2019車両

57歳のおじさんが50ccの世界最高速233km/hにチャレンジ(2)

57歳のおじさんが50ccエンジンで世界最高速を目指すSuper Minimum Challengeも、8月のエントリーに向けて佳境に入っています。

写真の通り、ほとんど地面に這いつくばったような体制で200キロ以上のスピードで走ろうというのですから尋常ではありません。

まだカウルができていないのですがイメージではこんな感じになります。

画像1

もうこれは、人間魚雷「回転」ですよ。彼の昔、お国のために特攻のために作られたモノを引き合いに出すのは不敬であり、失礼極まりないかもしれません。不快に思われる方がいたら謹んでお詫び申し上げます。

が、まさにそんな感じです。

近兼さん大丈夫かな?

ソルトレークシティの広大な塩の大地を走るといっても、ちゃんと舗装されているわけではないので、ガタガタもするだろうし、チャレンジ当日は結構な台数の車が走っていますから、危なくないとは決して言えません。

体力的にも、40度近い高温の中でのチャレンジと聞いています。私よりも年上の57歳のおじさんにとっては厳しい環境だと思います。

さらに、このマシンには特注のターボエンジンがおごられます。当たり前ですが、ある程度のパワーがないと、いくらうつぶせになって空力をよくしても、200キロ以上は出ないようです。

またご覧になってわかるように、車体のフレームはほとんど横一直線、全く寝ていません。そうなるとサスペンションやらなんやら、ほとんどフラットな形で作られるため、普通のバイクとは全く違った構造になってます。

究極の空力性能、究極の50ccエンジン、究極のフレーム構造、おまけに軽い

それぞれの部品も、ミクロン単位の誤差がないよう、超精細技術によってつくられています。

ここまでやっても最高速度が出るかどうかはその時次第ですが、やらないと絶対不可能です。

こんなことを、近兼さんをはじめとして、有志の日本の中小製造企業が日本が世界に誇る技術と意地にかけてやっています。

クラウドファンディングもあと少しの期間、皆様のご協力をお願いします


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