老人にも苦悩することがある
将来のない老人は愚痴や不満は口にするけれども、苦悩を口にしないものである。
「悩む」のは「将来」ある若い人でなければいけない。
ところが、
私は年甲斐もなく苦悩している。
3月最後の日曜日、
5時に目が覚め、
少しまどろみ、
食事と洗顔を済ませて、
着替え、
7時前にパソコン前に来た。
明日から仕事が始まる。
72歳のICT支援員には希望より不安が大きい。
2週間の春休みで、すっかり自信がなくなった。
今の気持ちを若い人に知ってもらおう。
タブレットに関する質問と保守点検
アプリに関する質問
教材作成の依頼
これらの仕事は大丈夫なのだが、
年度更新作業を考えると鼓動が速まります。
MEXCBT
デジタル教科書
各種アカウント
各種名簿の作成と登録
間違えた場合の迷惑は計り知れない。
性格が早とちりなので、完璧を求められる仕事は苦手です。
年度始めの重要な仕事ができなかった場合、自尊心を傷つける。
「もう、仕事では役に立たない」
確かに、人間に失敗はつきものであり、失敗の積み重ねが成功へ繋がる。
しかし、老人には「将来」や「希望」という言葉が思い浮かばない。
やり直しのできない追い詰められた状態しか頭に浮かばないのが老人です。
辛ければ、いつ辞めてもいいと考えている。
仕事がなくても、休日に作文を書いたり動画を作ってきた。
仕事がないのは春休みや夏休みと似ている。
長期休業になっても作文や動画作りはするが、時間は余る。
若い時は、パチンコや麻雀、ヨット、プログラミングだった。
何より教員の仕事があった。
毎日10km走った。
痛風以外の病気はないけれども、最近は2km歩けば腰が痛くなる。
だから、散歩やランニングで暇は潰せない。
何もせずにいる状態は息苦しい。
最近、大谷翔平のファンになったが、今は虚しい。
何もしない状況が苦しくて仕方がない。
何もせず、寝て暮らす状態が怖くて仕方がない。
ボランティア活動には、まだ、興味がもてない。
とにかく、少しでも夢中になれる仕事ができればいい。
折角、見つけたICT支援員の仕事がなくなるかもしれない恐怖を味わっています。
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