかない。
そういうわけで、学生のほうは「資料収集」「同級生と相談」「授業をよく聞く」「教授に質問」など色々やり、情報を集めます。

大量の情報を要約し、論理的に構築したものが「レポート」。いうなれば「最終成果物」。これを作るために、学期末はパソコンに打ち込むなり、図書館に入り浸ったりします。

「研究する内容」そのものでなく、「研究」するという過程、プロセスのほうが大事。

だと思います。多分社会人になっても要求されるスキルだとおもう。

こうした「過程」を何度も経験して、スキルアップしていくわけです。「研究する」というプロセスは、他にも転用できます。上司を納得させる書類作り、プレゼンなど。何か、目標を達成するための「ブツ」を造るときのプロセスを学べる、というのが、「研究」のいいところだとおもいます。

あくまで「研究対象」は研究対象!!!両者を切り離して考えよう。「深淵」について考えてるからといって、自ら「深淵」に足を突っ込むアホはいない。

次の主張。

②「研究する」ことは別に全然難しくないぞ!!小学生の自由研究レベル!!!やってることはあの頃と変わらない。

「英語を専攻してます」というと、「難しそう~」という反応をいただく。

何を言ってるんだ。全然難しくないぞ。

運動が苦手な自分にとっては、体を動かさないでできる。これだけでもう全てが万々歳ですわ。頭と手、そして口さえ動かせれば、「研究」ができる。そうおもえば、らくだとは思いませんか。わざわざ地獄みたいなシャトルランをしないで、大卒の資格も貰えるし、人脈もコネも楽しい経験もできる。ああお得。お得なところですよ、大学というのは。

「研究」といっても、小学生とやってることは変わらないです。

「調査」→(実験)→まとめ

誰しもやったことはあるでしょう。10円磨いたり、自由研究キット買ったり。

私がいまやってるのもおんなじ。ひたすら調べ、調べ、調べに調べてA4サイズにまとめる。これのどこが難しいというのか。

「やってる内容」が難しく感じるから、「難しい」と感じてしまうのでしょうか。

ニーチェサルトルフロイトフーコーうんぬんちゃら憲法憲法判例ヒューリスティックミラーリングうなんああんちゃらかんちゃら。

「難解な言葉」にとらわれてるから、「学問って難しい」と感じる。いやいや、まだ決断を下すのは早いぞ。中身を覗けば、案外シンプルなものさ。あと、純粋に「やってて楽しい」から。楽しくない学問、楽しくない研究なんてやってられんわ。

僕は「英語」と結婚してますので、英語を研究するのは楽しくてしょうがないです。

【結論】

「専攻」と【能力】は全く違うし、関連はないです。勘違いをバッサリ捨てて下さい。私も「英語」を専攻してますが、英会話をスムーズにできるというわけではないです。逆に全然だめですよ。
大事なのは、「プロセス」。ノウハウさえあればどこでもやっていけるので、貴重な財産です。あと、「学問は楽しい」というのを念頭に置いて、大学生と接してあげて下さい。

美川

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