鈴木 郁子(Ikuko Suzuki)

195modèle代表 / デザイナー。学校法人東京モード学園卒業後、デザイナーとして…

鈴木 郁子(Ikuko Suzuki)

195modèle代表 / デザイナー。学校法人東京モード学園卒業後、デザイナーとして株式会社東京スタイル入社。2年間のパリ遊学の後、母校の東京モード学園にて19年間教鞭をとる。2013年195modèle設立。東京と広島を拠点に活動。https://195modele.com/

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  • Vivre Ma Vie

    日々の思いや気づきを綴ったエッセイです。

  • 連載「私と女優と人生と」

    • 29本

    女優の姿を通して、「ホンモノの大人とは?真の女性の美しさとは?」をお伝えしていきます。

  • 連載「いい映画には理由がある」

    • 17本

最近の記事

人生は動いている

一度ここに記しておかないと、 ずっと頭の片隅に居座る言葉がある。 今日のそれは、 『人生には正解はない。選択があるだけ。自分の選択を正解にするために、これからの自分がある。』 どの分野にも 正解はないのかもしれない。 数学にだって、礼儀にだって。 選択する時の心の在り方が重要で、 その時の自分を受け入れながら、 自分の判断力を更新しながら、 今日も時が過ぎてゆく。

    • ひだりも使おう

      今年の誕生日で60になるのですが、ふと思う。 やりたい事を優先していれば『急いでやる事は何もない』と。 “効率よく”はずっと前から思考に無かったけれど、 上手くやる、も 短期間にやる、も スムーズにやる、も あまり必要がない。 それよりも、 好奇心に満ちていて、 やっている事が楽しくて、 毎日会える人が大好きだという事。 心身ともに健やかで、 目の前の事に柔軟になれて、 もっといいものにしたいと願う。 100の時までそんな風に。 ならば、 私は右利きなのだが、

      • 移動が好き

        本当は旅が好き、と 書きたいのですが アトリエでの制作が一番の 楽しみごとであるので、 今は旅を優先にはしていません。 しかしきっと、 毎日違う場所に居たい、 という欲求は、 かなりの強さで 自分の中にあると思います。 だから、 二拠点生活である現在の ひと月二回から四回の移動日は 相当気分があがります。 新幹線か、鈍行列車か、 飛行機か、バスか。 違うことによって、 周囲の人も違うし、 揺れの感じや、景色や音の違い、 自分の中の押されるスイッチの 違いによって、 感じ

        • ウソについて・記憶

           子供の頃、 初めての社会生活を知った 幼稚園の頃、 私は常に嘘をついていた。 周りの園児と話す自分のこと 家のこと 昨日のこと、 頭に浮かぶ“こうだったらいいな”を全部 ほんとうのことのように。 とても簡単に 信じてもらえていい気分になるので、 家だとママには叱られるけれど、 外ではこんなに楽なのか❗️と。 しかしそのうち、 この人に言ったこと あの人に言ったこと 全て覚えていないといけないことに気づき 全ての力を ウソの記憶に費やさなくてはいけなくなり こん

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          6本

        記事

          眼は心と知識でみえている ジュリー・アンドリュースの眼

          真実のみえる眼がほしい、これは二十歳ごろの私がよく口にしていた言葉。今でもその時の心の感覚や体温を、鮮明に覚えている。親元を離れて自立しようとしていた頃だ。   なぜそんな事を思い出したのか、それは『偉大なワンドゥードル 最後の一匹』(1974年ジュリー・アンドリュース著)の翻訳を読んだからだ。忘れもしない女優ジュリー・アンドリュース主演『メリー・ポピンズ』(1964年ビル・ウォルシュ監督)は、私が映画館で観た初めての映画だ。途中、アニメと実写が合成されて、子供時分には夢のよ

          眼は心と知識でみえている ジュリー・アンドリュースの眼

          今年もいいものに出会いたい

          今東京にいます。 甥っ子の卒業式やいろいろあるのですが、ひとつの目玉は観劇でした。 昨年のある時期、 チケット争奪戦に参戦し (初心者だったからの、たぶん)、 数度のチャレンジの後、 (途中諦めようとしましたが)手にしたのでした。 ある日見た魅力感じるポスターに興味を持っていたところに、友人からも行きたいとの声があって、 そうだよな こんな感じで行動や新しい経験が繋がるのだなって。 痺れる舞台でした。 気になったら 行動しよう。 そして、 新しい良いものにたくさん出

          今年もいいものに出会いたい

          過ちて改めざる これを過ちという

           ふと耳にしてずっと心に残った今週の言葉。 「過ちて改めざる、これを過ちという。」 その通りだ。 明日も命が続くのは、 昨日までの過ちを改めるため。新たな経験をして、思考を更新するため。 世の中が変わっていくと感じる今。己の思考もリフレッシュする時。毎年歳を重ねているから、より肝に銘じたい。

          過ちて改めざる これを過ちという

          答えより問い

           人生の後半になってくると 答えを如何にスムーズに出そうとしそうになる(時もある)けれど、 幾つであっても 答えより「問い」を どこに設定するのかが大事 だと思う。 自戒の念を込めて。

          改めて、毎日を思いっきり、大事に

           今まで生きてきて 何かを躊躇したり やりたくてもやらなかったり、は そんなに無いと思うのだが 今から 今年から 今度の春からは 「今だ」と思ったら 「これだ」と思ったら カッコつけずに 心配せずに いろいろ思わずに 行動しよう、と思う。 そんな春を待つ雨の日。

          改めて、毎日を思いっきり、大事に

          気温の変化で

           今日は少しだけ暖かい。 この後幾度か寒さもあるだろうけれど、 春に向かっている気がする。 環境は、天候は、気温はどうであれ やりたい事をやるのだ、と 意気込む気持ちもあるけれど どうしても身体が動かない時もある。 少しでも暖かいと 服作りの動きがいい。 気分も身体も周囲も 小さな声も聞きながら、 気分の具現化ができますように。

          背中の決心

           お正月も少し過ぎた頃、 関東の日帰り温泉施設でぼんやりお湯に浸かっていた。 珍しく若い方がほとんどの時間で、ふと ある事に気がついた。 若さのある身体の背中は、 曲線だという事。 前から見て 腰がくびれているとか 全体的に大きいとか細身だとかに関係なく、 背中が腰に向かってすっと カーブしていて美しい。 いつも温泉でお見かけする 私と同じくらいの方々は 体型にかかわらず、 背中がまっすぐ。 さて我が身はどうかと確認したくなるが、 なかなか自然の自分の背中を確認

          しなやかな強さ

          2014年に195アトリエを開いてから、 今年で10年。それが自分の60歳の年と重なる、 というのが待ちに待った感がすごくて、 本当の誕生日までにはまだ数か月あるのだが、 新年からもうなった気分。 誕生日には61歳になっているのでは、と 思うほど。 2024年になってからさらに、 この10年でまとめてきたこと、の 『まとめ』をはじめて、 キーワード、 色、 イメージ画像、 ライン、など もう一度まとめて区切ってみたりしている自分がいる。 そこで気づいたキーワードは、

          新しい価値観をさがして

          またもや大きな自然災害。 自然災害を超えて、 いろいろな事を考えさせる。 思い出してみると、 (こんなことまでも、 日々には忘れてしまうのだ) 私が仕事を辞めて 「なにか違う価値に向かう時間をもちたい」と 感じて実行したのも、 3-11そのさなか。 いままで信じていた価値観の外に 放り出されたような感覚、 そしてそれを受け止めなければ、 正式に生きていないような感覚、 受け止めるも受け止めないも 受け止めてしまった、という 感覚。 そんなものを改めて、 考える。 考えるという

          新しい価値観をさがして

          芸術のことは自分に従う

           今、東京に来ています。 広島ではテレビは観ないのですが、こちらでは録画は観ます。 小津安二郎監督の番組を観ました。そこで出てきた言葉。有名なフレーズとの事ですが、私は初めて目にし、思わずメモしてしまいました。 『なんでもないことは流行に従う 重大なことは道徳に従う 芸術のことは自分に従う』 毎日を芸術の域で 積み重ねたいものです。

          芸術のことは自分に従う

          命の次に大切なものは、みんな違う

           いちばん大切なのは、 それぞれの命。 それも大事だが、 『命の次に大事なものは、みんな違う』を認め合う事は、 本当に大事だと思う。

          命の次に大切なものは、みんな違う

          2024は自分たちで作る

          新年は明けたには明けたのだが、おめでたいという気持ちにはなれないままに数日が過ぎている。 新しい朝を迎えられただけでも有難い、のだろうが 受け取っているだけではいけない、と強く思う今日。 可能な限り視野を広げて、 違う経験の人と繋がって、 未経験の分野にも興味を持っていこう。 明日がもっと良くなるように、 遅すぎる前に、 行動しよう、 2024。

          2024は自分たちで作る