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その23 🔰添乗員一年生日記🔰 


私にとって記念すべき
20本目の添乗

フェリーは初めてでワクワクドキドキ

〇〇フェリーターミナルに
夕方集合。

午前中は、他の仕事が入っており、優雅に1人ランチを楽しんだ後、スーツケース転がしてスタンバイ。

フェリーはお客様は
2等船室。カーテンでプライベート空間は
あるけど大部屋

船旅だけは、添乗員の方がグレードが上の部屋。個室与えてもらうんだって。
貴重品とかあるからね。

テレビ、エアコン、洗面台完備。
入港が早いのがたまにキズだが
意外とよく寝れ、快適な移動。

食事は、夕食も朝食もバイキングスタイル。

缶チューハイで晩酌。


ほとんどお世話なし。

朝ごはんはなかなか残念な内容やけど
4:30からなので
贅沢言えないね。

翌朝、フェリーターミナルの1階に着くと
出てすぐバスが。

点呼取る前に勝手にバス乗りこむ方がおったり、なかなか登場しない
家族連れおったり、とバタバタ。

そして極め付けが、急病で
一時離団されるお客様発生。

タクシーの手配、JRの案内、
フェリーの送迎バスなど
短時間で調べて、電話、メールを駆使。
まだスマホ扱える方でよかった。

本隊のお客様にも影響が出ないように
色々考えて苦渋の決断。

急病やから仕方ないよーと優しく私を労ってもらう方もいれば、
観光の時間が減る!さっさと救急車呼べばいいのにと仰る方もいて、
全員に満足してもらうのは難しいと改めて思うが、
いろんな方おるから、全員満足させるのは
至難の業だ。

一つ目の観光は、沈堕の滝。


昭和の水力発電所が不気味な感じで残ってる。

雄滝、雌滝があり、ただの土管から噴出してる水流を雌滝と数人の方に紹介してしまう。
幸い、お客様に本当の雌滝のありかを教えていただき、バスの車内で正直にお詫びすると、地図に書いてたから知ってるよ、
大丈夫とおおらかなお気持ちで受け止めてくださる方多数。

2個目はメインの原尻の滝。水量不足で、少し残念でした。
東洋のナイアガラは、言い過ぎ。

まだ沈堕の雄滝の方が迫力あった。

昼食は瀬の本レストハウス。阿蘇美豚豆乳しゃぶしゃぶ御膳。


私は赤うしハンバーグ定食

定価だと
私の方が高価。
安くていいから、お客様と一緒がよかったー。
検食っていうシステムなんでないのー。

滝ツアーの3番手は、九重夢大吊橋から見る、震動の滝。


動画しかなく、吊り橋からの眺め。

1人バスに残られた方の代わりに入場。沈堕の滝と同じく、雄滝、雌滝がありました。

雄滝と雌滝の間に、とっても小さな滝があって、まるで親子滝。

ここには、吊り橋をかけたいという熱意を持った方々が、反対意見に負けずに夢を叶えたから
夢吊り橋とネーミングされたそう。
素敵。

そして、予定より30分遅れで、新門司港到着。

一時離団されたお客様も無事合流。

ドライバーさんからと会社からのお土産を渡すと大変恐縮されていましたが、せっかくのご旅行の観光全てキャンセルになったので、せめてもの気持ち。

仲のいい老夫婦で、症状が落ち着いてからは、フェリーと鉄道の旅、楽しまれたご様子。

アンケートに過分な労いとお詫びの言葉と、直接お手紙まで下さり、
大変やったけど、一生忘れられない思い出になったかな。

フェリーのお風呂が混んでいたので、展望ソファでお一人様と4人組のお客様としばし談笑。

大変やったねーと労ってもらえる。

1人旅も、楽しそうだし
グループでワイワイも楽しそう

お客様には、コンビニの夕食勧めたけど添乗員は、レストランのバイキング、2日とも無料なので、遠慮なく頂く。 
ま、変わり映えしないけど
晩酌しながら雄大な海を見ながらっていうのが、贅沢な気分。


精算作業とアンケート集計してから寝る。

3日目、
昨日は目覚ましで起床したけど、今朝は3:40に自然に目覚める。もう少し寝たかったけど、諦めて起きる。

全然楽しみじゃない朝ごはんやけど、無料なのでありがたく頂く。

今日がもし平日なら、旅行会社の始業開始に合わせて、このまま精算に行くこともあるらしい。できるといえばできるけど、
入港5:30で、9:30は無駄に時間あるよな。

この日は平日ではない
ので、帰宅。朝日に輝くフェリー。


値段の割に快適って思った。
お客さんで次は行ってみたいな。


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