32年前の今頃、伊豆半島を歩いていた。32年後の今、自転車で、同じ道を走った。

4ヶ月越しのリベンジ

6/25、南伊豆で落車して、肩を骨折。思った以上に重症で、未だ痛みが取れず、可動域も限られている。3週間後に自転車に乗り始めたものの、体力の低下と長距離走ると痛みが増すため、なかなか本格復帰には至っていない。とはいえ、早く南伊豆にもどり、前回行けなかったところに行きたいと思っていた。

坂道が怖い…

サイクリストなら常識だけど、伊豆半島はサイクリングには結構ヘビーな場所。なので、リベンジの今回は蛇石峠を越えることにした。

延々と続く坂道に心折れながら、なんとか峠に到着。でも、ここからが本当にしんどかった。明け方までの雨と先週の台風のせいで道が荒れ、そこここに枝や石ころが落ちていた。路面もかなり濡れていて、落車したときに近い状態。否応なしに緊張が高まる。

蛇石峠の蛇〜さは、下りにあり。道幅狭い上に急カーブの連続。おまけに路面は濡れている。
超ビビリながら、平地より遅い速度でソロソロと下る。それでも、怖い。15分位続いた下り坂。

なんとか、しのいだ。

思い出の地、波勝崎

32年前、嫁と付き合い始めた頃、リュックを背負って西伊豆を歩いた。今回とほぼ同じ時期。
当時大学生だった自分は、サルの研究をしていて、日本中のニホンザル生息地を歩き回っていた。波勝崎はその１つ。あまりよく覚えていないけど。

10年越しの念願

色々あって10年前に家を出て、娘と2人暮らしを始めた。途中、一年くらい戻った時期もあってけど、やはり自分には無理で、再び、家を出た。

とはいえ、まだ子供たちが社会人になるまではお金を入れて、唯一彼女と同居している末っ子の生活を支えてきた。その彼も大学4年。来春、いよいよ社会人になる。9/30、最後の学費を払い終えたタイミングで、離婚を持ち出した。もめるかと思ったら、あっさり同意。拍子抜けしたけど、これが可能だったのは、10年の別居があったからだと思う。

ここで嫁の悪口を言う気はさらさらないので、決断に至る歴史を振り返りはしないが、ようやく開放されて、清々しい気持ち。末っ子が卒業するまで、送金は続けるけどね。親としての義務なので。

はじまりと終わりが同じ伊豆というのも、不思議な縁。そして、遥々訪れた波勝崎の猿苑がまさかの閉園で入れず。

要は、閉園って、こと。

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